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どうすれば書店は生き残れるのか?:その2

まず立地を考えたい。これは本屋に限らないことだが、多くの人は立地のことを分かってるようで分かってない。多くの人は「不特定多数の人が行き交うところ」がいい立地だと考えている。が、それは有り体に言って過去の話だ。今の立地はなんといっても「車でのアクセスのしやすさ」がだいじである。

ぼくは福岡県福岡市の隣の糸島市に住んでいるが、車で30分圏内に10くらいの巨大ショッピングモールが点在している。その意味では豊かで選択肢が多いのだが、色々なところに行く中でやがてよく行くところとそうでないとろにくっきりと二分されて来た。

よく行くのはやはり「車が停めやすいパーキングのあるところ」だ。特に屋根付き(駐車場棟など)だと価値が大きく高まる。なぜかというと、屋根があるとことによって雨や日差しを避けられるので、乗り降りがかなり楽で、利便性が高いのだ。

そのため書店も、まずは「広くアクセスのしやすい駐車場」を備える必要があるだろう。さらに俯瞰して考えるなら、「高速出入り口から近いところ」が理想的である。

その昔(今もかもしれないが)、「なぜラブホテルは高速出入り口の近くにあるのか?」ということが話題になった。多くの人は「利用者が高速道路を使って車で来るから」と考えたが、それは不正解である。ラブホテルは建てる上でさまざまな規制があるため、規制の緩い場所にしか建てられないのだ。そして道に隣接しているところで最も規制が緩い場所となると、高速出入り口付近しかないのである。つまりラブホテルは、仕方なくそこに建っているのだ。

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