【大会レポ】サハラマラソンに挑戦
毎年4月に開催されるサハラマラソン(Marathon des Sables: MDS)というモロッコのサハラ砂漠を7日間走るステージレースがあります。
ステージレースとは数日間に複数のステージがあり各ステージごとにスタートとゴールがあります。全ステージを完走した合計のタイムを競うレースです。
砂漠などの極地系のステージレースでは食料を各自持って野営をしながら進むサバイバル色の強いものが多いです。
私は2018年の第33回MDSに参加しました。
MDSのコースは毎年異なり、スタート地点へ向かうバスの中で渡されるコースマップで初めてコースと距離を知ることになります。
今年(第38回)は過去最長距離の252kmで各ステージの距離が既に公開されています。
MDSの運営も変わり少しずつ大会も変わっているかも知れません、私の記事は冒険へ旅立つキッカケになればと思います。
サハラ砂漠を走るキッカケ
30代後半、日々の仕事の忙しさから自分も含め会社の同僚やプロジェクトメンバーが仕事やお金稼ぎが人生のメインになってしまっているような感じがして、有給休暇を消化しないどころか休日出勤が常習化している状況で働き方改革というか人生って仕事に関係なく何かにチャレンジすることが大事だと自分自身にも社員にも伝えたいなと思っていました。
そんな中、縁あってウルトラマラソンやロングディスタンスのトレランを走る方々と知り合いウルトラディスタンスという競技が自分の中で身近になったときに、ふと世界一過酷なマラソン「サハラマラソン」というレースがネットで紹介されているのを見掛けたことを思い出しました。
サハラマラソンはレース期間が10日間で移動などを含めて14日間は休みが必要です。
どんなに忙しい仕事だとしても2週間以上休むことができる。そして日常から掛け離れた世界一過酷なマラソンというエキサイティングなチャレンジをする。
社員の働き方改革に大きなインパクトがあるのではないかと思いました。
そして、2017年の初め、会社の朝礼で1年後にサハラマラソンへチャレンジすることと1ヶ月の休暇を貰うことを本部全体に宣言しました。
砂漠を走りたいと思ったらまず見るサイト
1)大会のオフィシャルサイト
最新の情報はここからチェック。
また、砂漠を走るのに有効なオフィシャルグッツの販売もあります。
2)大会のサポートをしてくれる日本事務局
日本語以外、よく分からん!という方でも大丈夫。興味を持ったなら飛び込んでみましょう。
3)MDS10回完走、他局地レースの達人
私も現地でご一緒させていただきお世話になりました。とにかく、ここを見れば何でも分かります。
4)理論派砂漠ランナー
様々な実証実験を繰り返し装備品や食料など参考になる情報がまとまっています。
私もたまたま読んだシューズの記事が、現地でのトラブル対応に活かされました。
5)砂漠ランナーのFBグループ
過去に砂漠を走った人、今も走る人、これから走りたいと思っている人、挑戦者を応援したい人など様々な方が参加しているグループです。
他、各年の参加者が集うFBグループも個別にあります。
私はレース終了後に2018年FBグループの存在を知り思い出の写真を共有し合いました。
本記事の私が写っている写真は日本人の仲間が撮ってくれたものです。
5)アドベンチャーランナー北田さんの公式サイト
もっと冒険したい、刺激が欲しいなら是非。
La 1000、La1200とサハラ砂漠を1000km以上走るレースもあります。
トレーニング
過酷な砂漠でただ完走するだけでも大変です。
日本でのマラソン大会でも熱中症や心肺停止で死にます。
多くの仲間と助け合い励まし合って乗り越えますが、基本は自分の命が最優先です。自分の命は自分で守る必要があります。
そしてモロッコでの10日間は共同生活で、且つ初日から9日間は砂漠の中、簡易なテント?で雑魚寝です。
レース中、周りはほとんど日本人ではありません。運営はフランス人とモロッコ人です。日本語は通じません。
健全な精神は健全な肉体に宿ります。
目指すところに向けて十分な体力と準備を整える必要があります。
順位について
アスリート志向で順位を狙うなら次のパターンがあります。
カテゴリーとして個人戦とチーム戦があり、個人の総合順位の他、以下のクラスで順位があります。
Female
Veteran M1 (aged 40 to 49)
Veteran M2 (aged 50 to 59)
Veteran M3 (aged 60 to 69)
Veteran M4 (aged 70 to 79)
Veteran M5 (from 80)
Veteran F1 (aged 40 to 49)
Veteran F2 (aged 50 to 59)
Veteran F3 (aged 60 to 69)
Veteran F4 (aged 70 to 79)
Veteran F5 (from 80)
総合で10位までが入賞で、3位まで賞金があります。
女子は3位まで入賞と賞金、各年代別クラスの1位が入賞でM1、M2、F1、F2に賞金があります。
2日に跨ぐロングステージまでに総合および女性の上位(2018年は総合200位)になるとロングステージは第2ウェーブスタートになります。
