1/9(月) 中山1,8 +フェアリーS
こんばんは。仁王です。
昨日は的中無しで悔しい結果となりましたが、惜しいレースが多かったのでズレを修正して3日間競馬の最終日に立ち向かいたいと思います。
馬場状態の確認から。
中山、中京共に差し優勢。しかし中山の芝・ダは逃げ残りも同居。芝は内がまだ使えているし、ダートは乾いているが差し差し決着になることは稀。1頭は逃げ・先行が残る。
中京は芝・ダ共に差し優勢が顕著。芝は明らかに外伸びだが、12Rのように内を空けてくる可能性がある。そうなれば先行勢有利。ダートは完全に差し優位。
それでは予想に入ります。
中山1
含水率1%台で乾ききったダート。差しは入ってくるものの先行勢も意外と残ってくる。しかし1月入ってからの傾向を見ていると、大外ピンク帽はきつそうだ。普段なら中山ダ1200の大外枠は優位だが、この馬場だとさすがに外過ぎるのは厳しいかもしれない。内目及び5,6枠までの先行馬、そして差し馬を上手く組み合わせたい。
◎5ラプソディンブルー 小林脩J 54kg
テンのスピードはそこそこも二の脚は使えるタイプ。前走はスタートで接触するも好位中段にポジショニング。砂を被りながらも意に介さず内で溜めて、直線でも接触しながらジワジワと伸びた。このレースの勝ち馬は強すぎたが、2着馬とハナ差の3着。このレースで5着だったフェイマスアレグロが昨日のレースで圧勝したが、似たような馬場状態のためある程度の実力を図る物差しとなる。フェイマスアレグロの勝ち時計が1:12.9なのでこの馬場を12秒台で走ってこれれば勝ち負け。前走は1:13.4だったが、接触等の不利を考えると時計は縮めてくる目算は高い。スタートしっかり出れば勝ち負けできる。
鞍上小林Jは同コースで過去3年間の成績が良く、勝ち数3番手で単回収率が200%を超えている。ということは人気薄の馬に乗りながらも多く勝っているということ。本コースの相性の良さが分かる。
○12プリンシペペケニョ 原J 54kg
前走が非常にロスの多い競馬で4着。スタート出遅れて後方。そこから砂を被り2,3回頭を上げる道中で、直線を向いてからも残り200m切ったあたりからさらに進路を外に取り、残りの短い直線で追い上げて4着となった。ゲートが決まるかどうかは未知数だが、今回外枠で前走よりはスムーズに進められるはず。馬場は重くなるが、血統的な背景からすると、米国系のディスクリートキャットに母母父Seeking the Goldと米国系の配合でパワーが増幅されていると見る。今の馬場には合うのではないだろうか。
▲13デルマネコダマシ 松山J 54kg
こちらも前走出遅れ。そこから大外をぶん回して直線追い上げ4着。陣営に寄ればメンコを外したら音に驚いたとのことで、今走はゲートをしっかりでる目算はありそうだ。鞍上松山Jは過去3年で同コースを20鞍しか走っていないが、それで5勝をあげており、単回収率255%と驚異の数字。本コースとの相性が良さそうだ。
△15サルトルーヴィル 津村J 56kg
大外枠だが、地力上位。
中山8
ここは敢えて妙味を狙って先行勢を嫌ってみる。外からロードミッドナイト、プランセスカグヤ、タヤスゴールド、トップヴィヴィッドが前を主張するはずで、そこそこ流れそうだ。大抵ここから1頭は残るのだが、今回は先行勢が人気しているため、敢えての差し決着を狙う。
◎1ニルカンタテソーロ 原J 56kg
近2走が好内容。前が流れても流れなくても終いに良い脚が使える。また中京でも好走できており、ファーンヒルの2着、カネコメアサヒやフルールドネージュなどなかなかの関西馬と互角に戦ってきたことは評価できる。斤量減はもちろん好材料。前走は外枠で外5を回らされながらも直線伸びて2着。今回は最内枠だけが懸念だが、ある程度前には出られるのでポケットに入り込めば、前が流れる想定なので上手く捌いてくれたら勝ち負けできる。
○6キタノブレイド 菅原明J 58kg
こちらも終いの脚をしっかり使って差していくタイプ。近8走のうち、5回上り最速で、2回上り2番手の脚を使っている。中山1200でも結果が出ており掲示板を外したことはない。ここは地力上位と見る。斤量3kg増だけが懸念材料。
▲4ジェットマックス 松山J 58kg
前走は休み明け+16kgにも関わらず、後方から猛追を見せ4着。絞れて上積みあれば上位進出可能。
中山11 フェアリーS
中山の芝は明らかに外差しに振れてきているが、インは引き続き使えており、差し逃げ同居のパターンとなっている。今回は前に行って勝ってきた馬が多くある程度前が流れそうだ。そうなると差していける馬及び、先行勢の1頭は残すという想定で臨みたい。
◎6ミシシッピテソーロ 鮫島駿J 54kg
前走阪神JFは勝ち馬と0.7秒差、3着とは0.3秒差の5着と充分な走りを見せた。それも直線で前が詰まる不利もあった中での5着で、あれがなければリバティアイランドと一緒に上がっていけたはずで、馬券内は充分あり得た。そもそも中段からの競馬で進める馬でジワジワと上がっていくタイプ。今回の展開には合うと見る。道中からしっかりポジションを上げていくことが重要。内側の捌きが美味い鞍上ならば、ポジションを取ってからの抜け出しができるはず。期待したい。
○4アンタノバラード 田辺J 54kg
しっかりした決め脚を持つ本馬。2走前の同条件重馬場での差し切り勝ちが、今の時計の出ない馬場に近い状態と想定すると良い内容。前走の位置取りを見ると内目の枠が気になるところだが、連続騎乗の田辺Jが同じ轍は踏まないと期待し対抗評価。
▲8イコノスタシス 北村友J 54kg
新馬戦でリバティアイランドの4着。同じレースで2着だったクルゼイロドスルは先日ジュニアカップを勝ち、レベルの高い新馬戦だった。前走は2馬身差をつけての逃げ切りと完勝であり時計は非常に良い。同日同条件のベゴニア勝より時計が速く、同じレースに出ていたヒップホップソウルよりも速い時計で走れていることを考えると、地力は充分だろう。
△3マイレーヌ 横山琉J 54kg
陣営が逃げ宣言しているように、先手を取ってきそうな本馬。前走の白菊賞では阪神マイルで逃げ3着好走。阪神マイルの長い直線を逃げて3着まで残したことを考えると、中山はさらに合うコースと見る。鞍上は逃げが得意なジョッキーなので、思い切った騎乗をしてくるだろう。