R-1グランプリ2023感想

昨日2023年3月4日、R-1グランプリ2023が開催された。
個人的な感想を述べる。なお個人の感想の域を出ないのでこれは違うという意見もあるかと思います。また、ネタバレ注意です。

1.Yes!アキト
結婚してくださいと告白をするもためらってしまうというシチュエーションのコントでした。Yes!アキトらしく、ギャグを交えつつそれでいて展開を加える感じが良かったです。去年がギャグの羅列になって審査員に響かなかったところを改善していたのではないのでしょうか。

2.寺田寛明
言葉に対して☆1つだったら、どのようなレビューになるかというネタでした。塾講師でバイトをしていることもあってインテリジェンスにあふれるネタで個人的には一番笑ったネタでありました。ただ、それゆえ万人がわかるというわけではなくお勉強が苦手なタイプの人には響きづらいのかなぁと思いました。それでもそれなりに万人がわかるようにはなっていた気がしたのですが。

3.ラパルフェ都留
阿部寛が怪獣と戦うというシチュエーションのコントでした。キャラ芸は過去の決勝進出者もやっており、つまらなくはなかったのですが何かとびぬけているものがあったかというとちょっと足りなかったかなぁという印象を感じました。

4.サツマカワRPG
日常を題材にしたコントでした。サツマカワRPGっぽくギャグを交えつつ要所要所で笑いを取っていたかと思います。ただ、シチュエーションを全く言わずに展開だけ進んでいたので見る側からするとちょっと置いてきぼり感があったのではと感じました。それでも、去年の大会近いもんなよりよかったと感じました。

5.カベポスター永見
世界で1人は言っているかもしれない言葉を題材にしたネタでした。一つ一つのワードにパンチはあるのですが、ただ言葉の羅列になってしまっているような感があって、その分ウケが弱かったのかなぁと感じました。このパンチ力がもっと強ければ違う結果になったのかもしれません。

6.こたけ正義感
法律を題材にしたフリップネタでした。おかしな法律に対してツッコミを入れていくネタであり、以前も見たことがあるのですが何回見ても笑えるネタでした。もう少し違うネタも見てみたいなと感じました。

7.田津原理音
カードを開封するネタでした。その中でレアカードが出てきて興奮したりする展開がありました。ソーシャルゲームやカードゲームをやっている人には響くネタだと思うのですが、いかんせん私は全くそれらの類をやっていないこともあり響きませんでした。若い人には響くのかもしれませんねぇ。

8.コットンきょん
警察の中のカツ丼課を題材に自供させるというコントでした。NHKお笑い新人大賞でラフレクランの時代にやったコントを1人でやった内容でした。これも何回見ても笑えるネタで展開もありよかったのですが、3分という制限からかちょっと慌てているのではと感じました。

最終決戦

1.田津原理音
2本目は1本目と同様にカードを開封するネタでした。1本目でネタを見てある程度進行がわかっている影響か2本目は笑うことができました。1本目と比べるとウケもよかったのではないでしょうか。

2.コットンきょん
アメリカに旅立つ彼女に対して、オンラインで引き留めをしていくというコントでした。ZOOMなどが普及した現代にマッチしたネタだなと思ったのときょんの演技がうまかったなぁと感じました。ただ、ウケだけでいうと田津原理音と比べると弱かったかなぁと感じました

結果は田津原理音が優勝しましたが、これは正直好みの差でしかなかったかと思います。方向性も全然違いますので。

全体を通して
今回は全体的にこの人全く面白くないという人がおらずレベルは高かったのではないでしょうか。去年お見送り芸人しんいちとZAZYはR-1で結果を残して売れていきました。今年田津原理音やきょんがどれだけ活躍できるかがR-1が夢があるかないかの分かれ目になりそうですのでぜひとも活躍してほしいですねぇ。主催のカンテレもあれだけけちょんけちょんに言われたら夢を持たせてあげたいと思うことでしょう。

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