ひぐらしのなく頃に
ひぐらしのなく頃に 解まで視聴した。見終わってすぐにこの記事を書けば良かったのかもしれないが、結果として今で良かったと思う。
ぼくはひぐらしを勘違いしていた。
単なる、グロでホラーだと思っていた。
実際「ひぐらしのなく頃に」は終始惨劇が続く。
謎のまま誰かが錯乱し、疑心暗鬼になり、殺戮を繰り広げる。
「ひぐらしのなく頃に 解」を見始めると、違和感があった。
今回は、りかちゃまが主人公なのかぁ!と思いながら見始めたが、なんだか様子がおかしい。りかちゃまは何度も転生?しているようだ。
そして登場人物がみんな急に熱いキャラになった。
終始ぼくは、「ひぐらしのなく頃に 解」は蛇足だと感じた。
ホラーだと思っていた作品が急に劇場版ドラえもんになった。そういう風な印象を受けた。
しばらくは何も考えられなかった。みんなが良いと言っていた作品はこんなもんなのか。ぼくの感性がおかしいのか。
何日か経ってまた「ひぐらしのなく頃に」という作品について考えた。
惨劇パート(無印)と、熱血パート(解)。
ぼくは大きな勘違いをしていた。
そもそも「ひぐらしのなく頃に」という作品はホラーではなかった。
友情、努力、勝利の作品なのだ。
惨劇パートの悲劇から如何にして友人と協力し、回避するか。という作品だったのだ。そうするとすべてが理解できる。
恐怖や不安と自分がしっかり向き合い、友人に相談し、言わなくてもいいことは言わない。理想の友人関係を築けた時に、惨劇から回避できる。というような内容だった。
なるほど。と思った。良い裏切りだと思った。
「ひぐらしのなく頃に」が人気がある理由が分かった気がした。
ゲームや小説などは見た事がないので全部を知った訳ではないが、作品の奥深さを知った。
「ひぐらしのなく頃に」はただのホラー作品ではない。
良い友人と、良い人間関係を築き、自分の弱さと向き合い、力を合わせて敵と戦う。そういう作品だった。
「ひぐらしのなく頃に」という作品は親族経営の会社がやっていたことにも驚いた。
「ひぐらしのなく頃に」は友人との人間関係をよりよく構築していこう、という作品だった訳だが、その作品を作っていたのがまた良い人間関係の家族、だったのだ。もちろん家族以外にも友人が手伝っていたというようなこともwikiに記載されていた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/07th_Expansion
仲の良い兄弟、お互いの強みを活かしあえる存在、そして理解のある両親。
この人たちならひぐらしの世界の中でトゥルーエンドを迎えられそうだ。
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