雨粒の音。音のある言葉。
〜〜 雨は斜めの点線 〜〜
山下達郎「いつか晴れた日に」の冒頭に歌う1フレーズ。まず最初に歌い出すこの言葉。この曲を初めて聴いたのは果たしていつだったのかは失念しておりますが、ずっとずっとこの曲が好きで、ただただ綺麗な言葉。
雨は 斜めの 点線
この3語に情報量がむちゃくちゃあって、風景が見えて、なんだかもうその場にいるような心情まで浮かんでくる。殺伐として排他的に歌って吐き捨てるような。初めて聴いた当初も今も、ずっと胸に響いておる。かつこいい
斜めの、で雨自体があまり良い印象にならないし決して楽しい状態ではないよねとか、雨を点線と比喩もしてて、ほの薄暗いけれど土砂降りでは無いなとか。ザーザー降りほど気持ちが悲しかったり辛かったりとかでも本人決してそう歌いたいわけでもないんだけど、けれど気分は上がらないよねー。。
までをこの短いたった3語で言ってる(気がする)
す、すごい。しゅごい。しゅぐおぉぉい。。
曲も曲でそんな曲だしね。いつか晴れた日に。
作詞みたら松本隆とあって、プロ作詞家の実力を垣間見た気がする。それだけ。
雨かー。
さっき、雨のなか車の運転してたらふと、
「俺、誰かの軒先になりてーな」とか思った。
軒先。屋根でも大黒柱でもなくて軒先。雨に降られてちょっとだけ人様の家の軒先で雨をやり過ごすあれ。
あー いいよいいよ雨が落ち着くまでゆっくりしてなよーって、なんかそういう人にいつかなりたい。いつか晴れた日に。
あ、そう考えてみると誰しもは誰かの為の軒先だなーとも思えて、よくよく人ってよく回ってるものなんやね。
*noteの書き方をヘルプで読んだので改行、太字多めでした。それでは。
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