価値観の違いは大前提(diary251)
本日のnoteは”価値観の違いは大前提”。
仕事をしていて「話が合わないな」「何を考えているんだろう」と思うことはないだろうか?
人は生まれてきた環境から価値観が形成されていく。
例えば、ご飯粒を残す家庭と残さない家庭、僕は残さない家庭だったので綺麗に食べることが当たり前だった。ただ、別の家庭では多少残すことが当たり前だったのである。
でも、その家庭では普通で、逆に「めっちゃ綺麗に食べるね!」と褒められたことだってある。
当たり前に行っている行為が、別の人から見ると以外だったりする、これが価値観の違い。
ほんの小さな、仕事以外のところでも上記のような違いが発生するこの世の中で、相手のことを理解し関係性を築こうとすることが個人的にはナンセンスだと思っている。
結論「無理じゃね?」が頭の中に浮かんでいるのだ。
日本人は左手にご飯、右手に味噌汁が決まりだ!!
これは僕の価値観。ただ、他の人はそんなことどうだって良い、と思う人もいるはず。こんなことが山ほどある。
そして、このような些細なことで喧嘩や対立が生まれるケースも少なくない。彼氏・彼女のくだらない喧嘩は小さなことから徐々に広がっていくものだ。価値観は合わない前提を理解していると、相手の価値観に「面白い!」と興味を持つことができる。それが長続きするコツだったりする(本当に長続きするかは知らない)
組織の話をしよう。組織とは関係性そのものだと思う。
”他者と働く「わかりあえなさ」から始める組織論”にもそのように記載がなされている。
組織とは存在しているものなのだろうか・・?
答えは”否”である。組織をモノとして捉えている人が多いが、人がいて建物があっても組織はモノとしては存在しておらず、実態は見たことがない。
でも、組織のために毎日出勤したり会議を重ねたりする。
つまり、組織の実体とは、私たちを動かしている関係性そのものだと言える。
実績を積み重ねていくために、自分一人でできないからこそ人が集合する、それが組織というもの。mission・visionに共感する、なんてのはあくまでも建前の話であり、本音は分からない。
ただ、その組織も共通して言えるのが、組織はモノとして存在せず、ほとんどの組織が在り方を設定しそこに向かうために日々取り組んでいるのだ。
そんな中でだ、何気ない会話で発生する「価値観の違い」が、仕事においては死ぬほど出てくるわけで。
「なんで分からないんだ」「どうすれば伝わるんだ」試行錯誤している人もいるが、そんなことをやろうとしても正直無意味だったりする。相手が自分のことを嫌っていたら、前提の段階で否定される。仕事は部署によって役割が異なる。なんなら部署内でも役割が異なるケースだってある。
大事なのは”分かろうとする”ことだ。
分かり合えないのは認識したうえで、でも分かろうとする姿勢がとても大事なのだ。
何が言いたいか、関係性はとても難しいのである。
世の中の大半は解決できるものが多い。
優秀な人が時間をかけて見出してくれている。解決できる課題を「技術的課題」ともいう。
ただ、組織とか仕事に関しては技術的課題ではどうにもならない。
俗にいう「適応課題」というやつだ。
関係性は”適応課題”に分類される。一筋縄では解決できないことを理解したうえで、組織の在り方も考えていかないといけない。
ちょっと今日はまじめな投稿。
また来週。