運営上の都合か何かだと思うのですが、上位ランナーという位置付けになるので目指す価値はあります。
チーム戦は最小3人のチームの平均タイムで順位を競います。このカテゴリでエントリーするのは確実に順位狙いのランナーでしょう。
チームメンバー全員の完走が条件になるのでかなり厳しいカテゴリーです。
3位まで表彰があります。
順位ではなく下記のような完走+αを狙う上級者も居ます。私もせっかく砂漠を長期間走るので、何かしらサービス開発の実証実験ができないかと考えたものですが、段取りの悪い私には砂漠のレース中に走る以外の制約は無理です。
ほんと、凄いなと思います。
下駄、ワラーチ、足袋で走る
コスプレで走る
何か作りながら走る
動画撮影しながら走る
250kmをイメージする
250kmというと東海道53次でみると江戸から浜松までです。ほぼ東京から神奈川、静岡の3つの都県を越えることになります。
江戸からお伊勢参りに東海道53次を旅した江戸の人気物語の「東海道中膝栗毛」では途中、馬や籠に乗るものの8日間で箱根を越えて浜松まで歩いているようです。岡部で雨で川が渡れなく足止めがあったのでほぼMDSの競技区間は7日で歩くのでしょう。湘南ふじさわウォーキング協会で作成されたバーチャルウォーキング資料がとても分かりやすくまとまっています。
東海道とMDSの違いは、日中の灼熱と夜の寒さ、砂漠がある、オーバーナイトのロングステージがあることくらいでしょうか。
この気候と砂漠が辛いんですけどね。
あと、コース的にはMDSはもう一つ山を越えるかな。
現在の旧東海道と呼ばれる道は一部旧道として残っているところ以外は舗装路なので、あくまでイメージになります。
練習として250kmレースを走るのであれば、週間250kmを走るの(ほぼステージレースと同じ)が目安になります。最低、トレイルメインで週間100kmのイメージはあります。
ただ1日30kmを超えるトレイルを7日間(競技区間は6日間でおよそ240km、獲得標高4000m弱)走りますので、4週間で240km、獲得標高4000m以上を1月、2月に実施でも良さそうです。
私は2018年の1月、2月に仕事が忙しく月間で130km〜140kmで、2回ほど砂浜を含む40km走を入れているようです。
2017年の11月12月では200km以上走っています。
その内容で気持ち的には余裕で完走というか完歩という感じでしたが、元々は全行程を走るつもりでしたので消化不良ではあります。
ロングトレイルの経験
当時、砂漠を走るということに注目して、砂浜を走るくらいしかトレーニングを思いつきませんでしたが、今思えばロングトレイルの経験や知識があればもう少し違っただろうと思いますし、今なら色んなトレーニングアイディアがあるのでムズムズします。
砂漠マラソンと言ってもずっと砂漠を走る訳ではありません。舗装路はありませんが山を走ることもあれば村の中を走ることもあります。
順位を狙うのであればトレイル経験を先にした方がよいでしょう。
また真夏のクソ暑い時期の山小屋泊縦走、春先や晩秋の少し肌寒い時期のテン泊縦走を経験していたり知識があると良かったなとも思います。
とにかく、当時でも経験と知識のある人の食事が異なりました。
ラーメンとか携帯食にあるとか知りませんでしたし、アルファ米は当時、東急ハンズに売ってた水でも戻せるタイプの永谷園のお茶づけを2食くらいにしましたが色んな種類がありますね。
ここらへんは荷物の重さとか火おこしが大変だから水でも食べておいしいものとか色々と試行錯誤すべき点ですね。
トイレットペーパーも節約することも考えないといけない:-p
今だったらanswer600をベースにアルファ米とラーメンとアミノ酸ゼリーと栄養剤を持っていくかなぁ。火も7日間使えたので切り餅とお汁粉も1つだけ持って行っていたのですが2つ会ってもよかったなぁ。加工肉は輸出で規制されるので大豆ミートとかもあると幸せかも知れません。
とにかく夏のトレイルランで色々と疲労具合などで自分が食べられるものや小さな幸せを感じそうなものを確認しておくのが良いでしょう。
私の当時のトレーニング
結論的にロングトレイルという特性を考慮していなかったので足りないトレーニングになりましたが、参考までに上げておきます。
当時の私は独りで何のトレーニングをしたら良いのか分からなし重い腰なのでとりあえずレースに参加してました。
しかし、これだと1年という準備期間ではエントリー出来る大会と限られます。
1)フルマラソン経験
サハラマラソンは毎日フルマラソンを走る体力が必要です。
フルマラソンの経験はしておいた方が良いでしょう。
実際は、フルマラソン経験のない参加者も多くいました。体力をいかに消費しないかトレッキングポールなどのアイテムを使いこなすなど銘々に砂漠の250kmを完走するための準備をして臨んでいました。
私は両手が塞がる事のストレスが大きいのでトレッキングポールを使いたくなかったため、余計に足腰の鍛錬が必要に感じていました。
1年間、サハラ砂漠を走り切るトレーニングをするならまずはサブ4あたりの体力が必要だと思います。
私はたまたまサハラマラソンにエントリーを決める前にフルマラソンエントリーしていたので、2017年の3月にフルマラソンのサブ4を達成してそこから砂漠に向けたトレーニングを開始した感じになります。
2)トレランレース経験
