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パパが育休を取得して2人目・3人目の子どもを迎えたら<ケース1>
2人目だからこそ育休を取得
初めての子どもを迎えるときは何もかも初めての体験なので不安も大きい。では2人目は経験済みだから大丈夫なのか?といえば、実は、子どもを抱えながらの新生児の育児となるので、こちらも初めての経験です。上の子が小さいとどちらからも目を離せず、一層大変です。
1人目のときには育休を取得しませんでしたが、妻の負担を想像し、2人目を迎えるなら育休を取ろうと決めていたというSさん。
上の子の面倒を見ながら新生児の世話をするのは大変だと思っていたので、2人目は育休取得が前提でした。
仕事を離れるのも初めての経験。まだ男性で育休を取ったことがいない職場で、育休を取ることを伝えることは勇気がいります。
Sさんの職場は家族や私生活を大切にする風土があり、恵まれた環境に置かれていると感じたそうです。
1か月の育休ともなると、同僚への引継ぎも必要です。
ほぼ予定日通りだったので、当初の予定通り、出産直後から育休に入りました。その月納期の業務の見通しは立ったため、円滑に引継ぎができ、同僚も育休を取る前提で話をしてくれました。育休に限らず、引き継いだり任せたりすることが普通になれば、全員が働きやすくなると感じました。
育休中は職場の状況が見えないと不安が募りました。仕事から完全に離れるのではなく、連絡をもらう方が気は楽です。
育休中は家事育児に専念できるようにとの会社の配慮で、仕事の連絡は入りませんでしたが、1か月も離れるとうまく復帰できるか心配になることも。断絶されるよりは、薄くでも繋がっていられた方が精神的には落ち着く場合もあるようです。
家事育児の大変さを痛感
育休中は、出産直後のママがなるべく身体を休められるように、家事も育児も担当しました。
寝ている妻にアドバイスをもらいながら、上の子の送り迎えや赤ちゃんの世話等、基本的にすべての家事育児をこなしました。ただ想像以上に大変でした。特に、時間の管理が難しかったです。仕事ならばある程度予想ができて線引きができますが、家事育児は予想ができません。終わりが見えず精神的にきつかったです。
育休で深まった家族の絆
家事育児に携わって、仕事とは違う難しさを感じていたSさん。妻への感謝の気持ちが増したそうです。
育休を取得して良かったです。妻の労をねぎらうにしても、実体験があると違います。また、上の子との時間が持てたことで、より仲良くなりました。自分の経験としても、家族全体としてもプラスでした。
家族そろって晩ご飯の食卓を囲み、就寝は夜7時。妻と子どもたちが寝ている姿をまじまじと見て、幸せを感じました。今でも、1枚の絵画のように印象的に記憶に残っています。
今回は2人目だからこそ育休を取得した事例を紹介しました。
上の子は幼稚園や保育園に通っていたとしても、出産直後の身体でママが送り迎えをするのは大変です。また、上の子とご飯を食べたりお風呂に入ったり上の子との関係を構築することもできて、1粒で2度美味しい経験とも言えます。
2人目3人目で初めての育休でも、遅くはありません。機会があれば検討されることをお勧めします。
*妊婦のくらしでは、男性の育児休業について取りまとめた『俺たちの育休白書』を作成しました。ご関心のある方は、メール(contactアットマークninpu.org)でご一報ください。
*育休制度は各社で異なるため、所属企業の担当部署に確認してください。