女芸人NO.1決定戦TheW2024感想
本日2024年12月10日、女芸人NO.1決定戦TheW2024が開催された。
その感想を述べる。ただ、個人の感想であり、ここは違うということもあるかと思います。また、ネタバレも含みますので注意ください
Aブロック
1組目:やました
3年間付き合った彼氏との会話を題材にしたネタでした。ハイテンポで噛まずにしゃべる点は良かったのですが、トップバッターで空気が重かったせいかあまりウケてなかった気がします。ピン芸で勝つのはやっぱり厳しいのかなぁと感じました。
2組目:ぼる塾
定食屋を題材にしたコントでした。去年漫才をやったときは4人でやる良さがいまいち生かし切れていなかった気がしたのですが、今回は4人が組み合わさることによってテンポも良くかみ合っていたのではないかと感じました。
ここで私はぼる塾の勝ちとしましたが結果はやましたが勝ちました。
3組目:にぼしいわし
シャネルを題材にした漫才でした。途中から動きも入れつつ、加速していき漫才としてはなかなかのウケだったのではと感じました。
ここで私はにぼしいわしの勝ちとしまして、結果はにぼしいわしが勝ちました。
4組目:もじゃ
廃品回収を題材にした1人コントでした。Aブロックの中ではトップクラスに破壊力があったのですが、いかんせん滑舌が悪い気がしまして何を言っているか聞き取りづらいところがありました。型が古いは印象に残ったのと、世にも奇妙な物語っぽいところがあって良かったです。
ここで滅茶苦茶悩みましたがにぼしいわしの勝ちとしまして、結果はにぼしいわしが勝ちました。
Bブロック
1組目:レモンコマドリ
えんぴつのペットを題材にした漫才でした。小野寺氏の声が良くネタは12組の中では聞き取りやすかった方でした。ネタの構造を見る限りオズワルドやエバースっぽさを感じましたのでもう少しオリジナリティが出てくるとなお伸びてくるのではと感じました。
2組目:おかずクラブ
ゴージャスな姉妹を題材にしたコントでした。おそらく叶姉妹が元ネタなのだと思うのですが、炭酸水が出てくるところで笑ってしまって、次いつ炭酸水が来るかななんて期待するところがありました。
ここで私はおかずクラブの勝ちとしまして、結果はおかずクラブが勝ちました。
3組目:紺野ぶるま
38歳のOLを題材にしたコントでした。周富徳でしたり、30代半ばの私はまだわかるのですが全体的に言っている内容が古いと感じました。
ここで私はおかずクラブの勝ちとしまして、結果は紺野ぶるまが勝ちました。
4組目:キンタロー。
婚活を題材にしたコントでした。ただ、やっているネタがザコシっぽく感じてBブロックの中では破壊力はトップでした。
ここで私はキンタロー。の勝ちとしまして、結果は紺野ぶるまが勝ちました。
Cブロック
1組目:忠犬立ハチ高
与党と野党の証人尋問を題材にしたコントでした。実際の政治でもここまではひどくないものの解答になってない解答をするあたりは腹立つなぁと思いながらも共感するところがありました。ただ、最後の松潤の下りは私が男性だからか刺さらなかったところがありました。
2組目:エルフ
鳩の恩返しを題材にしたコントでした。ネタの構成もしっかりしていてギャルのルックスではあるのですが去年と同様ちゃんとしたコントになっていました。オチも良かったのではと感じました。
ここで私はエルフの勝ちとしまして、結果は忠犬立ハチ高が勝ちました。
3組目:足腰げんき教室
レンタル彼氏を題材にした漫才でした。この2人はワタナベらしくキャラが強いのでそれで笑ってしまうところはあるのですが、一方パワーがやや空回りしてたところがあったのではと感じました。
ここで私は忠犬立ハチ高の勝ちとしまして、結果は忠犬立ハチ高が勝ちました。
4組目:河邑ミク
裁判を題材にした1人コントでした。以前に決勝に出たときよりも動きもパワフルで見るものを巻き込める内容になってたのでは感じました。後半加速してからの手のひら返しもよかったのではと感じました。
ここで私は忠犬立ハチ高の勝ちとしまして、結果は忠犬立ハチ高が勝ちました。
最終決戦
1組目:にぼしいわし
アイドルとうんこを題材にした漫才でした。確かに面白くはあったのですが、うんこを連呼するのはいかがなものかなぁと感じました。着眼点や展開は良かったのですが…。
2組目:紺野ぶるま
38歳のOLを題材にした1人コントでした。1本目のネタからの続きになっていまして、紺野ぶるまらしい下ネタも入っていました。もう少し破壊力が欲しかったかなぁと感じました。
3組目:忠犬立ハチ高
官能小説を題材にした漫才でした。グレープカンパニーに所属している影響かサンドウィッチマンっぽい漫才だなぁと感じました。下ネタになっていましたが、まだドン引きするレベルでなかったのがせめてもの救いかなと感じました。
ここで私は忠犬立ハチ高の優勝としまして、結果はにぼしいわしが優勝しました。
全体を通して
最初の時の比べると女芸人も底上げされてきて、ウケたら優勝ではなくもう一段階上げていかないといけないというところまでレベルは上がってきています。2本目のネタが3組とも下ネタに走ったのはいかがなものかなぁと感じた次第です。個人的には2022年や2023年の方がレベルは高かったかなぁと感じました。また視聴者投票と審査員の投票が異なる場面が多々あったのも気になりました。もちろん個人の好みですので致し方ないところはあるのですが…。今までずっとコントでやってきた人が優勝したのに対して漫才で優勝したのも時代が変わった感がありました。
初審査員の森田氏や江里子氏もコメントはそこまで変なことは言っておらず良かったのではと感じましたが今までと比べると評価される方向性が少し変わったのかなとも感じました。今後はもじゃや忠犬立ハチ高はなんとなくですが仕事が増えそうな予感がします。
余談
有名な占い師が2024年はまさかということが次々に起こる1年になるであろうとおっしゃっており、確かに今回最終決戦に進んだ3組はこれをどうやって当てろというんだよというぐらい想定からは異なった3組になったなぁと感じました。さらに、最終決戦に進んだ3組に吉本が1組もおらず、そしてにぼしいわしはフリーで優勝しました。
2024年11月に冥王星が水瓶座に移動しましてこれから権威的なものに頼ることなく個人の良さのようなものが求められる時代になると言われており、事務所に所属していないにぼしいわしが優勝したのがこの冥王星水瓶座時代の始まりとも言ってよさそうです。
M-1グランプリではどんなまさかが起こるのか期待したいです。