1日あたり30km以上の不整地を走るので、30kmあたりのトレランレースを探し道志村トレイルレースと北丹沢12時間耐久レースにエントリーしましたが、道志村は関門リタイア、北丹沢は仕事でDNSでした。
道志村トレイルレースの前日受付とブリーフィングでトレランの基本装備を揃え、知識を学びます。
初めてザック背負って水分や補給食を持ち走りましたが、渋滞の洗礼を受けたり自分のペースで走れないストレスなど勉強になりました。
この2つのレースのどちらかのレースの完走で12月のIzu Trail Journey(ITJ)という70kmのトレランレースに参加資格を獲得したかったのですが、ITJにエントリーできていれば装備とかの知識も色々とわかったかも知れないなぁとタラレバです。
2018年の3月までには仕事を抜け出してコソッと出場した30kmのトレランレースに余裕で完走できるようになりました。
3)砂浜ラン
砂漠のような砂地を走るため、どのくらいのペースで走れるか砂浜レースの九十九里浜ビーチレース(20km)(現九十九里はまぐりマラソン)と浜マラソン in 山武・九十久里(30km)にエントリーしました。
九十九里浜ビーチレースでは、シューズへの砂の入り方を確認しようと思うもついつい波で濡れた硬い砂地を走ってしまいます。
トップはご年配の方だったのですが唯一ゲーターを付けていてゲーターが走るのに使えるのを初めて知りました。
しかし、普通の登山用のものだと思っていたのですが違かったかも知れません。話し掛ければ良かったですね。
浜マラソンは砂浜ロング走の経験が目的でしたが仕事で参加できませんでした。
砂浜でのトレーニングとして、レース直前の2月から3月に冬の閑散としたビーチに13kgくらいの荷物を背負い、恥ずかしいと夜に出掛けたりしていました。
砂浜と本当の砂漠では異なる部分があります。
三浦半島の砂浜で何処が砂漠に近いかを推測して(どこか忘れました)トレーニングしている参加者も居ました。私は由比ヶ浜と海の公園でしたのでそれ以外ですね。
九十九里のように砂丘がないとトレーニング効果は薄いかも知れません。夏の砂丘で走れるところがあればラッキーですね。
4)100kmウルトラマラソン
MDSはオーバーナイトで80km以上を走るステージがあります。100kmを走るのを経験したほうが良いかも知れないと12月の沖縄100Kにエントリーしました。
そのとき、ウルトラマラソンの世界で世界最高峰のスパルタスロンというレースを知ります。
当時のエントリー資格には男子で100kmを10時間以内(サブ10)とあり、どうせなら世界最高峰にチャレンジする資格があるかやってみようとサブ10を目指したトレーニングをします。
今まで週末ドカバシリでしたが、2017年の10月から平日も走るようになりました。
体力的にはこの練習でステージレースを完走する力はつけられたと思います。
このお陰でスパルタスロンを目指しウルトラランナーとして今に至る訳ですが、サハラマラソンを走り切るためにはトレランのトレーニングをメインにしないとキツイでしょう。
硬水対策
経由地のフランスやモロッコは硬水らしい。
そしてフランスの運営のモロッコの大会の為、硬水に慣れようと年明けくらいから硬水を飲んでました。水は命です。
実際はサハラマラソンで配給される水は軟水にあたりますが、硬度は約86らしいので細かくは中軟水です。日本の各県の水道水も硬度は地域差があるようで水が合わないという言葉があるとおり気にしておいて損はありません。
実際、水な味は特に記憶になく大会から水と一緒に噛めと渡された熱中症対策の塩分タブレットのキツさしか思い出せません^^;
日本で中々手に入らないので、ファミマの「宮崎県霧島の天然水」が硬度150で、私もロング走時に安いのでよく購入しますが、疲れてくると少し飲みづらさを感じるのでこれで慣れておくと良いかもしれません。
また、塩タブレットは配給されますが、炎熱サプリを大量に持っていくとか塩分ミネラルの多い水に溶かすスポーツドリンクの粉を持って行った方が良かったかも知れません。
何処でも寝る練習
当時は仕事が忙しくて3時間睡眠が基本でした。
すぐに起きれて体力の回復を素早くする(硬い床の間でごろごろ寝返りが良いらしいと聞いた)ため、床に毛布にくるまって寝ていました。
徹夜で事務所に椅子を並べて寝たり、シャワー浴びて着替えるためだけに帰宅し、移動の電車の中で睡眠を取ることもありました。
意図していた訳ではありませんが、この生活が砂漠の環境でマットレスも履かずに寝れた理由でしょう:-p
あとテント内では男女関係なく雑魚寝です。
コロナ禍以降、山小屋で雑魚寝が出来るところは無くなっているようですが、都会のカプセルホテルとか漫画喫茶?とか女性の場合は自分が生理的に大丈夫かの確認は必要かもしれませんね。
トイレもそこら辺でする訳ですから潔癖ではレース以外でストレスとの戦いになってやって行けません。
私は学生時代からいびきをよく指摘されていたので気にしていましたが、テントメイトは皆んな大人なので何も文句言われませんでした^^;
(別のレースではいびき対策のグッズを持って行ったんですがサハラマラソンでどうだったか記憶がないのと、効果があったのかも怖くて確認できてませんwていうか、みんな耳栓をしていた説もあるのかしら?)
