子どもの半歩前進に感激!
2日前に「習い事辞めたい!」と言い始めた長男に、今日から新たな習い事の体験をさせてしまいました。めちゃくちゃタイミングが悪い。
と言っても、10日ほど前から長男に提案はしていて、やりたいとは言わないものの、まあお試しならいいよ、くらいのやる気の無さでした。習い事を辞める続けるで家族がもめたばかりの我が家なので、ちょっと新しいものは体験させにくい〜嫌な雰囲気で体験日を迎えました。
開始の数時間前、念のため息子に時間を伝えました。返ってきた答えは、案の定「俺そんなのやるって言ってないよ!zoomでマンツーマンならいいけど人がいっぱいいるようなのやりたくない。」とふてくされ気味。
ガーン。でも、1回目試して嫌だったら返金もしてもらえるからせっかくだから今日の授業だけは受けてから決めて欲しいというのが私の気持ちでした。何とか説得して、やる気全然ない息子ですが、顔出し無しでzoom参加してもらうことにしました。
そんな私と息子のやりとりを聞いていた夫の一言捨て台詞。「体験して辞めるような習い事、最初からやらなきゃいいんだよ!」
ちーん。痛いところを突かれた感もあり、ちょっと落ち込んだ私でした。
でも、そこまでしても体験して欲しかった習い事というのは、「探求学舎」のオンライン授業。最近知ったばかりの「探求学舎」の存在。私は花まる学習会の高濱先生のお話や教育感が好きで、最近とても影響を受けています。その高濱先生が先日出演したYouTubeに一緒に出演されていたお一人が「探求学舎」の宝槻 泰伸先生だったのです。
世界の素晴らしさを子どもたちに伝える、自分の未来の可能性を子どもたちに気づかせる。そんなことを追求して作った授業を提供してくれているのです。興味深いの私だけでしょうか。
我が家の子ども達は、何が好きかと言われても、テレビを見ることくらいしか思い浮かばないんです。子どものことよく見てあげられてないと言われればそれまでですが、うーん、これといって極めて好きというものを見つけてあげることがまだできていないんです。
テレビ番組の名探偵コナンが大好きだから、コナンを何か学びに寄せてあげようかと考えて、コナンのタイトルを英語で書き出してみようか、とかコナンに出てくる探偵用語を漢字で書き出してみようか、とか工夫するも上手くいかないのです。ただ、テレビを見るのが楽しいのに、何でわざわざ勉強に結びつけるのって感じで、親のこんたんがバレバレなんです。
学校の勉強も好きではなく、宿題はイヤイヤ片付けてる感じなので、何か夢中になれるものを見つけさせてあげたい、自信に繋げてあげたいと思い、是非一度「探求学舎」を体験してもらいたかったのです。
今回の授業は「科学技術史編」。体験の時間になって、パソコンの準備などするのですが、本当にやる気がなくって、プンプン怒ってて。授業が始まっても9割の子がカメラオンにしているのにカメラをつける様子もなく。姿勢もダラダラして寝そべったり、途中でふらふら歩き回ったり。それでも私は文句は言わずに横に座って授業を見てました。
1時間30分の長い授業なのですが、長男はダラダラしながらも一応音は聞いたり、画面は時々見ている様子だったんです。途中、「まだやるの?」とか小言を言いながらも一応見てたんです。私は、来週からもうやらないって言うんだろうな、と思いながらもとりあえず最後までと思って横に座っていました。
長い授業が終わって、そのあと更に少人数のクラスに分かれてホームルームという時間がありました。退出する間も無く10人前後のクラスに自動的に画面が移行されてしまい、その中に長男のカメラ無し画面も存在していました。
長男は、zoomでカメラに映ったり、意見交換をすることが好きではないので、さすがに自分の存在が明らかになってしまうホームルームは耐えられないだろうと思っていました。
長男に、「ホームルーム始まったよ、どうする?退出してもいいし、カメラオフで覗くだけでもいいよ。」と伝えると、長男は画面の様子を落ち着いて見ていました。しばらく先生の話を聞いていました。
そのあと耳を疑う一言。
「どうしよっかな〜、顔出そっかな〜。」
予想外の反応でしたが、平静を保って「出してみてもいいし、どっちでもいいよ。」と私。その後、自分でカメラをオンにしていました。
最後の辺では、発言こそしないものの、しりとりゲームにも積極的に参加していました。
終了してパソコンをシャットダウンした後、「どうだった?もう辞めておく?やってみる?」と尋ねると、「ママはどう思う?」という返事。「ママは、ママがやって欲しいからやるとかではなく、自分がやりたいかやりたくないかで決めて欲しいんだ。」と言うと、返事はなくテレビを見始めてしまいました。
今日中に返事を貰いたい私は、「テレビ見終わったら返事ちょうだいね。」と念押しして待つことにしました。
待った結果、返ってきた返事は、なんと
「ちょっとやってみたい。」
わー、私は本気で嬉しかったです。習い事をさせたい訳ではなく、「探求学舎」の授業に興味を持ってくれたことが。子どもが自分で生きていくために必要なものを自分で見つけるきっかけができるかもしれない、と将来にちょっと光が見えた気がしました。
「次も受講したい!」が 97%!!、というのは探求学舎のキャッチコピー。我が子は3%の少数派に入る可能性が高いなと思いながらも体験してみて、まさかの大逆転。まだずっとうまく行くとは限らない、2回目も直前に嫌だという可能性だってある。でも、そういうことがあったとしても、今日の半歩はめちゃくちゃ大きい。我が子のわずかな進歩がめちゃくちゃ嬉しい母でした。