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先週のグウェント - 2021年5月24日

この記事はグウェントの最新の話題をちょっとだけ遅れてまとめる記事です。公式フォーラムや、グウェントチームのサイト、各種SNSからの情報が中心となります。

先週の1枚:拡張セットティザー映像公開

拡張セット名が「力の代償(Price of Power)」、第1弾パッケージが「火遊び(Once Upon a Pyre)」と発表されました。

「Once Upon a Pyre」は、おとぎ話の冒頭の「むかしむかし……」の表現である「Once Upon a Time」のパロディです。ウィッチャーで「Pyre(薪の山)」といえば、これは「魔女狩り(火刑)」のことを指すのですが、それを言葉遊び的に持ってきた意図は読めません。

本日:特設サイト公開、拡張セット販売方法も変更
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https://www.playgwent.com/ja/updates/price-of-power

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拡張セットを3分割するということで、これまで通りの「拡張タル」を売るのは難しいと、以前から指摘されていました。今回の拡張では、これまでの販売方式の不満に対応する形で拡張セットの販売方式が刷新されます。

これまでのタル販売方式では「なぜ必要のないプレミアム・タルを買わないといけないのか?」と不満が上がっていました。そもそも欲しいカードが手に入るかどうかわからないタルは割高です。

それを受け、今回は確実にカードが得られる拡張パス方式に変更されました。このおかげで、拡張パスを購入すれば3分割される拡張すべてのカードのプレミアム版が確定で入手できます。

また「全カードは必要ないよ」という人は、勢力別や3分割されるパッケージごとに購入できるパックもあるので、自分の都合に合わせ必要なものを買う買うことができます。ただし、やはり買う場合は拡張パスが割引率(バラで買うより33%OFF)が優秀なのでおススメです。

これで、ショープも拡張実装日に過労で入院しなくて済みますね。Everybody wins!

新カード公開キャンペーン、日本からは「日本グウェン党」が当選
今回の拡張から、新カード公開は公式パートナーから抽選方式になりました。先週の「This Week in Gwent」内で抽選が行われ、私が当選しました。どのカードを公開するか直前までわかりませんが、一捻り入れて公開する予定です。お楽しみに!

ピックアップ:メタレポート続々!

先週は各グウェントチームからメタレポートが出されました。シンジケートが一つ抜けているほかは、評価はマチマチです。

《最新のメタレポートを公開しているチーム》
Team Leviathan Gaming
Team Elder Blood
ESC Card Gaming

個人的に注目したいのは、The Council の Saber97 の解説です。

TLG はモンスターを高評価。頭一つ抜けているシンジケートが献身構成だったり大戦力除去がないので、《イャーデン》や《イグニ》を恐れずに済む「アラキススワーム」、《熱波》を恐れずに済む《ケルトゥリス》と《ヴィー》はやりたいことができて勝ちやすいことを説明。

この解説は次で取り上げる予選会の結果に効いてくるので覚えておいでください。

競技シーン:予選会(シーズンエルフBest64)

シーズンエルフのBest64予選会からは、ロシアの Ch.ase 選手が優勝し、公式大会初出場を決めました。敗者復活戦からはウクライナの Nik_r 選手が Season 2: GWENT OPEN#1 以来の本戦出場を決めています。

シンジケート強すぎて試合させてもらえない

週末の Best64 予選の2日目はBO5方式なのですが、シンジケートが「巨富」「海賊の入り江」と合わせて合計24BAN(全体の7割)。シンジケート以外とどう戦うか?という予選会となりました。

一番使われたデッキ(≒一番勝てなかったデッキ)は「ハイランダー闇討ちエルフ」で、「メタ殺し風切連撃」はBest16予選に続いて比較的良い結果を出しました。《ヴィー》デッキの勝率が非常に悪くなっていました。

今回持ち込まれたデッキは統計の上では「献身」デッキが半分を占めていますが、これはほとんどがシンジケートであり、実際はBANされていました。このため非献身の《熱波》環境だった予選会では、《ヴィー》がかなり苦しめられたのだろうと推測できます。

GWENT Open#2 は CIS コミュニティが大躍進
プレイ人口の多いロシア語圏の選手が多数公式大会出場を決めました。8名中3名がロシア、2名がウクライナ。ロシア語圏の選手の公式大会優勝はまだありません。今回はかなり可能性が高いでしょう。

