出る杭は打たれるか腐る
とんちんかんな上司たちと4月からずっと闘ってきた、
唯一まともな人間だった派遣さんが突然9月で解雇されてしまった。
もちろん不当解雇。
もちろん組織ぐるみ。
理由は、気に入らないから ←しごとが出来すぎる。
10月から私がいる部署は新体制になり、解雇に追いやった張本人たちが揃いも揃って、新しい役職者だと挨拶に来た。
なにも知らない顔して、意気揚々と。
全員ひっぱたいてやりたい。
派遣さんが急にいなくなった理由は特に説明なく、
(説明できる理由じゃないし。)
「離職されました」
以上。
自分から辞めますって言っても離職。
解雇しても離職。
「離職」って便利なことばね。
あ。
もうダメだ。
私の気が張っていた糸、ぷっつん。
気分が悪いのでもう帰りますっ!て執務室を勢いよく飛び出して、
思い切り泣いた。
脱水になるんじゃないかというくらい涙と鼻水が出続けた。
プライバシーも何もない部署なので、ロッカーの合鍵を借りてきて開けられる可能性が高い。
とりあえず私物を回収して、中に貼っていたカレンダーに
「どうぞコソコソしないで堂々とお読みください」
「こういうこと上に言うの大好きでしょうから報告でもしてください」と始めに書いて、いろいろ書き殴って来た。
我々の部署はこんな感じで構成されている。
↓↓
☆部長 ··· 現場を何も知らない
☆担当部長 ··· 正社員を守る
☆課長 ··· 面倒なことに関わりたくない
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
◯ 担当マネージャー ··· 職権乱用でやりたい放題。
◯ぴらっぴらの正社員 ··· 担当マネージャーの子分
◯ 嘱託社員 ··· 派遣よりは守られる
◯派遣社員 ··· 真っ先に解雇される
◯ 契約社員 ··· やられっぱなし ←私ココ。
~~の下が現場の人間ね。
担当マネージャーと、子分と、嘱託がコソコソやりたい放題で
障害者雇用の契約の人たちを自分たちの都合のいい人格に作り上げて、問題があるように上に報告し
(自分で採用したくせに。)
ちょっと普段より元気がない人を病人に仕立て上げ、
壁に向かって座らせて、「休んでていいよ」と仕事も取り上げ、
社員全員が対象になっていることから障害者雇用の人たちを排除し、
言ってもいないことを勝手に言ったことにして「本人の意思」を作り上げ、
身に覚えがないことをしたことにされ、
大人しく反抗しないような人をターゲットに、陰で高圧的な態度をとり
仕事が出来る人に何でも押しつけて妬み、
全うなことを言う人は目の上のたんこぶなので辞めさせ、
もっともっと許せない行為が、当たり前のように行われている。
私は派遣さんと一緒に、おかしいことをおかしいと言い続けた。
理不尽なことばかりで許せなかった。
人の「意思」を勝手に作り上げるのは人権の侵害だと訴え続けた。
障害者雇用の人たちに対して都合よく「配慮」と言っていることが、配慮ではなく差別だということも訴え続けた。
訴える相手、、闘う相手は課長以上。
ぴらっぴらの正社員は、
自分が責められると察した途端に体調が悪くなって早退して翌日は休む(本当は社内にいる)。まともに会話できない。コミュニケーションは全部チャット。いじめるときは饒舌で、親分にはペラペラ喋る。
担当マネージャーは、自分の意見がしっかりしていないので
良いか悪いかも判断できず子分に吹き込まれたとおりに動く。だから突っ込んでも何も答えられない。子分をとにかくかばう。根回しと火消しに奔走する日々。空気読めないし周りが見えない。
もはやこのふたりは、障害者手帳を取って自分たちが雇用率のポイントになって会社に貢献すればいいのにと思う。
ポイント稼ぎの採用は止めてほしいと言ってもその気がないのでね。
でも、課長も担当部長も、私たちの言うことより正社員の意見を尊重するから何も解決しなかった。
どうしてそう考えるのか、根拠はあるのか、みたいなメールの返信しかなくて、何回も同じことを書いて送った。ちゃんと読んでいないとしか思えない。結局、面倒なことに関わりたくないのでしょう。
障害者雇用の人たちが、つらい思いをしていることを知らないし興味がないのは上司として如何なものかと思う。
みんなが何も言わないのをいいことに……
そういう態度も許せなかったし、
出る杭は打たれることを知っているから何も言えないのだと分からせたかった。
だけど、外部機関にも相談したけど全然だめだった。
どうにもできず、何も変わらず。
派遣さんを解雇して出る杭を打った。これで、もうすべて解決したことになっているのでしょう。
気に入らない人を次々と棄てていくから、
おかしいことをおかしいと気づけない。
間違っていることも正当化される。
有能な人材が居なくなる。
まともな人間が消える。
残るのは、、、
不当解雇にあった派遣さんと一緒に動いていた私は、
適応障害になった。