「介護情報基盤」構築で、前提となる利用者の「本人同意」を巡り、疑問や意見が相次ぐ
*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年9月19日(木)第1308号*****
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「介護情報基盤」構築で、前提となる利用者の「本人同意」を巡り、疑問や意見が相次ぐ
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要介護認定の事務作業のデジタル化を可能とすること等を目指し、厚労省は「介護情報基盤」の構築と整備を進めているが=画像・厚労省HPより。緑色のラインマーカーは、弊紙による加工=その前提として、介護サービス利用者の「本人同意」が必要となる。
本日(9月19日)開催された介護保険部会で、議題として「介護情報基盤」が取り上げられ、この「本人同意」を巡り、有識者から疑問や意見が相次いだ。おおむね「基盤」の必要性を認める声が多い中で――
「利用者本人が『同意』する点は極めて重要で、これを広く国民へ周知し、認識が共有される必要がある」「利用者本人が『基盤』を使って自分の情報を見たい場合、マイナカードが必要になるのか?」等、問題点の指摘や質問が投げかけられた。
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