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Radeon RX7900XTXでコイル鳴きに悩まされるの巻

買うまで

 去年にmeta quest3を買ったことやモニターをFHDからWQHDに変えた事もあって、今まで使っていたRTX3070だと力不足を感じるようになってきた。
それでも特段不満に思っていたわけではないのだが、少しでも気になってしまうと、より良いものに変えたくなってしまうのは自分の悪い癖なのかもしれない。

それに加えてRTX4080sp相当の性能を誇るradeonの9070xt(当時は8800xtと言われていた)のリーク情報的なものが流れてきた。値段も10万未満で1月に出るらしい。
神コスパのグラボを予感した自分は、もうグラボを変える気マンマンになっていた。

しかし、1月末になるとAMD公式から3月に発売するとの情報が。
(真偽は不明だが)どうやらRTX5070シリーズの値段と性能を見て価格を考えているらしい。
1月に買う気マンマンだった自分は3月にお預けになり、去年から買う気で待っていたのに2か月延期なんて耐えられる訳もなかった(そもそも1月に出るなんていう公式情報はないのだが……)

ということで我慢できなくなった自分は当時ヤフショで実質13万で売ってた7900xtxに目を付けたというわけだ。

本編

 というわけで、2月2日にヤフショでjoshinで買ったRX7900xtx。
届いたときはウキウキだった。なんてったって初めての新品グラボなのだ。
今まで10年ぐらいPCでゲームをしてきたわけだが、今まで使ってきたすべてのグラボが中古品だった。初めて買う新品グラボ。それもRadeonのハイエンドグラボともなればウキウキが止まらないのも理解してくれるだろう。

買ったモデルは玄人志向のモデルだ。
調べたところPowerColorのHellhoundモデルとスペックと見た目がほとんど一致しているので、そのモデルの物で間違いないだろうと思う。
何故これを選んだのかというと、単純にヤフショで一番安かったモデルがこれだったからだ。8pin×2本で済むのも良い。

ということであらかじめDDUでドライバ消去しておいたPCで起動。
特に不具合もなく、ドライバもインストールできた。
そして、グラボ交換して一番最初にやるべきなのは何か。
そう、ベンチだ。ということで、3d markのtime spyを起動。
やけにロードが長いのが気になったが、スタートし始める。すると…

「ビィィィィィィィィィィィ!!!!」

うるせええええええええええええええええ!!!!!

なんじゃ、こりゃ!
まじでうるさいぞこいつ!!

正直、コイル鳴きは覚悟していた。
というのも海外の掲示板サイトのRedditなんかを見ると7900XTXはコイル鳴き報告が割と多い。
XFXのモデルだけはほとんどなかったのだが、それ以外のモデルは少なくないコイル鳴き報告があった。
だから、コイル鳴き個体にあたる覚悟は結構していたのだが……
さすがにこれはうるさすぎる。
録音だとちょっと鳴ってるなぐらいに思う方もいるかもしれない。
ただ、実際に聞くとそんなもんじゃない。ヘッドホンを貫通してくると言えば理解してくれるだろうか。

まあ要は耐えられなかったのだ。
というわけで、販売元(じゃあ対応できないということで玄人志向さんの方)にメールした。コイル鳴きは仕様だから初期不良対応してくれないぞという声がネットでは大勢を占めていて、ほとんどダメ元だった。

そして、返事が…
「1回だけ対応してあげる」
という内容。

ということで自分はそのご厚意に大いに甘えさせてもらった。

交換品が届いたわけだが…

ということで3日後、交換品が届いた。
早速起動!無事に画面に映りベンチをまた回す。
そしたら

「ジイイイイイイイイ」

……またか。

交換品もまた鳴る個体だった。
といっても交換する前の個体よりは明らかに音量が少なったし、「ビー」音から「ジー」という音に変わった。
どちらにせよ2回目は交換対応して貰えないので、受け入れるしかない。

そういうわけで、うっかり意気消沈な自分はふと鳴っているPCに耳を傾けてみた。するとあることに気づいたのだ。
それは電源からも音が鳴っているのではないかということだ。
交換前の個体やRTX3070を付けていた時はコイル鳴きのコの字もなかった電源だが、交換品にしてから、PCに耳を向けると電源からも「ジー」という音が聞こえる。

そこでRedditや海外のYoutubeを見ると電源交換でグラボのコイル鳴きが解消したという報告が多い。
自分が買った電源は数年前に7千円ぐらいで買った安物電源で、メーカーも全くの無名の奴だ。
まあ、電源交換でグラボのコイル鳴きが解消するのは半信半疑だが、もとから推奨容量以下の750w電源を使っているので変えるつもりではあった。

ヤフショの還元ポイントが3月に入ってくるので、それで一回電源を交換して試してみようと思う。

ソフト側で…

とはいっても、まだ2月。
3月までまだ時間がある。ということで、コイル鳴きを軽減するためにいろいろやってみた。
・電圧
・電力制限
・クロックダウン
・FPS制限

というわけでやった設定がこれだ。
電圧は90%以下にするとゲームがクラッシュしたので余裕を持たせて95%
電力制限は最大まで下げて、クロックはリファレンスモデルのブーストクロックである2500mhz近くに。

ということで個別にやったのだが、OC関係で効果があったのはクロックダウンだけで、電圧制限等は体感では違いはなかったように思う。
クロックダウンはかなり変わったように思う。コイル鳴きに悩んでいる同志はぜひ試してみてほしい。

次にやったのが、FPS制限。
Radeon adrenalinにはRadeon chillでFPSを制限できる機能がある。
ということでまずはモニターの165hzに制限してみた。
やった結果としては音色が変わるだけで音量的にはあんまり効果はなかった。90fps程度まで制限すると音量が多少下がり出すのだが、140fps以上でゲームをしたいので、あんまり意味がない。

ソフト側で変えても効果はあるが限定的な効果にとどまった。

まとめ

結局コイル鳴きが電源なのかGPUからなのかは未だに分かっていないので、電源が届き次第といった感じだ(GPU交換で音量に変化があった時点で望みは薄いが)。

ということで、今回はコイル鳴きの話ばっかだったので次回は性能面でも紹介したいと思う。ネットでも4kゲームの計測は多いが、VRゲームの計測はあんまりない。せっかくmeta quest3もあるので計測してみたいと思う。

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