Wangid:中国、ベアBest16予選優勝
kams134:ポーランド、ベアBest16予選敗者復活
Akela114:ロシア、ベアBest64予選優勝
BigKukuRUzina35(Iluxa):ロシア、ベアBest64予選敗者復活
Redrame:アメリカ、エルフBest16予選優勝
Sif_Great_Wolf:ウクライナ、エルフBest16予選敗者復活
Ch.ase:ロシア、エルフBest64予選優勝
Nik_r:ウクライナ、エルフBest64予選敗者復活

我らが日本勢は予選会に4人参加、2人が2日目へ
1日目の成績順に 高尾山 選手(3位)、 Mya-Mon369EX 選手(9位)、サフィア 選手(30位)、Hannsu 選手(52位)でした。

本戦出場はなりませんでしたが、グウェント最大勢力の CIS(旧ソ連圏)コミュニティの躍進を見るに、挑戦者が増えることが最重要だと思います。今後も期待が膨らみます。

選手のみなさん、日本時間の夜遅くが主戦場になるというハンデがあるなか、お疲れ様でした。

先週のグウェント読み物

■ 「mya-mon pile(mya-mon揃え)」観戦記

先々週のBest16予選の観戦記事です。デッキがちゃんと回ったときの恐ろしいまでのテンポ。クリエイティブすぎて驚くしかないコンボ。世界中のグウェント民の度肝を抜いた「ハイランダー破棄スケリッジ」の戦いが、実況者の言葉と一緒に記事にされています。

■ 「自己毒入り江」の使い方

今週の Gwent on Day off はシンジケートの新メタ「自己毒入り江」の使い方が解説されています。先ほどの Saber97 の解説では、このアーキタイプを作ったのは Redrame だそうです。使いにくかった毒兄弟をワンポイントで採用したのはさすがですね。

■ 「ニムエによるイェネファーの伝説」完結!

Team Aretuza の TheFoxBride さんと Lionhart さんの二人がタッグを組んで全12回を作り上げたファンメイドのジャーニーストーリーが完結しました。字幕を作るにあたり、原作小説を再確認する良い機会になりました。朗読いいですね。上記のリンクは全12回(予告があるので13回分)の再生リストです。

先週のアート

Twitter:シリの刺繍
これには《スヒャール》くんも一目ぼれ

Reddit:シリ・トリス・イェネファーの美女アート
以前からあったアートですが、4Kアップスケールしてあります。

先週のネタ

Twitter:ウマ娘の画像をアップすると近い構図のグウェントのカードが送られてくる
これはウマい!ちなみに私が一番すきなのはこれ

Reddit:ゲールズ「俺の役目って……」
いや、まあ、なんというか……サーチカードの宿命だと思います。

今後の予定

5月24日~:新カード公開キャンペーン
5月28~30日(金~日):Kalkstein's Horror Tounament
5月29・30日(土日):GWENT World Cup プレーオフ
6月5・6日(土日):GWENT WORLD MASTERS
6月8日(火):新シーズン開始(新カード26枚追加予定)
6月12・13日(土日):ホワイトオーチャード杯
6月17日(木):Android版「奪われし玉座」配信
7月3・3日(土日):2021年第2回Open大会

今後のスケジュールは下記のリンクからご利用いただけます。
一般公開用リンク(Googleアカウントなしに利用可)
取り込み用リンク(あなたの Google カレンダーに予定を追加)
■ iCal形式リンク:
https://calendar.google.com/calendar/ical/b7ubl0gnistgh44p1jcp6b0kr0%40group.calendar.google.com/public/basic.ics (カレンダーアプリ用追加URL、Googleアカウントなしに利用可、ブラウザでアクセスしてもエラー)

編集後記

先週から Scrapbox 「グウェントに運要素はない」の整理をはじめました。 SeeSaa Wiki のほうに情報を載せていきます。

編集者は常に募集中です。誤字脱字チェック程度の作業でも構いません。また、WEB技術のCSSを使ったデザインに詳しい方に来ていただけると非常に助かります。

それじゃ、今週もグウェントでもやらない?

※カード情報は https://gwent.one/jp/cards/ の Export 機能を使用しています
※「日本グウェン党」の記事は「CDPRファンコンテンツガイドライン」に従って作成された非公式のファン作品であり、CD PROJEKT REDによって承認されたものではありません

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