ソロ温泉
ソロ温泉
ついに来てしまった。ソロ温泉。まぁ、ついにというほど念願だったわけではないが。きっかけは、今期のドラマ『ソロ活女子のススメ2』の、第7話のソロ温泉の回。同じことをしたかったのだ。
目的は体をのんびり休ませること。ネットで調べて、東京で良い温泉を探して見つかったのが、「秋川渓谷 瀬音の湯」。今、ちょうど現地に着いた所だが、素晴らしい。目に映るのは緑、耳に入る音は鳥の声。東京にもこんな場所があったんだな、東京と言っても一括りには出来ないね。
最寄駅は、武蔵五日市駅。少し田舎っぽくて駅の雰囲気もいい。バス停で待つ人も心なしかのんびりと時を過ごしている。バスに乗り込む。車内から見える、田舎特有のみたことないコンビニ、地元の人たちののんびりした会話。その全てが絵になる。
実を言うと、どこの温泉かを決める段階は悩んだ。もっと駅近に手軽な温泉はあった。でも、あえて、駅から離れてて、大変な場所を選んだ。馬鹿らしいかもしれないけど、面倒くさいことをしたかったのだ。きっと、その選択肢は正しかったと思う。温泉に行くまでの、都会から自然へと変化していく風景、これが私の気分を高めていく。非日常感、温泉は意外とこちらの気持ちの持ちようも大切なのかもしれない。
温泉に入った。気持ちいい。温泉特有の、肌に感じる良さそうな物質、綺麗な景色。心が落ち着くって、これなんだろうな。そして、どの温泉にもいる。温泉の達人のようなご年配の人たち。どんなにこちらが温泉を満喫しても、向こうのほうが心から温泉に浸かってる気がする。なんでだろうな。
そうして私は帰路に着いた。良い時間だった。みなさんもお疲れの時は、こうして羽を伸ばしてくださいませ。お読み頂き、ありがとうございました。