レース準備
色々とトレーニングは頑張った気がしますが、準備は苦手で後回しになっていました。
とにかく準備があってのトレーニングであると反省しています。
装備品もひと通り揃えて、食料も含めて装備品をトレーニングをしながら見直していく過程が必要です。長い旅路、ストレスがあってはいけません。
装備品の準備
装備品などの情報は他のサハラマラソンなど砂漠ランナーが有益な情報を上げているので、個人的に持っていて良かったものを紹介します。
失敗したものについては、レースの振り返りの中で紹介したいと思います。
1)格安ダウンジャケット
砂漠は昼夜の寒暖差が凄いです。
ダウンジャケットが要るという情報がありました。アウトドア用の高機能で収納性も高い高価なものもありますが、Amazonで購入した3000円以下のダウンジャケットで十分でした。
薄手なので圧縮袋に入れれば収納にも困りません。
砂と汗を大量に含んでクリーニングに出すのも憚れますし、安いだけあって耐久性は弱いです。日本に帰国後に捨ててしまえるのが良いですね。
2)花粉症用のメガネ(調光レンズ)
紫外線や砂埃で眼をやられないようにサングラスが必要ですが、オーバーナイトステージもあり夜も眼を保護するとなると紫外線量に応じて色が変わる調光グラスが有効です。
私は視力が悪く、レースではコンタクトを使っていましたが砂漠でコンタクトレンズを使うのはかなりストレスになりそうだと、度数入りのサングラスにしました。
オークレイを推奨する方が多いですが、デザインと機能とコスパを求めて悩んでいました。
結局、渡航2週間前に自分もオークレイにするかと購入しにいくと度数の入ったレンズの変更するにはメーカーで行う必要があり数週間必要になるということで購入する事ができませんでした。
さてどうするかと目に止まったのが花粉症対策コーナーのメガネ。3000円程度で砂が入りにくそうなゴーグルタイプ。
流石に砂嵐では少し砂が入ってきましたが、ナイスな買い物でした。今でもロングトレイルなどで活躍しています。
3)ロールトップのザック
ザックやゲーターなどは砂漠専用と考えるとMDSオフィシャルで購入するか、レイドライドか大きく2つの選択肢だと思います。
MDSオフィシャルは輸入になるし割高で、ボトルがレイドライドの750mlをトレランで購入していたのでレイドライドのロールトップを購入しました。
後半、食料が減ってくると外付けにしていた装備がロールトップのお陰で入り易くなります。
私の場合は大きな寝袋^^;
ほんとにロールトップで良かったと思いました。
4)耐水性素材でカラビナ付きの財布
レギュレーションで200ユーロの所持が必要だったり、他レース中のペナルティでユーロの支払いが必要になる場合があります。
汗で濡れなくてザックの中で埋没したり紛失しないような財布を選びました。
また、これはファスナーに紐が付いていてカラビナに絡めると開けられなく出来ます。
海外、特に経由地のフランスでスリに合わないようにお金を分散して持てて且つカバンにカラビナで付けておけば持っていかれにくいです。
5)ポケットバック
当時のザックはフロント部分の収納が弱く、補給食を入れる為に収納性とザックに装着して揺れたり邪魔にならないものを選びました。
レイドライドのザックはゴムでレース中に伸び伸びになってしまいましたが、色んな取付方法が取れたので何とかなりました。
また、これもベルトやカラビナで移動中のスリ対策にも使えます。
MDSオフィシャルやレイドライドからもレース中に配布されるペットボトルの水を装着できるフロントバックもあります。
熱中症気味になったときやウルトラトレイルの途中であれ欲しいなぁと思いましたが、タイムとのトレードオフになりますので考慮が必要ですね。
6)必携品のナイフ
アウトドアをやられる方なら、ナイフは何に使うのか分かると思いますが、砂漠という特性もあって蛇とか外敵と戦う為に必要なのかとか何に必要か分かりませんでした。ここがワクワクポイントでもありましたが:-)
とりあえず、嵩張るものを持ちたくないし、ハサミとかノコギリとか使うかもなぁと十特ナイフ(ハントマン1.3713)を購入しました。
初日から大活躍でした。
7)疲労回復アイテム(マッサージジェル)
毎日30km以上走るので疲労回復は重要な要素です。マッサージとかストレッチとかよく分からなくて勉強するのに時間を掛けるよりはマッサージジェルで揉んでおけば何とかなるかもと購入しました。
