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「実際に要介護認定がおりるまでの間、多くの要介護者は『ほったらかし』にされている」
*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和6年12月10日(火)第1361号*****
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「実際に要介護認定がおりるまでの間、多くの要介護者は『ほったらかし』にされている」
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介護が必要な高齢者等の「要介護認定」で、申請から認定までの期間が現行法では「原則30日」だが、厚労省の調査ではこの平均が「30日」を大幅に超える「40.2日」との結果が出ている=グラフ・厚労省発表資料より。黄色のラインマーカーは、弊紙による加工。
これを受け、厚労省は昨日(12月9日)有識者会議・介護保険部会を開催し「認定の調査期間の短縮」に向けた方策を検討した。ここで、会議に出席した複数の委員から「末期がんの患者さん等、急を要する方々への対応ができていない」との声が挙がった。
さらにある委員からは、自らが所属する団体が介護保険の利用者本人に調査した結果として「実際に認定がおりるまで、多くの要介護者は『ほったらかし』にされているという実態がある」等と指摘した。
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