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私的な資本のFRBの誕生 〜米国金融暗黒史の始まり〜

これから起こるであろう、世界金融システムの歴史的大転換で、どんなことが起こるかを予測するには、米国のFRB(連邦準備銀行)を理解することが大切です。

FRBとは:米国の中央銀行制度である連邦準備制度(FRS)の最高意思決定機関。7人の理事(うち議長1人、副議長1人)から構成されており、英語表記「Federal Reserve Board」の略で「FRB」と呼ばれます。

今から100年以上前の、1913年にFRBは作られました。

その目的は、英国とロスチャイルドによる米国(世界とも言い換えられる)の金融支配のためです。

米国の金融支配は、世界一の軍事力を背景にしているので、世界最強です。

その象徴が、これまでの米ドルの基軸通貨支配(最高70%まで)です。

米国の英国からの独立戦争で、1776年の独立宣言が行われたのですが、実質、経済・金融は英国・ロスチャイルドに牛耳られているのです。

NYの金融街(ウオールストリート)が、世界を支配してきたとも言えます。

かっての英国は、「大英帝国」として世界の4分の1を支配した。

それが、米国の世界支配に変わったのです。

1910年、アルドリッチとJPモルガン、ロックフェラー、クーン・ローブ商会の銀行の代表者らは、ジョージア州ジキル島に10日間隔離した。

その時に、FRB(連邦準備銀行)を作った人たち。

・ネルソン・アルドルリッチ(ロックフェラー)
・ヘンリー・デヴィソン(JPモルガン)
・ベンジャミン・ストロング(JPモルガン・シニア)
・フランク・ヴェンダーリップ(ナショナルシティ銀行頭取)
・ポール・ウォバーグ(ロスチャイルド)

連邦準備制度理事会は連邦議会の下にある政府機関であるが、予算の割当や人事の干渉を受けない。

各連邦準備銀行は株式を発行する法人(body corporate)である。

つまり、米国政府の持株はゼロで、個人の出資です。

そこで決められた最重要なことは、連邦準備券(ドル紙幣)の発行を行うことです。

FRS(連邦準備制度)の本部は、NYではなくワシントンに置きました。

連邦準備銀行のうち、もっとも重要な働きを担っているのは、ニューヨーク連邦準備銀行です。

FRB設立当時の大統領は、民主党の第28代アメリカ合衆国大統領ウィルソンですが、ウィルソン自身も、国際金融資本家のシンクタンクである外交問題評議会のメンバーでした。

晩年に、「私の最大に失政は、私的な資本のFRBをドルの発券銀行として認め、議会にも承認させたことだ」と語っています。

こうした設立の経緯が、その後の米国の政治の歴史にも大きな影を落とすことになった。

この↑投稿に、米国の金融支配の戦いの歴史の詳細は示しました。興味ある方は、お読み下さい。

現在の共和党と民主党の政治的な戦いの本質も理解できるはずです。

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