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5度目の大会でやっとCSの権利獲得した話。

このnoteは、普段執筆をして粋がっている私がCS店舗予選で負け続けた日記のようなものです。
読んだとしてもプレイや構築など何も得られるものはありませんが、せめてひと笑いぐらいは提供できるように努めますのでお読みいただければ幸いです。


【1回目】9/4 TCG BAR Rishadan 16名

2023CS2次予選店舗大会開幕。

今度こそはCSで結果を残すべく挑んだ最初の大会です。
思えば前回の1次予選店舗大会も初めて出場したのはこのRishadan。
その時は赤ゾロを使って無事一発1位抜け。

チームメイトのザキオカとわかさんは既にどちらも1発1位抜けをしています。
私もそれに倣ってこの縁起の良い店舗で1位抜けをしてみせます。

使用デッキは赤ゾロ。擦りに擦り抜いた魂のデッキです。
環境的には紫ルフィがトップシェアに踊り出始めた程度で、まだサカズキも多かった為麦わら軸で出ることを決意。

1回戦 vs赤紫キッド 

大会の場では練習したデッキの対面を行いたいもの。

しかし対面には初見のリーダー。
既に暗雲が立ち込めています。
ラディカルが入っていそうな盾5のデッキを詰め切れるかは怪しいところだったので非常に不安な対面でした。
しかし結局はアグロで押し切って余裕の勝利。
相手のカウンター事故もあり相手が盤面を作るまもなく轢きました。

勝利。

2回戦 vs紫ルフィ

仮想敵がやってきました。
全ステータスを攻撃に振ったこのデッキが自傷する様な脆いデッキに負けるはずがありません。
序盤からアグロでバンバン詰めていきます。
対面もかなり回っており、こちらの攻撃を悉くカウンターで防ぎつつ、澱みなく大型を並べてきます。

そして迎えた最終局面。
私のハンドにはラディカル3枚。
アクティブ3ドンで返し、盾から1枚でもカウンターが回収できれば勝ちの場面。
結局カウンターは捲れず、守りきれずに負けてしまいました。


肩を落とすとともに守りきれなかったハンドに視線を落とすと、そこにはもう1枚のラディカルビームが…

なんと、ディアブルだと思っていたハンドはラディカルビームでした。
アクティブ4ドンで返していれば余裕で守ることができ、勝利できていた場面。

ワンピースカードで強くなるためには、まず眼科に行くところから始めたほうが良さそうです。

敗北。

この試合から私の調子、精神は崩壊していきます。

3回戦 vsサカズキ

対面は4ルッチ欠損。
圧倒的な速度で粉砕。

勝利。

4回戦 vs紫ルフィ

2回戦の雪辱を果たし勝利。
紫ルフィに連敗してしまうようなら今弾麦わら軸赤ゾロを握る価値はありません。

勝利。

最終結果

最終的な戦績
1回戦 赤紫キッド ○
2回戦 紫ルフィ ×
3回戦 サカズキ ○
4回戦 紫ルフィ ○

3-1で4位フィニッシュ。文字通り目玉がついていないような不甲斐ないプレーをした大会で抜ける訳にはいきません。
敗北はしましたが手応えは十分。
この調子なら抜けられそうです。
反省を踏まえて次の大会に臨みます。

財産より勝利が欲しかったけどね

【2回目】9/9 タンヨ玩具店 16名

早急に抜けるべく塩竈の地へ。
名前だけは9年前から知っていましたが店舗自体は初めてでした。
古き良き玩具店で、店主の方も非常に親切で良い店舗でした。

noteを書いたこともあり、赤ゾロを選択。
ザキオカからずっと「紫ルフィを使え」と言われていましたがフルシカト。
なんとしても赤ゾロで予選を抜けてみせます。
最早意地です。

1回戦 vs紫カイドウ

対戦相手は8年前にWIXOSSをやっていた時の知り合いでした。
カードゲーマーは何年経ってもカードゲーマー。
TCGを始めた頃は私はピチピチの浪人生でしたが、今ではもうおっさんに片足どころか半身突っ込んでいます。
学生の頃の友人は結婚したり家庭を持ったりしているのに私は元気に紙しばき。
0回戦から悲しい気持ちになりました。実質敗北。
これを読んでいる若人たちは頃合いのタイミングで引退することをお勧めします。