こんなに高価なものだった記憶はなかったですが、とりあえず毎朝スッキリと起きて走りたくなくもならなかったので、効果はあったと思います。
8)静岡茶
日本の味(故郷の静岡の味)且つ疲労回復やリラックス効果もあるので粉の緑茶を持って行きました。
スティック茶があるのは知りませんでしたが、ボトルタイプで携帯性もデザインも良いなとたまたま見つけて購入しました。
リラックスというより、緑茶は殺菌効果もあるのでマウスウォッシュで活躍しました。
歯ブラシを持って行くのか悩み、アウトドアショップでマウスウォッシュも購入して持参していましたが、そこら辺に吐くのはNGなんではないかとレースでは携帯しませんでした。
着の身着のままなんだし、歯も磨かないのではと思ったんですが、初日から皆んな歯磨き粉を付けて歯磨きしてそこら辺に濯いだ水を吐き出している…
歯磨きをしないのは私だけでした。
ていうか、ビバークにて大便は袋にしますが、小便はそこら辺にするんです。
渡航準備
レースの地であるモロッコに直接集合することも可能ですが、基本はフランスのパリから大会のチャーター機で向かいます。
レース後もチャーター機でパリの空港に戻ります。
パリのホテルなど日本事務局からツアーの斡旋がありましたが、悩んだ挙句に申し込み期限が過ぎてしまい、自分で手配しました。
ツアーの方が大会参加の日本人と事前に顔合わせできるのとパリ市街地なので観光にも便利だと思います。
ツアーしか利用したことが無かったので海外旅行の勝手が分からず、私の勤め先会社のグループ会社に旅行代理店があったのでお任せすることにします。
ところが、相談したのがギリギリでホテルなどの手配はできず成田空港往復のJR切符と日本とパリの往復航空券のみの対応になってしまいました。
パリの空港は2つありチャーター機が出発する空港は大会によって変わり、早朝に集合になるためホテルの手配は注意が必要です。
私は空港隣接のホテルは高価すぎて諦めて空港に近くて送迎のあるホテルを取りました。
それでも日本の高級旅館並みの宿泊費です^^;
念のため、日本語が話せるコンシェルジュが居るとホテルを選びました。
今は英語やフランス語ができなくてもスマホの翻訳で何とかなりますが、飛行機の中で旅行英会話本でホテルのチェックインの流れを何となく暗記して行ったら、カウンターで予約の名前を聞かれるものと思ってパスポートを出さずに自分の名前を連呼する怪しい人になってしまいました。
あとで、海外のホテルではパスポートの提示を求められると知りました^^;
そのときは、日本語の話せるスタッフが奥から出てきて助かりましたが、いつも居るとは限らないらしいです。
当時、フランスの公共交通機関ではストライキが起きていました。
私のフランスからの帰国便が運休になっていました。
旅行代理店にお任せしていたお陰で振替便の手配などを裏でやってくれていて助かりました。
また、やる事ないし早めに空港に移動し空港内をウロウロしていたのですが、ストライキの関係で空港の各ブロックの通行が警察と軍に封鎖されて焦りました。
日本では中々考えられない状況ですが、とにかく情報確認と時間に気をつけ無駄なことはしないことが重要な気がします。
フランスのホテル付近の公園には日本の桜が満開でした。また、卓球台があり、元卓球部だったので見慣れたものを見ると落ち着きます:-)
パッキング
レギュレーションで装備を全て詰めたザックの重さが定義されています。
また、渡航時に航空機に預ける荷物の重さにも制限がありますし、装備品には手荷物で持たないといけないものと預け荷物にしないとならないものが両方含まれています。
装備品を手荷物、預け荷物、レースのザックと移動するし、わかりやすく透明のジップロックなどに小分けして入れて置くと楽ですし、レース中も物を探したりするストレスが無くなります。
手荷物、預け荷物について不明な点がある場合は航空会社に事前に確認しておきましょう。
レース
移動日
パリの空港の集合時間の2時間前には空港でウロウロと集合場所を探します。誰もいないので不安で心細かったです。
(実は日本を発つときも砂漠を走りそうな2人組を見掛けたんですが、坊主で下駄だったので怖くて話し掛けませんでした。下駄のまま砂漠を走るクレイジーな人でした!)
