アステーヤ(不盗)〜時間泥棒〜
前回の記事で、家のことを全くしない方へのメッセージを忘れてしまいました。
これを伝えたくて、アステーヤについて書くことを楽しみにしていたのだった。思い出せて良かった!
時間を盗む・奪うという概念は、家のことや育児のことの場面でも言えることだと思う。
日本では、男が家のことをしないということがどこか当たり前に根付いている。いまはもうそんな時代ではないと気づいていない人が未だに多い。
だからこそ、伝えていく必要がある。
今回のテーマはこちら
”家のことを全く、あるいはほとんどしない人はパートナーの時間を奪ってはいないだろうか。”
パートナーだってひとりの人。
自分の時間を少しでも多く持ちたいと思っているだろうし、
子供と楽しく過ごしたいと思っているだろうし、
ゆっくり寝たいとも思っているだろう。
人ってみんなそうじゃないかな?
(家のことをするのが好きで好きでたまらない人は別か)
でも、家のことをしないひとたちは、相手がそう思っていることにも気づかないのだろう。
気づかないから、相手の時間を奪っていることにも気づけない。
自分が何か一つでもやるだけで、相手の時間が増えるということを知ってほしい。
何かできることあるよね。
たとえば、1日に10コ、家のことをやる必要があるとする。いつもは全てを任せきりにしてしまっている。
けれど、このうちの1つでもやったらどうだろう。
もし、2つできたらどうなるだろう。
1つにつき10分かかるとして、自分の時間を20分提供したらどうなるだろうか。
相手の時間が20分うまれる。
この20分をふたりの会話の時間としたらどうだろう。時間の価値が上がらないだろうか。(私には40分ぶんの時間になると感じている)
二人の会話の時間がないと悩む人。
どうだろう。
本当に時間はないのだろうか?
”ない!ない!”と思うより、
”どうしたら作れるか”を考えてみはどうだろう?
もし、パートナーがいつも自分や子供にキツくあたる。そんなことがあったら、パートナーのゆとりを奪っていないか考えてみるのはどうだろう。
愛されていないと嘆くのであれば、
相手のことを愛することはもちろんのこと、
相手のすき間・ゆとりを奪ってしまっていないか。
いま一度、思い返してみてはどうかな。
・・・
・・・
時間がないという経験は誰もがしたことがあるはず。その時を思い返してみてほしい。周りを見渡す余裕があっただろうか、相手を思いやる余裕はあっただろうか。パートナーもそれと同じことがいえるのではないだろうか。