2人目にして磨きがかかった
先月2歳になった次男坊。
元気でよく食べよく笑うお調子者だ。
最近は自己主張が強くなり、ちゃんと言葉であれしたい、これがいい、それはイヤと要望を伝えるようになった。
できる限り要望に応えてあげたいが、すべて叶えられるはずもない。
歯磨きイヤと言われてもしないといけないし、もっと遊びたいと言われても就寝時間を過ぎてしまう。
そんな次男を見て、長男もそうだったな〜と思い出す。
おとなしくて素直に母の言うことを聞いていた長男。いわゆる"育てやすい子"だったのが、一筋縄ではいかなくなって。
私も1人目の育児で正解が分からず、持ち合わせている手札もなく、なす術なし。初めて長男をかわいくないと思ってしまった時期だった。
そして次男もちょうどこの時期に突入。また私は同じようにこの子をかわいくないと思ってしまうのだろうか。
とまぁそんな不安は消え去っているんですが。
やはり2人目。それなりにこちらのスキルにも磨きがかかっているのだ。
例えば先述した歯磨きイヤの件。
まずは「嫌だよね〜」と寄り添うのはお決まり。
そして急に「ハッ🫢」とした表情をする。次男もどうしたかと止まる。
「いま…次男くんのお口の中にかびるんるんいた…ちょっと見せてくれない?」
そう言うと次男はうなずき、少し慌てて口を開けてくれる。そのままブラッシングスタート。
磨いてる時も「あっ!あっちに逃げたー」「次はこっちに逃げたー!待てー!」と常にセリフを言いながら他の箇所を磨いて全歯をコンプリートさせる。
この時のポイントは決して演技を抜かないこと。100%の表情を見せてやり遂げるのだ。
少しでも大根芝居を見せると幼児であれ見抜いてしまう。
「私は女優」
そんなモチベーションで挑む。
この手法を取り入れたことで、暴れて力尽くですることもなく、最後まで泣かずに磨かせてくれるようになった。
長男の時は、「嫌だよね。でも歯磨きしないと虫歯さんになって痛い痛いよ?」と理論的な答え方をしていた。
当たり前だがそんな理屈が通じるわけもなく、結局ギャン泣きされながら押さえて磨いていた。
他にも、寝たくないと駄々をこねられたら
「え〜まもなく〜寝室行き〜最終列車〜出発しま〜す。ご利用の方は〜お乗り遅れないようご注意くださぁい。」
と駅員風に言う。
これは長男も好きで、急いで後ろにくっついて来て発車する。
こんな具合でイヤイヤを楽しむスキルを持てるようになった。
1人目だったら焦りとイライラしかなかった。
我ながら成長したもんだ。
もちろん手に負えないときは多々ある。イライラもする。
泣き喚いて何を施してもお手上げの時はカオスで詰みまくってる。
でも長男のときのような、かわいくないという感情は微塵もない。
むしろ改めてじっくり我が子の泣き顔を見るとかわいいと思える。
大人からしたら"こんなことで"と思うささいなことでも一生懸命泣いて訴えて。
本人はもう必死で。
くしゃっとなった泣き顔すら愛しく思える。
俯瞰的に見れるようになったのかな。
ただこれは2歳前後のまだ赤ちゃんっ気がある子に適用される事例で、5歳の長男が同様のことをするとイライラしかない←。
そして怒りまくる。
言い過ぎたと反省する。
ここまでがセット。
まだまだ未熟な母ですな。
母も子に育てられているのさ。