中山開催に向けて! 中山ダ1200m分析
こんばんは。仁王です。
いよいよ今年も残すところ1か月。勝負の1か月であります。ひたむきチャンネルでもお話しさせていただきましたが、この中山開催は自分の本当の実力が試される機会だと思っています。9月の中山での好成績がまぐれだったのか、そうではないのか。。。正念場です!
まぐれにしないためにもコースの研究をしっかりやっていきたいと思います。
コース形状
2コーナー奥の芝部分からスタートし、3コーナーまでは約500m。スタート後は下り坂ということもあり、前半はハイペースになりやすい。直線ラスト200mで高低差2mの急坂が待っているため、前半で脚を使いすぎるとここで止まるパターンもある。セオリーは逃げ・先行・外枠。
脚質
路盤改修後の2015年から過去6年分のデータを調べてみました。
やはりセオリー通り、逃げ・先行が有利。4角4番手以内の馬が複勝率40%を超えている。しかし、7番手までは複勝率30%を超え、回収率も100を超えてくる。このあたりの展開を読むことが、中山攻略のカギとなる。
脚質×馬場
馬場状態でどう変わるか見ていきます。
ここもイメージ通りでしょうか。馬場が軽くなれば逃げ・先行馬の成績がわずかながら上がるようです。
ただ一つ頭に入れなければならないのは、ここまで言ってきた勝率・連帯率・複勝率はあくまでも出走数に対するパーセンテージであって、レース数に対する着順数は別に考える必要があることです。例えば3着に入った馬の数は、良・稍重で言えば、逃げ・先行馬と差し・追込み馬でほとんど変わらないということ。重・不良馬場まで行くと3着も含めて明らかに逃げ・先行馬が強いということは言えそうです。
脚質×クラス
クラス別だと脚質の違いが顕著に出てきます。
未勝利クラスでは、前有利に変わりはないですが、1勝クラスになると差し差し・追込みが台頭してくるようになり、2,3勝クラスになれば、2,3着はほぼフラットと言っていい状況になっています。レベルが上がるほど差しを警戒した方がいいでしょう。
ちなみにG3のカペラSはこのような状況。こちらもほぼフラットというか差し優勢。このレースは予想しがいがありそうですね。
枠
枠での有利不利では、こちらもセオリー通り外枠優勢。特に6,7,8枠は複勝率が20%を超えてきています。また8枠の勝率が少し抜けていますね。これはイメージ通り外枠の芝スタートでしょう。しかし、イメージするほど内枠が弱い訳ではないのでその点は注意すべき。
これが馬番で見るとちょっと面白いことが分かります。
同じ8枠でも15番より16番のほうが成績が落ちています。もちろん好成績なのは間違いないですが。おそらくこれは、16頭立ての大外だと相当なダッシュ力がないと、芝スタートと言えど前を取り切れないからではないでしょうか。スタートから頑張って出していっても外3,4あたりを回されることが多く、ラストで持たなくなると推測しています。とはいえ好枠なことは間違いないので、15と比較したときに少々割引する程度、と頭に入れておきたいですね。馬場状態との関係は、どの馬場でも概ね同様の傾向。
枠の有利不利は多少はあるが、勝敗を大きく分けるほどではなさそうです。展開読みに使う程度にしておくべきかもしれません。
馬体重
ダートは馬体重が大切という話をよく聞きますが、データではどうでしょうか。これをみると、定石通り460kg以上のレンジを狙う方が成績が良くなりそうです。サンプル数は少ないですが、540kg以上の馬は勝率も回収率もグッと上がるので、出てきた場合は押さえておくべきでしょう。また、420kg以下の馬は軽視してよいかと。
血統
気になる種牡馬のデータも集めてみました。やはりダート短距離はヘニーヒューズ産駒が圧倒的に強い。前回の中山開催でも注目していたアジアエクスプレス産駒は、まだサンプル数少ないですが好成績。単回収率100%を超えている、アイルハヴアナザー、ロードカナロア、トランセンド辺りを見かけたら少なくとも抑えてはおきたいところです。
まとめ
●基本は逃げ・先行馬有利。テンの速い馬をきちんと押さえておく。
●連系を買うなら3分の1は差しを入れておく
●重・不良馬場になれば前だけでもよい
●クラスが上がれば差し警戒
●枠の有利不利はあるが、勝敗を大きく左右するほどではない
●馬体重540kg以上がいたらチャンス。420kg以下は軽視
ここまで読んでいただきありがとうございました!数字ばかりの読みにくい文章で申し訳ありません。