仕事や勉強より大事な事がある。　〜やりがいと生きがいは違う〜

「にのまえさんのブログを読んで、仕事や勉強以外の大切なことを感じることが多い毎日でした。」

という感想を、ある読者から頂きました。

この感想は、私にとってとても嬉しい。

仕事や勉強では人間は成長しません。

ここまで断言すると、異論は山積みでしょうが・・・。

しかし、こう考えたら分かります。

もし、仕事で人間としての成長があるとしたら、社長や部長は立派な人になります。

そうでしょうか？！

ビジネスで優れていることが、成長なら、出世に縁のない人やパートタイムで働いてる人は、成長しないということになります。

もし、勉強で成長出来るなら、東京大学卒業の方は、人として立派で成長しているのでしょうか。

要するに、社会での評価や偏差値の世界では、人間は成長しません。

心や精神の問題は、数値でランキングする世界とは違います。

ビジネスや学業の世界は、「技術」の世界です。

技術の世界で一流であることと、人としての「素晴らしさ」は、全く関係ありません。

ただし、世の中に貢献しているという意味で、素晴らしい業績があることは間違いありません。

その事と、心の成長や人としての成長は同じことではありません。

ましてや、お金持ちであることなど成長とはかけ離れています。

分かりやすくいうと、全ての人が成長出来るのは恋愛です。

夫婦愛も含めて。

地球規模で言うと、７０億人の男女に、神から与えられた、もっとも神聖なものが恋愛です。

だから、恋愛を語ることは、私にとって生涯をかけるだけの価値あることだと思ってます。

勝ち組・負け組、貧富の格差、という言葉も聞き飽きるぐらい最近語られます。

そのような価値観は、人口減と経済後退の時代には古い考えのように感じます。

もちろん、稼ぐことは否定しません。

むしろ、稼げる力は、尊敬されるし、素晴らしい修練の賜物で、人間を鍛えてくれます。

問題は、その先に何があるかです。

これからの時代は、「恋愛で成長する」ことこそ、人生の真の豊かさです。

恋愛するから、夫婦愛・家族愛も生まれます。

どんなに頑張っても、数値の世界には、優劣が存在します。

そういう価値観ではなくて、全ての人に平等に与えられているものは、心を成長させてくれる恋愛です。

究極が、家族になることです。

人を好きになる気持ちこそが、人として最も大切にしなくてはいけないものです。

それが、あれば人生なんて、格差や貧富に関わらず、誰にでもより楽しく過ごせます。

生きるための手段であり、「やりがいのある」仕事と勉強は、「生きがいである」恋愛とは違います。

物質主義に凝り固まった結果、恋愛まで価値観が歪められてしまった。

人のために生きることの究極の意味は、本当に愛する人のために生きることです。

そうすれば、勝ち負けや優劣でなくて、心の癒しや満足こそ、人生の大切なものだと分かるはずです。

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