憧れの人を口説くため、毎日欠かさず居酒屋に通い続けたが、最悪の結末に・・・。 〜片想いの愛を受け入れると不幸になる〜
今まで見聞きした恋愛話で、一番と言っていいほど熱烈に口説き落とした恋バナ。
あるサラリーマンが、私の友人である、とっても美しい女性に恋をしました。
（彼女は、私にとって元カノだから、性格もよく分かります。）
その女性は、女優のような端正な顔立ちで、街を歩いていても、男性が通り過ぎる際に、皆振り返るような女性でした。
彼女は、ある大きな居酒屋で、働いていました。
その居酒屋のスタッフの中でも、ダントツに目立っていいました。
ある日団体で来店したグループの一人の男性が、気に入られ、その男性は初対面で完全に彼女にハマりました。
それからは、毎日その居酒屋に仕事が終わると1人で通う。
当時は、そんなにお1人様で、居酒屋に来る時代ではなかったので、1人で来るだけで、目立つ存在だった。
いつもの、カウンターに座る。
１年近く、毎日欠かさず1人で通った。
当初、彼女にとって、その男性は全くタイプでなかった。
店内でアプローチしてくる男性は数え切れず、最初から無視していました。
さすがに、１年も経つと、彼女の気持ちも少しづつ動いてきた。
自然に、周りのスタッフも後押しするようになる。
そして、１年後、初めてのデートが始まったのですが、数ヵ月後には子供が出来て、結婚しました。
それから、１年もしないうちに離婚。
離婚の原因は、
「愛せなくなった」から。
というより
「元から愛してなかった」
ことに気がついたというのが、
彼女の離婚後の正直な気持ちでした。
この話の核心は、彼女が自分でハマってしまった不幸な出来事だということです。
彼女が結婚したのは、彼の圧倒的な熱意に負けたからです。
つまり、自らは愛してなかった・・・。
外見のいい女性の陥りやすい、恋愛のパターンです。
男性が、熱心にアプローチしてくる。
その事に、慣れてしまう。
そうすると、自分から好きになり、愛することの意味が、分からなくなってくる。
「愛された方が幸せ」と勘違いしてしまう。
そもそも、一方的に愛されると言うのは、「愛」が成立していません。
「愛」とは、そもそもお互いの気持ちが高まっている状態を言います。
どちらか一方が、情熱的になり「好き」だと言うことは、「愛してる」ことではない。
つまり、「片想い」と「愛し合う」ことの意味を取り違えています。
このことが、大きな誤解や錯覚を生み、最悪は不幸な結果となります。
では、自から彼氏を「心から愛してる」かどうかに気づく方法は、どうすればいいのか。
自分の心（愛する気持ち）を確かめることは難しくはありません。
それは、彼氏の望むことを想像してみることです。
それが、いくつ浮かんでくるか。
そして、それがお互いにとって大切なことなのか。
あるいは、その想像した事を、彼氏に実現する強い気持ちがあるのか。
自問自答してみるのです。
彼氏の望むことが、浮かばないのなら、
彼氏を愛してないということです。
浮かんでも、それを実行したいと思わなければ、
彼氏を心から愛してないということです。
つまり、そのような気持ちが自分自身になければ、一方通行の状態に、どっぷりつかっているということです。
片想いを、「愛」だと勘違いしてはいけない。
もちろん、付き合い始めは、そのような状態でも、恋愛は変化することもあります。
最初は、一方的な恋だったのに、その気持ちが、大きく変化することによって、上手くいくケースもあります。
しかしながら、恋愛とは、相思相愛が原則であり理想です。
自分も心から相手を愛せるから、ワクワク・ドキドキと心がときめく。
それが、お互いにより深い絆になり、より深い愛になって行くのです。
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