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非合理こそ、人生のスパイス。

最近、ビジネス書を読んでいると
「合理性」「効率性」「生産性」などの
言葉が目につくようになっている。

僕も会社経営をしている身として
この手のことは常に考えている。

だからこそ、
「果たしてそれだけで良いのだろうか」と
強く感じる。

何事もロジカルに進めれば、
確かに無駄はない。

毎日同じ時間に起床して
日々のタスクを機械的にこなし、
定時に帰宅して一日を終える。

そんな人材はきっと
「真面目で無駄のない優秀な人材」だ。

しかし、その人材がビジネスマンとして
魅力的なのかは、疑問符がつく。


「型に嵌めた日常や仕事のスタイル」は
合理性や効率性、生産性や安心感をもたらす。

それと同時に「新たなヒト・モノ・コトとの
偶然の出会い」を遠ざける。

昔から僕は少し変な趣向を取り入れている。

友人と食事に行く際に
気まぐれ的に僕の食事のメニューを
友人に選んでもらうこと。

特に意識的にやっている訳ではないのだが
「自分では選ばない料理を食す機会を得たい」
「食事にエンタメ感を出したい」という
短絡的な理由からだ。

この非合理な食事は
僕の需要を満たしてくれる。

「無意識に食わず嫌いしていた食材との出会い」「未体験の料理を味わう喜び」を
与えてくれるからだ。


非合理が生み出す体験には価値がある。

寧ろ、自分の力だけでは得られない経験を
非合理は与えてくれる。

自分にとって非合理な選択を
日常に取り入れること。

出勤前に初めての喫茶店でモーニングをしたり
通り掛かった美術展に立ち寄ってみたり
断っていたボランティアに参加してみたり。

新しい人々との出会い、未知の場所の体験、
未体験の活動を通して芽生える感情。

これらの偶発的な経験は、
人生を豊かにするスパイスとなって
未知の扉を開く鍵となる。


公私共に合理的思考は不可欠。
かといって、
非合理が悪とか不要という話ではない。

日常の中で説明がつかないような
本能に従った自由気ままな行動や活動。

そこには人生の豊かさと充実感を高めてくれる
予測不可能な出会いや体験が内在している。

日常に非合理を。
そのスパイスは人生に彩りと
一層の深みを与える。



エッセイシリーズ 〜バックナンバー〜


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#1億円日記 Vol.62

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