早く日本人に会って安心したかったのですが、一番最初に見かけた東アジア系はジャッキーチェンの映画で敵の用心棒のような眼光鋭い方でした。
日本人に見えるけど怖いし違うかもと声を掛けるのを躊躇していると後ろから「日本人の方ですか?」と声を掛けられました。
なんかスリに会ってパスポートも所持金も全部紛失したとかいう男性が立っていました。警察に行ったけど解決するわけもなく、とりあえず空港で日本人が来るのを待っていたとか。
その後、MDSに何回も参加していている方がいらして彼がレースに参加する手立てがないか日本事務局などに確認してくれましたがパスポート無しではどうしようもないですね。
日本大使館に行くしか無いので、大使館のある市街地までのタクシー代を渡しました。
日本で返すということでしたが、30ユーロ程度なので要らないよと返金は拒否しました。
スリやサギに合わないように、何かあってもダメージが少ないように対策は大事です。
こんなことでエントリー費や準備、渡航に100万円近く掛かりますから勉強代にしては高過ぎます。
ちなみに、ジャッキーチェンの映画で敵の用心棒のような眼光鋭い方は、香港の方でした。話し掛けなくて良かった:-p
モロッコへ向かう飛行機の窓から見える砂漠と雪を被った山々はまるでファンタジー。冒険の始まりにワクワクします。
テクニカル・メディカルチェック
砂漠に移動して翌朝。必携品とザック重量をチェックするテクニカルチェックと健康診断表をチェックするメディカルチェックがあります。
砂漠まで辿り着いてもここでNGだとDNSになります。
私は心電図のグラフ原本に医師のサインをしてもらうのを忘れるという不備(最新のルールを見ると心電図は40歳以上は推奨しかない…)があったのでペナルティがあるかもしれないとドキドキしていました。
再検査とか言われると高額な200ユーロ。とりあえず、札を握りしめて臨みます。
しかし、心電図なんて関係なく私の健康診断表の内容でトラブります。
当時、ADHDの私は仕事を円滑に行いたいと薬漬けでした。レース前には服用は止めていたし、レースに影響ないので発達障害用の薬なんて書かなくても良かったと思うのですが、問診にてクリニックの先生に薬名を書く事前提で書類にサインするから書けと言われてしまったので薬名を記載しました。
そして、メディカルチェックにてADHDって何だ?となって騒然します。
更に英語の分からない私は、ADHDは前頭葉の機能障害なので「My brain broken.」なんて言ったのも余計だったかも知れません^^;
結局、なんとかなりましたが、何か健康診断表に記載するなら説明できるように準備しておかないとダメですね。
最悪な第1ステージ(1日目)
7日間走り続ける為にトレーニングをして来たつもりですが、装備品の準備を怠った為に初日にして競走としてのレースは終了しました。
とにかく楽しんで完走するという目標に切り替わります。
1)寝袋がデカ過ぎて走れない
登山やキャンプでザックに色んなものを取り付けているイメージがあったので、ザックに寝袋を取り付ける機能があると簡単に思っていましたが、そんなのは無かったということで1週間前の週末に下の画像のイメージで寝袋を取り付ける紐を買いに行きます。
実際に寝袋をザックに取り付けたのはパリのホテルに着いたからでした。
レイドライドのザックに荷物を外付けするための紐を取り付ける場所すらなく四苦八苦。
更に寝袋が分厚くて袋に詰めるとパンパンで走ると紐から転げ落ちます。
どうにか、これで走れそうだとホテルの部屋で走っただけで臨みます。
スタートしてすぐに寝袋が落ちました^^;
なんとか寝袋の袋の口をキュッと縛る紐を何とかザックに絡めて下の写真のように少し走れるようになり最初の丘を越えたところで日本人ランナーの方に気持ちよく記念撮影をしていただきましたが、、、
ここまででした。
結局、寝袋は転げ落ち、
下の写真のようにステージ5まで脇に抱えて走ります。
ラガーマンか?とテント仲間に突っ込まれ足よりも腕がパンパンです。
出国する前に確認していたなら、寝袋を圧縮袋に入れるとか方法はあったと思います。アホでした。
メリットは、寝袋が分厚いからマットレスも不要だし暖かくぐっすり眠れました。
また、「Big sleeping bag!」と多くの外国人ランナーに声を掛けてもらえた事ですかね(^^;
2)シューズが防水仕様では無かった
多くの砂漠ランナーは、シューズの中に砂が入らないように砂漠用のゲーターでアッパーまで覆います。ゲーターをアッパーに取り付ける為にシューズにマジックテープを縫い付けます。
