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2019年1月。予約制迎春展、大阪popup、札幌展を終えて。

こんばんは、nisaiの松田です。

1月が終わりました。



■1月13-14日 @渋谷ノボレ  予約・招待制の迎春展

■1月21-31日 @WALL大阪  期間限定ポップアップ展開

■1月26-27日 @札幌&Vogue 札幌新作展



上記三件が、nisaiの今年1月の活動でした。

準備期間、展示期間、告知期間が連続してしまい、展示終了後の挨拶など出来ておらず、すみません。どの会場でもたくさんのご来場をいただき、誠にありがとうございます!



■1月13-14日 @渋谷ノボレ 予約・招待制の迎春展



渋谷桜ヶ丘のヴィンテージビル最上階で行った、初の予約招待制展。予約制にした理由は、選ばれた人だけ来てほしいって意図じゃなくて、はじめての人でも来やすいようにって意味でやってみた、実験的な試みでした。


ですが、不思議なことに、誰でもいらして下さいとオープンにしてるいつもの展示よりも1.5倍近くの来場をしていただき、話したい人も、のんびり見たい人も、皆さんいつも以上に居心地よく滞在してくれていた印象で、あえて予約制にしてみるのもありなんだなと思いました。


用意した福袋はほぼ完売、その他、一日目で展示していた新作の半数近くが旅立ち、一日目帰宅後、作りかけだった新作たちを徹夜で数着仕上げて、二日目の服へ追加用意したのは、今となっては良い思い出です。オープン前にドアの前に列が出来てるの、はじめて見ました...



どうしても寝るわけにはいかないと、お笑い芸人のラジオと、普段は聴かないようなクラブミュージックを延々と再生しながらミシンを踏んでいました。


今回用意した新作では、迎春をイメージするような「春色の冬物」「春花柄」「デッドストックのヴィンテージコタツ布団」などを多く、用いてました。


これが、自分にとってすごく迎春展示と福袋っていうイメージにぴったりだなと思えて、作ってる間も、お客さんに案内する時間も、とても楽しかったです。色々と聞いてくれて、ありがとうございます。


そういえば、ブランド初期から一年半近く?定番として販売していたアイテム「色を落とす缶バッジ」の再販も開始しました。


再販した理由は、自分にとって2019年という年を、原点回帰というか、好き勝手やった2018年とは真逆に、もうちょっと見てもらうことを意識して、ポップな作品作りと発表をしていきたい気持ちの反映です。ブランドをはじめた当初に抱えてた、より多くの人に見てほしいって気持ちを、もう一回大事にしていきたいなあと。


お客さんの傾向は、今までで一番幅広くて、高校生から80代のおばあさままで、男女問わず、近くの方から、遠方からの方まで、とても多様でした。



カウンター前に座って数時間のんびりいてくれた人から、仕事の休憩時間数十分で来てくれて弾丸トークしてくれた人まで、皆さん自由に見てくれて、嬉しかったです。


僕は同じことを何回も言ってる気がするんですけど、僕にとっての理想の服屋さんは、気楽にいられる場所なんです。


作品と対話するようにじっくり見てくれる人、友達とワイワイ見てくれる人々。


人によって滞在時間や滞在方法、服の見方が違うっていうのは、それが共存できてるっていうのは、それだけ皆が自分らしいやり方でnisaiに関心を持ってくれてた証拠かなとも思います。それは、とても嬉しいことです。



おかげさまで、とても明るい新年を迎えることが出来ました。

改めて、ご来場ありがとうございます。


また来年新年も、ご用意致しますね。



■1月21-31日 @WALL大阪 ポップアップ展開



はじめてのWALL大阪での取扱スタート。

こちらは、僕自身は店頭に立たずだったのですが、たくさんの方にご来場いただけたと連絡をいただいておりました。10日間、ありがとうございます。







■1月26-27日 @札幌&Vogue 札幌新作展


1月26、27日と開催した札幌新作展。

札幌展示についても、SNSに書けてなかった、書きたいことが貯まっています。


札幌で開催することにした理由。

それは、都会だからとか、集客の見込みがあるからとかじゃなくて、さかのぼって二年以上前の展示会 "リボン女と糸男" で出会った、とある男の子がきっかけだったりします。

彼は、東京で二度展示会に来てくれたあと、実家方面の札幌の大学に編入して、それからも注文や問い合わせでメールを何度も交わしながら、「札幌でnisaiを広めますね」「友人や恋人にもたくさんnisaiの話をしてるんです」なんて、思いの込められた言葉もいつも送ってくれていました。


今でこそ気持ちが安定してきてるけど、ブランド立ち上げ当初の二年前あたりは、そういういくつもの手紙が、精神的に大きな支えとなっていて、僕は「いつか必ず札幌で展示会をやるよ」と約束しました。


札幌っていう、nisaiの取扱店があるわけでもない、行ったことがあるわけでもない、知り合いもいない、認知度や集客率が読めない土地で、彼一人だけに向けて展示会をやることは簡単だけど、そういう場所だからこそ、彼以外にもきっと来てくれるはずと思えるくらいブランドを大きくしてから行こう、と決意して、やっと色々と準備が整ったのが、二年越しの先日でした。



彼は、自ら展示会アシスタントを名乗り出てくれて、二日間、設営から接客から撮影・搬出まで、展示会後の打ち上げの相手まで、何から何まで手伝ってくれました。ありがとうね。


お客さんも、たくさん来てくれた。本当に、予想以上にたくさん。

渋谷マルイのとじこみポップアップでnisaiを手にとってくれていた方たち、Mステで知ってくれた方、昔からSNSで追いかけてくれていた方、友達に呼ばれて来てくれた人、ふらっと立ち寄ってくれた方、ギャラリーの運営会社の皆さん。本当にありがとうございます。


展示で用意したアイテムは、札幌展示に向けて用意した新作が90%。

きっとメチャメチャ寒いだろうから、厚手のウール、セーター、迎春展示に引き続いてデッドストックのコタツ布団を素材に、東京向けとは違う、あったかいアイテムを多めに。


札幌はびっくりするくらい雪が積もってて、メチャメチャ寒かったけどめったに見れない雪景色にはテンションが上がりました。

紹介してもらった焼鳥居酒屋"串鳥"、えびそば"一幻"、ラフィラ地下の回転寿司、新千歳空港の豚丼。差し入れでいただいたチョコレートや、北海道の銘菓の数々。


短い間だけど、食べたものどれもが本当に美味しかった。


展示会一日目の早朝に飛行機で現地に到着して、設営して、展示会して、飲んで、一泊して、展示会二日目終了後、搬出して、すぐ新千歳空港から成田へ。成田から、終電で帰宅なんて。

ものすごい濃度の高い二日間でした。ちょっと、もったいなかった。


彼は、「約束を実現してくれてありがとうございます」と言ってくれたけど、僕の方がむしろ、ずっと待ってくれてありがとう、という気持ちでした。

彼には、今後も札幌展示でスタッフを頼んでいくと思います。ぜひ、今後共よろしくおねがいします。また、遊びに行きます。

二日間、ありがとうございました。



今後直近の予定は、展示会で一部受注・お直し依頼を頂いたアイテムの制作と発送

2月6日夜から数日間にかけての、ネットショップ更新を予定しています

気に留めてくれていた方は、チェックしていただければと思います



それではあらためて、今年もよろしくお願い致します。


nisai 松田直己

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