試合は勝ちました。

勝利。

2回戦 vsエネル

先手を取られ、5ゲダツ、7マム、9ヤマト。
終盤なんとかリーサルのために面を広げるも、9ヤマトやゲダツに適切に処理されて負け。
あと手札一枚分…というところまで詰めれたので健闘はしました。

敗北

エネルの多い環境だったので敗因は純粋にデッキ選択ミス。
ここで勝っても次またエネルと当たって負けていたでしょう。

オポで上がれる可能性がまだギリギリ残っている為、折れた心をなんとか修復し3回戦へ。

3回戦 vs赤緑ロー

少しずつシェアを伸ばしていたデッキ。
サーチのない5マルコは当然引けず、アグロで勝負を仕掛けるも小型ブロッカーに阻まれて相手の盾が2枚から動かず…
当然突破できずに敗北…

また負けたまた負けたまた負けた負けたまた負けたまた負けたまた負けた…

敗北。

既に私のライフは0。
メンタル崩壊です。

4回戦 vs白ひげ

オアシス。なぜ君のひげはそんなに美しいんだい。
目をつぶっても戦える対面。
私の故郷はここにあったのかもしれません。

ぶっちゃけ不利は不利ですが練度の差で余裕の勝利。
「知ってる」って最高です。

勝利。

最終結果

1回戦 紫カイドウ ○
2回戦 黄エネル ×
3回戦 赤緑ロー ×
4回戦 白ひげ ○

10位。
半分以下。コビーにすら手が届かない位置。
今すぐにでも赤ゾロのnoteを消すべき。
泣きながら帰宅しました。

【3回目】 9/15 シーガル駅前 32人

仙台にはエネルが多いこともあり、渋々紫ルフィを使うことに。
フルパラで組んでからストレージに眠らせていた紫ルフィを取り出し、大会に臨みます。
ほぼ初見レベルだったのでミラーの後手の捲り方だけ復習して本番へ。
15日と日数的にも余裕がなくなってきたため、本当に負けられない戦いが始まりました。

一回戦のマッチが発表されます。

1回戦 ベロベティ

対戦ありがとうございました。


沸々と湧き上がるのは絶望と後悔と吐き気。

TCG+を確認し、次回出場できる大会を確認します。

来週のRishadanか〜。
仕事なので出れなさそうではあるけど終業後爆速で向かえば或いは…

何故よりによって紫ルフィを使った時に限ってベロベティと当たってしまうのか。
勝てない時というのは悉く勝てないんだなと痛感しました。


肩を落とし、涙を浮かべながら対戦開始。


結果、勝利。

神はまだ私を見捨てていなかった。
ありがとうございます、これでまた生きていけます。

2回戦 カタクリ

続く2回戦。開かれたリーダーはカタクリ。
最悪です。
というのも私はカタクリ対面に大の苦手意識があります。
デッキは違えど、ここぞという時に散々カタクリに粉砕されてきた記憶が蘇ります。

震える手を必死に抑えながら試合に臨みます。

勝利

確実に流れがきています。このまま優勝しましょう。

3回戦 紫ルフィ

このデッキを使う以上ミラーマッチは避けて通れません。

何よりも重要なのはじゃんけん。拳が強い奴だけが勝ち残る世界です。

しかし私には秘策があります。
この日のために散々サザエさんと対面し、調整会を行なってきました。
全国で最もじゃんけんで勝利で収めているであろうサザエさんと戦ってきた私がじゃんけんで負けるはずがありません。
満面の笑みを浮かべながら百戦錬磨の拳を前に突き出します。

じゃん、けん、ぽん


敗北。

サザエさんとの熱き勝負の毎日が走馬灯のように蘇ります。
あの日々は無駄だったのかもしれない…

そう、実はサザエさんは全国で最もじゃんけんで勝利を収めている反面、最も負けている人物でもあったのです。
サザエさんじゃんけん最強説は不都合な事実を観測しないことによって生み出されてしまった幻想に過ぎませんでした。
物事を考えるときは自分に見えている側面だけでなく裏側もしっかり考えようという良い教訓になりました。