貧乏性なのでそれが嫌でした。
あと、自分でマジックテープの縫い付けが難しいので加工を受け付けてくれるところへ依頼するのも面倒です。
サロモンに雪上レース用シューズがありました。
足首まで防水のゲーターで覆われています。
砂漠とは真逆の環境用で蒸れすぎないか心配でした。
そんなときにゲーター付きのトレランシューズが登場しました。値段も雪山用より少し安い。
2月を過ぎ、ゲーターの取り寄せも縫い付けも無理なタイミングでとりあえず既製品で砂漠を走れそうなシューズを選ぶしかなかったのでこれに決めました。
足のむくみを考慮して1サイズ大きめを選んだのとアッパーの下にゲーターがくっつく感じなので念のため、登山用のゲーターも着用しました。
第1ステージの最終チェックポイントに向かう途中、本格的な砂漠になったタイミングで初めて砂がシューズに入って走るのが辛くなりました。
深く沈む砂丘の中で荷物を下ろし腰を下ろしてシューズを脱ぐのも大変で数回シューズから砂を出す作業を繰り返して順位ももう絶望的でした。
日本の砂浜なんて比ではない砂の入り方です。
最後はサンダルで走りました。
ゴールして直ぐにビバーグにて砂抜きの穴を開けます。
ネットで砂抜きの穴について情報をたまたま見ていたのと、十徳ナイフを持って来ていて助かりました。
コルクに穴を開けるドリルみたいなので小さい穴を開け、砂漠の砂をシューズに入れて砂が抜けるテストを繰り返しながらナイフとノコギリで穴を広げます。
中敷はデフォルトのともう1枚あり面倒ではありましたが日没前には「歩行中の足を振り出すタイミングで砂が抜けるシューズ」が完成しました。
3)初日からメディカルへ
シューズに砂が入ったからか、中敷をしていたものの1サイズ大きいシューズだったからかマメだらけ。初日からメディカルにお世話になります。
色々とありましたが、夜はキャンプファイアでのんびり過ぎていきます。落ち着きます。
地獄の第2ステージ(2日目)
1)真夜中の砂嵐
夜中に砂嵐に遭いました。
(写真は砂漠初日にあった旋風です。)
テントが倒れてテント設営担当スタッフの方々が夜通し直しに回ります。
朝起きるとテントの中は砂で埋没し、荷物を砂から救出する作業から1日が始まりました。
こんな事もあるので荷物は細かくパッキングしてまとめて置くと良いです。
2)熱帯の砂漠
この年は砂漠に雪が降った年で比較的気温は低めで例年より楽だったようです。
それでも初日に日本人メンバーが熱中症でエイドで治療を受けて最終ランナーで辛うじて第1ステージをクリアしていました。
そして2日目、日中は本格的な砂丘でした。
砂抜きシューズのお陰で走れるようになっていたものの相変わらずラグビーランで疲労が溜まっていたのかも知れません。
水分が底をつきヘロヘロになっていました。
砂丘を抜けると結構本格的な山登りがあります。
砂漠に山があるのかと驚愕し登る気力もなくなり正直、リタイアが過ぎります。
ラッキーなことに脇に木が生えていて木陰で暫く休むことができました。
ランナーたちが心配して声を掛けてくれます。
自己記録を目指すマラソンしかほぼ走った経験がないので、レース中に他人を心配してくれるのが新鮮でもありました。
どうにか休み休み山を越えると、ロープを祟って急な砂の坂を下るハードコースでした。
ガタイの良い男性ランナーが女性ランナーの手を引っ張ったり支えたり、ライバルというか共に砂漠を冒険する仲間のような風景に感銘を受けます。
楽しい第3ステージ(3日目)
第2ステージまでで色々とあり過ぎて吹っ切れたのか、とにかく楽しもうと気が楽になったのか、高所恐怖症にはビビりそうな岩山の淵を走るような所も楽しい。
そして、大きな岩を登るところで前を走る女性が四苦八苦しているところを後ろから押して上げたり柄にもなくジェントルマンなことをしてしまいました。
彼女とは後のステージでも抜きつ抜かれつで良くコース上で目にしたので英語を話せないのが本当に残念でした。
最高のジャーニー第4ステージ(4日〜5日目)
砂漠レースの全てが凝縮されたようなオーバーナイトステージ。
当初はタイムを目指していたし夜の砂漠なんて何があるかわからないので早くゴールしたいなんて思ってもいましたが、砂漠の途中で夜明けを迎えてこそのサハラマラソンな気がしました。
結果論ですけど:-p
干上がった川を渡り骨になったラクダが脇に横たわるなか日が沈みます。
寒い夜に野営して、真っ暗な背の高い草の中で前後が分からなくなり迷い、夜明けに岩山に沈む月。
そして地平線から登る太陽!
