二限目:走行
3速入れてみる
チャイムが鳴り二限目開始。別の教官と、それからもう一人同い年くらいの女性が追加で参加。イメトレしてきました!と言っていた。予習復習が大事なんだね。
さっそくバイクの方へ移動。二限目は3速に入れる練習。外周回りつつ直進で3速に入れる、すぐブレーキかけて2速に落としてカーブへ。全然スピード出せない。アクセル回したときになるエンジン音に怖がっている自分がいる。ギアチェンジは慣れてきたがスピードあげる、落とすが苦手だ。2速はエンジンブレーキが強く効くこと体感した。もう少しやりたかったが、3速の練習は早々に終了してしまった。
因果
続いて内周を走るので、バイクを押してUターンしてくださいと言われる。前の人に続いて教官の合図で動き出そうとしたとき、他の教習バイクがこちらに向かってくるのが見えた。今思うと全く距離は離れていたので落ち着いて反対車線に行けばよかったのに、何故か「急がなきゃ!」と思いバイクを思い切り押してしまった。結果バランスを崩して左に転倒。もうこの時点で大パニックなので、「はい、起こして」と言われて腕力だけで持ち上げようとしてしまう。「ダメダメ、基本の姿勢で」と声かけされて少し冷静になる。周りを見渡すと先程見えたバイクはずっと向こうで停止して別の教官と話をしていた。焦る必要なかった。引き起こしは入校の時も体験したし、事前にYouTubeと教科書でも勉強したぞ!ここで活かせよ!ということで落ち着いて身体をバイクにつけて、膝を曲げ、バーとハンドルを握って前進。教官の手助けもあって無事引き起こし成功!
人生観の話をしますが、私に起こる全ての出来事の原因は私にあると思っている。今回も慌ててしまった結果の転倒だったので、そういう自分の中に起こりうる原因の種を潰していく必要があると思った。それから、私に起こる全ての出来事は大体私に取って良いことと思い込んでいるので、今回も二限目でバイク倒しといてよかったね!という気持ち。失敗は早い方がいい!
ちなみに後述もするけど、二限目はめちゃくちゃ凡ミス多発している。一限目の終わりに調子乗ったのをここで正された思いです。
大騒ぎからの八の字
内周に無事バイクを運べたところで再び発進、2速にギアチェンジ、走行、1速にギアチェンジ、停止の練習。今度はさらにウインカー操作も追加された。右ウインカーを出しながら発進、走り出したらウインカースイッチを前に押してライトを消すという操作。バイクに跨ると先ほどの転倒のせいでミラーがあっちこっち向いているので角度を直す。前のお二人が走り出した後に続けて発進しようとすると短いクラクションが聞こえる。驚いて周りを見渡すが何もない。そういえば一限目でもクラクション鳴ってたなと思いながら再び発進の姿勢へ、半クラで走り出して加速できたら2速へ。安定したのでウインカーを消そうとスイッチを押すと鳴り響くクラクション。これか!!!!なぜウインカーの下にクラクションがあるんだ。さっき聞こえたのも前の二人のクラクションだ。もっと言うと私の後ろに続いたバイクからもクラクションが聞こえた。あるあるなのかなあ。4連続クラクションにちょっと笑った。
内周は事故車両があるのでウインカーを出して避ける練習付き。ここで凡ミス多発。避けること自体は難しくないのだが、ウインカーを消し忘れていて別の教官に「ウインカー消してみよう!」と声をかけられること数回。クラクション鳴らすこと数回。明らかに調子に乗っているのでスピード出したままカーブに突っ込んでしまい、まあまあ急ハンドルで大回りで曲がること数回。賑やかなバイクで失礼しました。
何周かぐるぐる回った後に再び停止の合図。路肩に停めると何故か私が一番前にいる。あれ?どこかで順番間違えた?と思うがよくわからず。
教官の元へ集合すると、私と男性の二人は操作手順も問題なしとのことで次は八の字。あとのお二人はもう少し走りましょうと言われる。教官から私たち四人へのアドバイスとしては「オリジナルの握り方していて危ない、早いうちに変な癖は潰してください」「バイクと膝の間に薄い紙を挟んでいても落ちないくらいしっかりニーグリップすること」「下を見ると早く感じるが実際は駆け足より遅いくらいなので、前を見てもっとスピード出してみて」。特にニーグリップはちゃんとしていればバイクから落ちることないよ、とのこと。
アドバイスを心に留めていざ八の字へ。最初に教官のデモンストレーションを見た後に実践。内周から速度を落として2速のまま八の字へ。直径の反対側を見る意識でと言われる。油断すると近くを見てしまってバランスが崩れる。教官がこっち!と手を挙げてくれるのでそちらを見るとかなり遠くにいる。その通りに先を見る、反対側を見る、を意識すると安定してきた。間もなく1速に落として停止、半クラで発進して外周へ。またウインカー付けっぱなしを指摘される。慌ててスイッチを押すと鳴り響くクラクション。あまりにもすずむしムーブ。グローブでスイッチ操作するの難しい、サイズ合ってないのかな。軍手の方がいいかもしれないとちょっと焦る。
最後に二番看板の下で停止して終了。1速に落として半クラのまま前進、少し手前くらいからクラッチを完全に切って後輪ブレーキをかけはじめる。前輪ブレーキも使って停止線で停止。そのままギアをニュートラル入れたい、が、何回やっても2速に入る。もっと繊細にそっと蹴り上げる気持ちで、と心の中で唱えつつ何回かチャレンジしてようやくニュートラルランプが光る。クラッチを離してキーを回して降車。スタンドを立てて離れる。いつもここでバイクが倒れてくる気がして恐る恐る離れてしまう。見ていた教官から「ハンドルを左に完全に切るんだよ」と言われる。ハンドルを操作するとなるほど、確かに左に切ると安定する。次まで覚えていられるかしら。
振り返り
四人集合して原簿返却。私と男性はクリア!次はシミュレーションなのでグローブだけ持って四階のシミュレーター室へ来てくださいと言われる。一階の二輪受付には来る必要ないみたい。他のお二人はもう一度「走行」から。
何故か私の原簿の表紙をめちゃくちゃ読み込んで「なるほどね…」と呟いていたのがとても気になった。今も何がなるほどなのかわからず。普通免許MTで持ってるから、とかかなあ。
教官にお礼の挨拶をして解散。プロテクターとゼッケンを返して、ロッカーから荷物を取り出して、二階の受付で原簿を返して、次回の予約を取ろうと予約機に並んだところで送迎バス発車5分前。並んでる場合じゃない!ということで予約は諦めて自販機でカフェオレを買ってバス停へ。めちゃくちゃ喉が乾いていたことに気がつく。それに汗もかいている。荷物がたくさんあると焦るのでもう少し身軽な格好できてもいいかも。
教習初日は無事終了。翌日身体バキバキで膝にあざもできていた。ちょっと疲れた。でも楽しい。