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「すくすく」おそるべし。
昨日見学に行ったモンテッソーリの保育園には、うちの赤ちゃんと同じ、0歳児さんのクラスもあった。
そこは小学校の教室半分くらいの広いお部屋で、机も、いすも、おもちゃも、なにもかもが赤ちゃんサイズだった。
朝日で明るく照らされた窓際に、机が四つくっつけて置かれている。いすには先生と子ども二人が座っていて、たぶん朝食を食べている。机もいすも赤ちゃん用の高さだから足がちゃんとつく。子どもたちは、隣の子にちょっかいを出したりしながらも、行儀よく食事をしている。
その手前では、手押し車を押して、器用に歩いている子がいる。別の子は先生が「おいで」と呼ぶと、ハイハイで手洗い場(これも赤ちゃんサイズの低くて小さいもの)まで移動していく。ずいぶん長い距離だけれど、気にせず這っていく。
人なつっこく、僕たちのほうをみている子もいる。手を振る子もいる。
1歳より上の子どもたちは「まだ先のこと」と思えたけれど、この0歳児クラスの諸先輩方は、数カ月後のわが子の姿。
こんなふうになるのか。信じられない。だって、あまりにも、動いている。うちの子は離乳食もまだだから、食事をしている姿も想像できない。
でも確実に、ほんの数カ月のうちに、なる。なるんだよなあ。
頭では分かっていても、その事実と目の前の光景は、僕にとって驚異だった。
当の本人は見学の間じゅう、抱っこひもに支えられて、すうすう寝ていたからその景色は目にしてない。なのに今日は、なんとなくだけれど、新しい動きが増えているような気がする。諸先輩方に触発されたか。
子どもは「すくすく」育つというけれど、この「すくすく」って他ではちょっと経験できないくらいの変化量と速さなんですね。こっから先、驚異の連続なんだろうなあ。楽しみなような、こわいような。
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