『 日木流奈くんの本を紹介させて頂いてます。』2002/05/02(木)
2002/4/28(日)NHK特集でLUNAちゃんを取り上げていました。私がルナちゃんを知ったのは4年前でしょうか・・・?
1990年生まれ。極小未熟児(1480g)先天性腹壁破裂として生まれた直後の3度の手術のストレスにより、脳にたまった水が脳を圧迫し、脳障害となったようです。文字盤から1字1字、指を差して綴った彼の言葉は心の奥底に響いてきます。前から、いつかお店を持ったら流奈ちゃんの本を紹介したいとずっと思ってきました。
去年、店をオープンしてはじめて流奈ちゃんの本が売れた時、スタッフみんな大喜びでした。『はじめてのことば』や『月のつぶやき』が最初に読んだ本です。彼を知った頃は(今でもですが・・・)出会う人におすすめしていました。たまたま今日、このHPを開いた方、流奈ちゃんの本をぜひ優先して触れてみて下さい。
人間の無限の可能性を感じるはずです。
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18年後の今、私はお身体のお仕事だけではなく、心のことを中心のセラピストになっています。先天性は生まれる前に決めてきたことが強いとも感じます。
それでも生まれた後に身体の変化が起きた時、おそらく、いやきっと、深い心の傷を押し隠した時期があると思っています。
それは今世だけでも見つめ直せる勇氣と覚悟が持てたら、時間がかかったとしても心も身体も解放されるということをクライアントさんと取り組んでおります。
心と身体のリラクゼーションサロン的な横浜中華街のニライカナイのスタッフも必要な時に心と向き合わないといけなくなります。関わっていきたい人なら心を無視してここには入れないと創設者の私が最近決めたからです。
それが無理なら、移転ではなく消滅するでしょう。
少しでも見たくない自分の弱さや歪んだ心を自分の一部と受け入れ始めたら、おそらくニライカナイはさらに一つになってとんでもないお店になるでしょう。
私はこのお店と共に学んできましたが、ルナちゃんの日々の訓練もシンプルに生きるということ、できないということとご家族で向き合ってゆっくり進まれているのかな?そう感じます。
でも、できてもできなくてもいいんだ。
私はそう思うのです。
ニライカナイもお店があってもなくてもすでに18年半の歴史があった。そこに拾おうと思えば学びだらけだった。号泣セラピーとも思えてる『心癒法』を確立して、体外に消化、昇華していくものを認め受け入れ赦していくととんでもない力が私達には潜んでいる。
それだけなんだから、目の前の問題はどっちでもいいんだ。
生まれて死ぬまでに何を拾うかなんだ。