いや、まだ負けと決まったわけではありません。
紫ルフィで練習したただ一つのこと、それはミラー後手の捲り方。
5キッド→7キッドの場合だけはワンチャンが生まれるとザキオカが教えてくれていました。
初手には5キッドと7キッドが。
これはいける。

5キッド→7キッド→9カイドウまで着地し、圧倒的優勢の展開。
こちらはハンド7枚、ライフ2枚で相手にターンを返します。
ここさえ守れれば相手はライフ0の為、返しでリーサルの場面。
せいぜい足掻いてみせろという顔で相手の動きを待ちます。

相手「6000でリーダーで」※キッド効果でリーダー6000です

完全に舐められています。
決死のリーサルで来るかと思えば5000リーダー攻撃。
7枚のハンドで守り切って見せましょう。

さあ1000カウンター、守ってくれ。


7枚もハンドがあるんだ。
守れないわけがない。

どうやら本当に守る気がないらしい。
こうなったらやることは一つ。
余裕で守れるから攻撃を誘っていますという風に装って相手が日和ってくれるのを待つしかない。

私「通します(満面の笑み)」

捲れたカードはマゼラン。
どうせ守れないので関係ありませんね。

相手「ページワンで6000リーダーで。」

え、エスパー???
こちらのライフまで見えてる???

これも通ってそのままリーサルへ。

敗北

あの有利状況から負けてしまいました。
事故負けと言えばそうですが、流石に非カウンターがカードが多いようなのでパウリーを抜くことを決意。

お前がな

4回戦 カタクリ

ミラーの敗北でメンタル完全崩壊。
記憶がありません。

敗北。

5回戦 カタクリ

もう帰らせてください。

引退。

最終結果

2-3です。tier1使って2-3です。
特に言うことはありません。
デッキを買取カウンターに置いて帰宅。


【4回目】9/18 TCGBAR Rishadan 16名

あれから4日。
まだ傷は癒えていません。
毎日ワンピースカードの夢を見るぐらいには追い詰められ胃に穴が開きそうです。

2回目、3回目どちらもキャンセル待ちでしたが繰り上げで出場できてはいたものの、心無しか番号が後ろの方になってきています。
そろそろ抜けないと本当にヤバい。
元々はこの日は出れないとしていましたが、仕事終わりに爆速で向かいました。

なんとか繰り上げ当選。
一番最後に呼ばれたのでギリギリもギリギリだったと思います。

今回はザキオカも同伴。
背後でベガ立ちするとのことです。

ただでさえ切羽詰まって吐きそうなこの状況で、全国11位が背後から監視している状況。
ワンピースカードやっててこれよりプレッシャーかかる場面ありますか????

この圧力。

前回で紫ルフィは引退の為、使用デッキは赤ゾロ。
魂のデッキで抜けてみせます。

1回戦 赤ゾロ

よりによってミラーマッチ。
じゃんけん敗北して後手を取らされます。
アグロゾロ同士の戦いは先手が圧倒的有利。
しかも相手はマグラ4枚、マキノ2枚引いて凄まじい速度で殴ってきます。
なんとかプレイングで五分状況まで持って行った最終局面。

防御を構えればなんとか次の相手のターンを凌いでリーサルが取れそうですが、このターンも相手のハンド次第では詰めきれそうです。
確実な勝利は耐久ルート。
しかし過度のプレッシャーで私の脳みそは思考力を失い、受けの場合の正しい計算ができません。

私の愛用しているアップルウォッチが通知を出します。

恥ずかしい

どうやら過度のストレスで心拍数が120を超えたようです。
お前は利根川か。

重圧に耐えきれなくなり、私はリーサルという楽な選択肢に手を伸ばします。

攻撃を重ね、相手のハンドが1枚、ライフが1枚の状況まで来ました。
ハンドにはガードポイントがあるため、まだ防御の選択肢を取ることができます。
様子見で6000でリーダーを殴ることに。(トリガーラディカルでリーダー6000になってます)
残りドンは3。
マグラと合わせてナミが8000で殴れます。

相手「通します」

駆け巡る脳内物質。
溢れ出るドーパミン。
ここで守らないということは、相手の手札1枚はカウンターじゃないことが確定。
これはもうリーサルしかありません。
ライフのカウンターが2000でも勝利。

勝利を確信した攻撃。

私「リーダー8000で攻撃します」

相手から飛んできたカードは「反行儀キックコース
ライフのカードと合わせて3000カウンターです。

うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!



