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「多数回該当による『据え置き』は約2割、残り8割の約640万人は『切り捨て』になる…」
*「最適な介護」を実現するための情報紙*
_/_/_/_/_/日本介護新聞ビジネス版_/_/_/_/_/
*****令和7年2月21日(金)第1409号*****
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「多数回該当による『据え置き』は約2割、残り8割の約640万人は『切り捨て』になる…」
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高額療養費制度の「見直し」で、福岡資麿厚生労働大臣は先週金曜(2月14日)に「多数回該当の見直しを凍結し、据え置く」ことを「公表」したが、これ以外の「見直し」については「当初の予定通り行う」との方針を示している=弊紙2月17日号で既報。
この福岡大臣の「公表」以降、「当初の予定通り行う」ことに対する批判が強まっている。その中で、保険診療を行う医師等で構成された任意団体・全国保険医団体連合会(以下「保団連」)は「公表」翌日(2月15日)にホームページ上で――
「(「公表」により)多数回該当者155万人が『据え置き』となるが、これは高額療養費制度の全利用者(795万人)の2割に過ぎない。高額な治療費で家計が逼迫していても(残り8割の)約640万人は『切り捨て』られる」等と指摘した=グラフ・保団連発表資料より。ただし内容は2月10日時点の中間集計結果。黄色のラインマーカーは弊紙による加工。
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