株価は”非合理”であり、バブルと崩壊を繰り返すように出来ている
株価は、合理的なものではない。
そのために、非合理に高い株価が8年から12年サイクルで発生します。
そして、バブル崩壊が起こります。
崩壊も非合理なところまで下がるのです。
過去100年、シラーP/Eは5倍から45倍まで、9倍の幅で波動しています。
合理的なPERは17倍付近です。
現在のS&P500は36.8倍です。
この株価が、合理的なものでなく、心理的なものだという根拠です。
この36.5倍を、2000年のITバブル崩壊のPER120倍に比べて、はるかに小さいから、まだ金融危機は起きないと言う、ある有名投資家がいたが間違っています。
2000年ITバブルのピーク1,500から、現在3.87倍です。
明らかに米国市場は2000年から大きく拡大しています。
米国市場を代表するマグニフィスト7が牽引してきたのです。
NVIDIAが代表のAI株価への過剰期待も、数値合理的でなく、将来への心理的な期待を表している。
2000年の暴落はー46%、2008年の暴落はー53%です。
金融関係、銀行、証券会社、投資会社などは、決して悲観的な事実(見通し)を言いません。
何故なら、銀行の取付騒ぎになったり、株の売買が活発化しないことで手数料収入も上がらなくなるからです。
合理的でないことが周知の事実だから、楽観的な未来予測を無責任に行えるのです。
人の心理というのは、ある日突然崩壊します。
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