と同時に、、、
辺りに転がるデカいう◯こが姿を現します。
外国の方は本当にデカい^^;
というか、平気で野グ◯をするのに驚きました。
(他の海外ウルトラレースでもそうですけど。)
太陽が登って暑さにヘロヘロになりながら地平線にゴールとビバーグが見えたときのオアシスを見た遭難者のような感覚も最高でした。
ロングステージを完走し、もう終盤なのに、リタイアの危機が訪れます。
ロングステージの後半、足が重くて異変を感じてはいました。
砂丘と山以外はガレタ道でした。
車の通ったタイヤの跡以外は尖った石がゴロゴロです。
走れる所では走らないとと石の上を躊躇なく走ったのが原因だったのか、足裏のマメが出来たところが痛いので再びメディカルにマメの治療をしてもらいに行きます。
フランスで最高の医師で「診てもらうのはラッキーだよ」というイケメン先生に診てもらいました。
すると直ぐに英語をもっと話せる人と明日の朝に一緒に来て欲しいと伝えられます。
戸惑っていると暫くして、各国の言葉の書かれたカードの束を持って来て、「貴方の足は膿んでいる」「危険な状態」と伝えられました。
抗生物質を出してもらい日本に帰国したら直ぐに病院に行けと言われレースは継続させて貰えましたが、かなり焦りました。
糖尿病とかだと足の切断のリスクもあるので恐ろしいですね。
(実は半年前にも足が靴が履けないほど膿んで腫れてクリニックで糖尿病検査を慌ててされていました。この時は水虫だった:-p)
マメを作らないように休憩でシューズを脱いで足を乾かしながら走っているランナーもいました。
ゲーターを付けていたら尚更必要なケアかも知れません。
本気を出す第5ステージ(6日目)
ついにこの時が来た。
食料が無くなりザックにBig sleeping bagが入ります。ロールトップのザックのお陰でもあります。
よっしゃー走れる!
張り切り過ぎて15kmあたりでハンガーノックになったり、車の通った跡を追って勢い余ってコースアウトしたりありましたが砂漠を走れる楽しみを満喫します。
レース中、一番大きく綺麗な砂丘越えも流石に歩きましたが楽しい。
集落の気配もない岩山の間を抜けるとき、急に崖の上に子どもが現れ驚きます。
そして、次の瞬間には草むらから目の前に現れました。
世界で結果を出すマラソンランナーが生まれるのはこういう所かと、子どもの移動距離とスピードが半端ないことに驚かされます。
子どもは私が首にしていたバフがカッコいい!と話しかけて来ます。
そして、遠慮なく欲しい!と続けます。
ゴールも近かったし、最終ステージは競技ステージではなくチャリティーなのでバフが無くても大丈夫かなと、あげました。
(砂漠は舐めてはいけない!後で後悔しました^^;)
そして感動のゴール。
競技ステージのラストなので、主催者がゴール前で迎えてくれます。各国の国旗を掲げながらゴールするランナーも多いです。
完走メダルを首に掛けてもらいハグをしてもらいます。ハグに慣れていないので緊張して自分のゴールで涙とか出ませんでした。
この後の日本人の仲間のゴールでホロホロと旅の終わりと仲間の頑張りに感動するのでした。
名残惜しい第6ステージ
最終ステージはチャリティーステージで、全員がチャリティーTシャツを着てゴールに向かいます。
6日間走った砂漠に別れを伝えます。
8日間大会をサポートしてくれていた現地の若者たちがテントを片付けながら不要になった充電器とか色々とゴミになりそうなものでも貰っていきます。
ゴールは市街地で砂漠観光者も多くいて砂漠のアクティビティを楽しんでいます。
レース中とは違う砂漠の一面が見えます。
そして、子どもたちが何かくれと群がって来ます。
カロリーメイトのようなクッキーがカロリーを稼げるので食料の準備しているときに面倒になってたくさん持って来たもののパサパサしたものは食べたくなくて殆ど残っていました。
ステージレースでは消費カロリーが増えるという情報もあり1日2000kcalすら取っていなかったということはかなりマイナスです。
しかし、めっちゃ配って現地の子どもたちとコミュニケーションが取れたのは良い経験でした。
何でも欲しいというのでレース中に水漏れし始めたドリンクボトルまであげました。
最後、記念とお土産に砂漠の砂を水のペットボトルいっぱいに詰めます。
未だにペットボトルに詰まったままです:-p
さらばサハラ砂漠
レースを終えると直ぐにバスに乗り込みモロッコのホテルに移動します。
バスの車窓から人が住んでいるのだから水もあるし緑もあるんでしょうが、不思議な気持ちになります。
ホテルは2人部屋ですが、外国人と相部屋になる場合もあります。
砂が落ちなくて長いシャワーになるので仲良くやりましょう。
ようやく長い旅が終わります。
そして、砂漠で文明の力、カメラ用に持っていたiPod shuffle(音楽は入ってなかった)とスマートウォッチの充電に活躍した中華ソーラーバッテリーが静かに役目を終えます。
(さすがのAmaz◯nクオリティ、よく最後までもってくれたなぁ^^;)
おわり
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