あなたは、「本物の愛」に辿り着きたくはありませんか。 〜激しい情熱が必要です〜
「本物の愛」とは何か。
私の経験から分かる、一番大切な条件は、「激しい情熱」があるということです。
誰でも、若い頃を思い出すと、情熱のほとばしるような時期があった。
（人生の最初の頃の出来事は、何であれ印象や思い出に残るものです。）
その頃の情熱というのは、周りも見えないほど、その事やその人にのめり込むことでした。
その情熱は貫けば道を切り開いてくれる。
情熱を貫けられなければ、周りが見えなかった自分を、後悔して挫折する。
若い頃に熱烈な恋に落ちると、それは、生涯忘れられない恋となります。
思い出に残る恋は、人を成長させてくれている証拠です。
では、そのなりふり構わぬ若い頃の情熱と成熟した大人の情熱とは、何が違うのでしょう。
「大人の情熱」とは、周りが見えていても、恋なんて無常だと分かっていても、「何よりも、誰よりも、この恋を大切にしたい」と思うことです。
周りが見えない若い頃の恋は、「本物の愛」に辿り着くことが出来ないと思います。
唯一、若い恋が本物の愛に辿り着くのは、長い期間、その恋を貫けた時だと思います。
若い頃の情熱的な恋は、思い出として、生涯の宝物に違いありません。
しかし、周りもみえて、のめり込める大人の恋は、本物の愛に辿り着く、大きな可能性があります。
人は、大人になると時間をかけて築いたもの（こと）や、大切にしなくてはいけないもの（こと）が増えてきます。
それでも、この愛を最優先して生きてゆきたいと思えたら、
それが「本当の愛」です。
では、恋愛での「若い」と「大人」の違いは何かというと。
年齢は関係ありません。
２０才でも、「大人」と言えますし、
３０才でも、「若い」とも言えます。
つまり、親や家族から本当の意味で自立して、全て自分の責任で生きてゆき、世間や周りに感謝し、世の中の仕組みが分かり、極端に何にでも依存し過ぎない習慣を身につけていることが大人です。
大人になっても、最優先できる「恋の情熱」というものは、「相手が何を望んでいるか」を考える力があるということです。
相手の望んでいることを真摯に考えられることは、容易ではありません。
自分中心の考え方から転換することですから。
色々なものを抱えて生きていく大人になるほど、実は難しいことです。
年を重ねて、守るものや自分いとって大切なことを優先するとは、自分のことを中心に考えているということです。
その殻を破って、脱皮することが「本物の愛」に到達することです。
「私は○○と思う」
「私は○○してきました」
「私は○○したい」
これは、恋愛では自己中心な考え方です。
「あなたは○○だと思っている」
「あなたが○○してきたことに共感する」
「あなたが○○したいことがよく分かる」
こう考えることが、本物の愛へ近づいてゆく、最初の大切なステップです。
あとは、本心から懸命に、言葉にして行動できることです。
たとえば、仕事というのは人生を生き抜く上で、最も大切な手段です。
その仕事さえも、愛する人を守るために、一生懸命やろうと考えられる。
あるいは、愛する人を支えていくために、一途に努力できる。
一度の人生、そんな「本物の愛」に巡り合えれば、これが本当の「仕合わせ」（出会い）です。
この愛に巡り合うことが、とても困難だと思えることは、お互いが「本物の愛」を求めない限り、決して到達しないからです。
だから、「奇跡」「運命」と言えます。
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