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手作りって良い(diary255)
本日のnoteは”手作りって良い”。
とても寒い日が続いている。
乾燥肌の私にとっては日々が地獄だ。風速10m近くは吹いており、商店街の防風ネットが今にでも崩れ落ちそうなくらい。その風に雪も舞うのだからたまったもんじゃない。
こんな荒れた天気は久しぶりだな、晴れは多いけど水不足に陥る可能性があるから多少の雨は降ってほしいな、でも雨は嫌だな、、、と、人間らしい自分にとって都合の良いことを中心に考えている。
さて、本日は「手作りって良い」だ。
なぜそう思ったのか、、、
私は5階建てのアパートに住んでいる。ポスティングしている会社にとっては便利であろう。ピザのチラシ、不動産関連のチラシ、お店がオープンしたチラシ、、、たくさんのチラシがポストに入っている。
そんな中手作りのチラシを見かけた。手書きで、彩りも工夫され、印刷で出されたものではなくちゃんとペンで書かれていたものを印刷されていたチラシだった。内容は整体関連のもの。
ちょっとズレるが、最近整体に通っており先日回数券を買ったほどだ。それも相まってかなんか目についたのだ。その時に「手作りって良いな」と。
私はすでに回数券を買ってしまったので行くことはないだろうが、もし買っていなかったら試しに行ってみようかなと思ったくらい。
単純にチラシの作りも良かったのでは?もちろんそれもある。しかし、たくさんチラシがある中で、一緒に捨てる選択をしなかったのは”手作り”だったからだ。
まとめて捨てなかった、という小さな選択をさせなかったことはかなり大事なんではないかと思った。”たまたま目についた”のももちろん関連しているはずなので、やり続けることが大事なんだろうなと。
人は感情の生き物である。いつもはまとめて捨てているが、最初手に取ったチラシが気になる内容であれば「残りのチラシも見てみるか」と、そんな心理になったりするのだ。
こちら側が感情的に訴えても響かないときは響かない、相手側の受け入れる体制が大きく左右すると僕は思う。
これはチラシだけの話ではない。
相手側の受け入れる体制はそれこそ「感情」で変わってくるので、その感情のタイミングが来るまで粘り強く続けることが大事なんだと思う。
①気づかず捨ててしまっていたパターンから「ちょっと見てみるか」と感情が揺らぐ
②何度も粘り強くチラシを送り続けて「しょうがない、行ってみるか」と感情が揺らぐ
③何度も粘り強くチラシを送り続けて「うっとうしいな」と感情が揺らぐ
パターンは様々で、どのパターンに陥るかは受け取り側の感情で変わってくるのだ。
そして、①②の感情になるパターンは少なくとも差別化が必要で、私は”手作り”という他のチラシとは異なる点で目に入り①になった。
マーケティングとかはこういう観点なんだろうなと思う。どのタイミングで受け取り側の感情が揺れるのか、その思考回数なんだろうなと。あくまでも仮説でしかないし、そんなの意味ないんじゃないかとも思うが、今回自身が体験したことで、意図的に誘導できるのでは?と、仮説を身を持って体験した。
小さなきっかけからだがとても学びになった。
「届いてほしい・届けたい=差別化」なのかもしれない。
そのきっかけが手作りのチラシだったのも奥が深い。まだまだ気づかないことがたくさんあるなと気づかされた土曜日の朝であった。
また来週。