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一般質問「住宅施策について」

質問の意図

R6年春、消滅可能性都市というワードが世の中を駆け巡りました。
消滅という強いワードに驚いた方々も多いのではないでしょうか。
実は韮崎市周辺市の中で唯一人口が減り続けています。

今後の韮崎の人口維持のためにどうしたらいいのか、宅地政策の面で問いました。

要点 

主に下記の5点について、書きたいと思います。(今回は少し長めです。)

  1. 韮崎市は消滅?!どうなる韮崎

    • 韮崎市が「消滅可能性自治体」に判断された経緯や今後の対策。

  2. 昼間の人口の方が3000人多い?!

    • 韮崎で働く人が多い一方、市外に住んでいる人が3000人も多いという問題点の解決。

  3. 住みたくても住む場所がないまちからの脱却!

    • 宅地の依然性やデータ分析から見える宅地政策の重要性。

  4. 農地の活用?!行政もより積極敵的に!

    • 役目を終えた農地の宅地化の可能性と突出的な政策があるのか。

  5. 地域で、できることも実はたくさん!!

    • 地域や市民協力で住宅政策を支える可能性を探る。

詳細解説

1.韮崎市は消滅?!どうなる韮崎。

韮崎市は、民間団体が出したレポートで、消滅可能性自治体と認定されました。消滅するというのは、結構強烈で、大丈夫かなと思った方が多いのでないでしょうか。
とはいえ、統計的学には、韮崎が消滅しそうなことは事実です。
そうならないために、どうしたらいいかという点で、質問しました。

消滅可能性自治体に興味があれば、下記の記事もどうぞ。

2.昼間の人口の方が3000人多い?!

韮崎市の特徴として、実は、昼間の人口が3000人も多いということがあります。
韮崎で働く人が、他市町村に住んでいるのです。
実は、韮崎市、住むことができる場所=宅地が、周辺市に比べて圧倒的に少ないです。そして、住む所が少ないことによって、家賃等の相場も、近隣氏と比べるとかなり高いです。

よく支援者の方々から「若い人が出ていくのは、仕事がないからだ。もっと産業や働く場所を増やしてくれ」と声を受けます。
これは、確かに事実ですが、今の現状のままでは、働く場所があっても、住む場所がないので結局周辺市に住んでしまいます。

これは、早急に解決する必要があると思います。

そして、既に住んでいる皆様は、おそらくこのことを知りません。
「空き地も空き家もいっぱいなので、住めるとこたくさんあるじゃん」と思われてる方が多いのではないでしょうか。

3.住みたくても住むことが出来ないまちからの脱却

上記のように、韮崎市は「住みたくても住むことが出来ない街」なのです。一方で「空き地も空き家もいっぱい」なのも事実です。
しかし、「買える・借りれる空き家・空き地が圧倒的に少ない」のです。
これでは、いくら移住施策を頑張っても、産業施策を頑張っても意味がありません。
実際に、定住促進住宅には、韮崎で家を借りたい、持ちたくて探しているのに何年経っても見つからない方がたくさんいらっしゃいます。

これは、行政がより積極的に解決しなければいけません。

4.農地の活用?!行政もより積極的に。

市も積極的に市有地を活用して、住宅を増やそうとしています。
しかし、ここで注意が必要なのは、本来が市民や、民間業者内で使われていない土地の売買が活発になるべきで、市有地の積極的な売買は、慎重に行われるべきだと思います。例えば、韮崎市の街なかは、公園が少ないです。単に市有地を民間に売却し住宅を増やすより、その土地を公園や魅力ある公共空間にして、街の価値・魅力を上げることによって、周辺に家が建つ。そんなまちづくりをしていって欲しいなと、僕は思っています。

次に農地の問題です。農地を宅地に買える動きも必要です。
実は、農地は、法律の制限が厳しく、簡単に売買が出来ず、家を建てるのも非常に難しいです。そして、県がその許可を出すので、なかなか市単独の判断が出来ません。ここにも市は、どんどん介入していくべきだと思います。

しかし、これも注意が必要で、実際に市内のぶどう畑は、ぶどうを作りたい全国の若手農家から人気で、農地を欲しい方もたくさんいます。農業をするために、畑が欲しいという人がいるのに、それを工場や宅地に変えてしまうのは、非常にもったいないと思っています。(このあたりの農地のミスマッチも解決していけたらと思います。)
しかし、農業に適した土地もありますが、適していない土地もあります。
適していない土地かつ使われていない土地に関しては、どんどん積極的に宅地に変えていくべきだと思います。

5.地域でできることも実はたくさん!

宅地問題、住宅問題というと、我々市民にできることはない。そう思っていませんか?
あります。出来ること。
わかりやすいところで言うと空き家です。空き家の持ち主はもちろんですが、地域の方が一丸となって、どこに空き家があって、それが誰のものでどういう状況であるのか把握するということが大切です。
地域でよく聞くのは、「仏壇が・・・」等もあるのですが、日本全国で起こっている問題なので、解決できる手段事例も増えています。まずは、ぜひ、市役所に相談にきてください。

引っ越してくる方への地域の理解も必須です。引っ越して来てくれる方は、地域存続に必要な存在ですが、過度に負担をかけるようなことがあっては、いけません。ぜひ下記の引用も参考にしてください。

田舎暮らしに憧れて移住してくる人が増えています。都会の喧騒を離れ、自然豊かな場所で新しい生活を始めることを夢見る人々が、私たちの地域にも少しずつ増えてきました。しかし、その一方で、移住者が地域に馴染むまでの間に、地域住民との間で小さなすれ違いや誤解が生じることもあります。

田舎には、その土地ならではの文化や風習、暗黙のルールが根付いています。それは長年そこに住む人たちが自然に受け入れてきたものですが、移住者にとっては必ずしもすぐに理解できるものではありません。例えば、集会所の掃除やお祭りの準備など地域活動への参加が「当たり前」とされていることも、移住者にとっては新鮮な体験です。しかし、これを「参加しないといけない」と受け取られると、負担に感じることもあります。

移住者がこの地を選んだのは、何よりもここが魅力的だと感じたからです。その気持ちを大切にして、彼らが少しずつ地域に馴染んでいくのを、私たちが大らかな気持ちで見守ることが重要ではないでしょうか。もし移住者が慣れないことをしてしまったとしても、それを責めるのではなく、柔らかく教えてあげる。それだけで移住者はこの地に対して安心感を抱き、より積極的に地域の一員となろうと努力してくれるでしょう。

適度に干渉せず、それでいて困ったときには手を差し伸べる。そんなおおらかさこそが、田舎の持つ本当の魅力ではないでしょうか。移住者を受け入れることで私たちの地域に新しい風が吹き込みます。そしてその風が、私たちの暮らしにも思わぬ変化や豊かさをもたらしてくれるはずです。

地域に新しくやってきた人々との関係づくりは、私たちが自分たちの暮らしを見つめ直し、未来を考える良い機会にもなります。お互いを理解し合い、支え合うことで、私たちの地域はさらに魅力的な場所へと成長していくことでしょう。

おわりに

住宅問題は、韮崎市の未来を消滅させないために重要な課題です。そして、多面的な方向で、できることがあります。
そして、単に開発する、建てる。だけで済まない問題です。
住みやすい街の土台は、全住民で作っていく必要があります。
魅力あるまちづくりを皆さんで一緒に考えていくことが大切なので、みんなで何ができるかを考えていけると嬉しいです、


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