1年前から感じていた、そこはかとない不調。~子宮体癌体験記~
写真は今日食べた焼肉&冷麺ランチで、記事には何の関係もないことを最初に詫びておきます。
美味しそうに撮れたのでつい……。
癌の告知をされたとき、恐怖や不安を感じたことはもちろんだけど、実はほんの少しだけホッとした。
なぜなら1年くらい前から、何とも言えぬ不調をずっと感じていたから。
体調がスッキリしないというか、頭と心に体が付いてこないというか。とにかく、なんだかいつもと違う感覚をぼんやりと抱き続けていた。
疲れが抜けなくていつも体がだるかったり、休みの日も気力がなくて寝て過ごしたり。
とにかく、しんどかった。
だけど、仕事も忙しくてついつい病院に行くことを後回しに。
しかし、そうは言ってられない出来事が。
ある日、お腹の痛みを感じてトイレに行くと、下着が真っ赤に染まるほどの出血。ただ事ではないことを突きつけられた。
元々、初潮からずっと生理不順で、3ヶ月くらい無いこともしょっちゅう。そういう時は生理の量が多いこともあったけど、何か違う。なにより、生理はこの前終わったばかり。
まさにこの出血が、自分の体からのサインだった。
「気付いてくれーーーーーーー!!!」
きっと、子宮の叫びだったんだと思う。
子宮体癌の症状の1つが不正出血で、これで気が付く人が多いのだそう。さすがの私も、やんごとなき状況であることは否応無く察知した。
かくして、私は婦人科を受診し癌の診断を受けた。
その時、これまでの点が線でつながったような気がして、なんとなく自分のなかで納得できた。
そうか、不調の原因は癌だったのか。
そりゃしんどいわ。だって、癌だもの。
ヤバイ奴が体の中で暴れようとしてたんだもの。
なるほどなるほど。
ホッとした気持ちは、モヤモヤの正体が見えてきたことへの安心。
なんだかわからない正体不明のものが、モヤモヤの中から姿が浮かび上がってきたような気分だった。
さてさて、正体がわかってきた相手と、どう戦うかな……
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