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じゃがりこ

じゃがりこ

特急や新幹線に行くとき、風景を見ながら何か食べたくなる。そう思わせるのは座席の前の目の前の折りたたみ机のせいだろうか。

先日、遠出で特急に乗ることになった。リクライニングを傾け、景色に目を向ける。そして「しまった」と気がついた。お供のお菓子を買い忘れたのだ。これはなかなかにショックで、斜め右の人の手に持つじゃがりこがとにかく羨ましい。

ただ、過ぎたことはしょうがない。帰りは絶対に買うぞと覚悟を決め、時を過ごした。

そして、時は来た。現地の予定も終え、いよいよ帰路に着く。手には特急のチケットと、じゃがりこと飲物。準備はばっちしだ。

席につき、電車が動き出したころ、じゃがりこを口に運ぶ。「ボリボリポリ」、あれ、こんなに音なるんだっけ。こういう時に限って、車内は静かで、私のじゃがりこの音が悪目立ちする。もう一本食べる、やはり音は変わらない。しかも、気合を入れて買ったのは、Lサイズのじゃがりこだ。ボリボリポリ、計算するとじゃがりこ一本につき3ボリボリかかる。3ボリボリだから、残りの本数をかけると、、、あー!!!

私は何とも言えない気持ちを心の中で叫んだ。行きの特急の人も、同じ思いをしていたのだろうか。皆さんはどうか、美味しいじゃがりこを美味しく食べてくださいね。

※あくまで個人主観で感じたことなので、車内でもじゃがりこは美味しくいただけます。

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