これは運負けじゃありません。
完全なプレイミス。
よりにもよってミラーでプレイミス負け。
赤ゾロだけは一定の自信があった為にこれは堪えます。
後ろのベガも呆れ顔。

完全にメンタル崩壊してしまって継戦不可能。
言葉も出ない状態だったのでドロップしました。
対戦相手のルカさん、オポ弱くしてしまって申し訳ございませんでした…


【5回目】 9/19 ホビーステーション仙台駅前店 16名

9月19日の明け方、宮城県民のスマートフォンがけたたましい音をたてます。

緊急地震速報。

それと同時に大地が唸り始めます。
宮城県民は世界的に見ても地震に慣れてはいるものの、緊急地震速報が鳴るレベルは流石に警戒します。

もし、あなたが今この瞬間、大地震に見舞われるかもしれないとしたら、あなたは何を考えるでしょうか。

私がこの瞬間に考えたこと、それは「店舗大会なくなったらどうしよう。

ドッキリレベルの寝起きの状況でも店舗予選のことが頭をよぎるぐらいには予選のことしか考えられなくなっていました。


幸いにも地震自体は最大震度4程度で何もありませんでした。安心して二度寝へ。

そうして迎えた大会の時間。
今回は紫ルフィを使います。
というのも大会前にザキオカと調整をし、無事赤ゾロがエネルに破壊されたことで決心がつきました。
前回は2-3という不甲斐ない結果でしたが、それはほぼ初見だった私のプレイの甘さが原因。
ミラー、エネル、サカズキ対面をザキオカにサンドバッグになってもらってしっかり学びました。
もうカタクリもエネルも怖くありません。今日なら勝てます。

キャン待ちも無事突破して大会開始。
一回戦のマッチングが発表されます。

あれ、この流れは…

1回戦 ベロベティ

呪い?????

いや、前回勝利を収めているのでまだワンチャンあります。
じゃんけんは当然のように負けて先攻。

先2のタイミングでリーダーで攻撃するかどうか問題がありますが、私はここで攻撃することを選びました。

頼む、何も捲れるな…!!



私にできることはただ天を仰ぐことのみ。
神様はどうしてこんなに残酷なんだろう。

虚けりながらもなんとか試合を進めます。

結果、勝利。

なんで??

よく分かりませんが、相手のミスも拾いながらなんとか勝つことができました。
トリガーサンジで負けられるギリギリの大会でした。

2回戦 エネル

あっ、これ進研ゼミでやったところだ!!

練習通り動いてしっかり勝利

3回戦 カタクリ

応用問題も進研ゼミなら大丈夫!!

勝利。

4回戦 紫ルフィ

やってきました。最後の大関門。
オポ的に負けても大丈夫そうではありますが、ここは勝って予選抜けを確実なものにしたいところ。

絶対にじゃんけんに勝利して見せます。
信じる神はもうサザエさんではありません。
私には信じる新しい神がいます。

岸辺露伴は動かない、私の勝利も揺らがない。
出すのはもちろんパー。

この話だけ5歳ぐらいの時に病院で見てずっと記憶に残ってる

相手のグーに勝利します。
この勝利は必然。

ダイヤモンドは壊れない。私のメンタルも壊れない。

ゴンさんや少年期悟空も師匠にするか悩みましたが、出禁になった挙句連日のワンピ炎上案件に名を連ねそうだったので今回は見送りました。


対戦ももちろん勝利。

最終結果

4-0で無事優勝。

ひぐらしは本当に大活躍でした。
ハンコック、ダダンと並んで世界三大美女なだけはあります。
今期の嫁はひぐらしで決まりですね。

安堵感でいっぱいになりザキオカに焼肉奢りました。破産。

おわりに

今回の教訓はただ一つ。


tier1を握ろう!!


tier1にはtier1たる理由があります。流れに逆らって抗うより、上手に流れに乗る方法を模索しましょう。

最後まで中身のないこんな長文を最後までお読みいただきありがとうございます。
次回のnoteでお会いしましょう。
ではでは。


P.S.
ほとんどnoteを書くためだけに買ったipadは使い心地最高で大変捗っています。
アドバイスくれた方々ありがとうございました。

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