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父という存在


今日は父の日。

我が家は張り切っている娘(4歳)の希望に沿って父の日を祝いました。


「パパがいたら飾り付けできないでしょ?!」という強い要望のもと、

訳もわからず朝から家を追い出される父。

その後部屋を飾り付け、
父への愛と似顔絵をしたためる娘。

息子(1歳)はよくわからないまま姉の真似をして絵を描き、

よくわからないままニコニコ楽しそう。

「ママ?パパが帰ってきたら、娘ちゃんはここにいるから!」
「そしたらママは知らないふりしてね!」

と的確な指示をいただきました。

その後、帰宅した父。

普段よりも大きな声で「ただいまー!!!」と叫ぶ姿。

『父は今帰ってきましたよ、今玄関にいますよ』と言わんばかりのボリューム。(夫氏優しいなぁ…)

その声を聞いて、でっかいクラッカーを持ちリビングのソファの裏に隠れる娘。
ニヤニヤが止まらない様子。

「あっれー?娘ちゃんは?」と棒読みの父の前に

「じゃっじゃーん!パパ父の日おめでとう(?)!!」

とソファの裏から飛び出してきた娘。

が、クラッカーが大きすぎて紐が引けてない笑。
力が足りない笑。

数秒苦戦したのち…

バーーーン!!!

想像をはるかに超えた大きな音に、目をまん丸にして驚く娘と息子。

『あぁ…幸せだなぁ…』

と感じた瞬間でした。



私の”父”

※ちょっと重い話になってるかもかも


私にとって”父”とは恐怖の対象でしかありませんでした。

14歳で両親が離婚し、
まぁそれまでもいろいろあったんだけど、
今考えると人としてすごく未熟な人だったんだろうな、と思います。


感情コントロールはまるでできないし、すぐに手が出る。

「俺を怒らせたお前が悪い」というマインドなので話し合いなんてもってのほか。

”父”を怒らせないことを常に考えて生活する毎日。

別々に住むようになってからも変わらず小さな田舎町で生活していたので、

ことあるごとに遭遇するんですよね。

で、その度に過呼吸になる。

別々に住むようになってもこんなに苦しめられるとは。

それから高校を卒業し、地元を離れ…
26歳になり結婚することになりました。

結婚するにあたり母ともいろいろあり一時的に絶縁状況となり、

半ばどうにでもなれという気持ちで弟を通じて”父”に結婚を報告しました。


理由は”父”からの”愛”を信じてみたくなったから。

絶対の味方だと思っていた母に結婚を認めてもらえず、
(ボロボロになるまで話し合ったけど、結果、結婚式も母だけ不参加)

すがる先がずっと憎んでいた”父”しかいないと思ったから。

実家はまま収入がある家庭でした。
しかし離婚してから養育費も学費も1円も支払われず、
誕生日も、クリスマスも、入学も、卒業も、一度も祝ってもらったことはない。

だけど、流石に結婚は祝ってくれるだろう。

あんなことはあったけど実は私のことを思ってくれているんじゃないか、
って小さな小さな希望を持ってしまっていました。

でも蓋を開けて届いたのはお祝いの5万円と手紙のみ。

手紙には
「結婚おめでとう。パパも会いたいです。連絡待ってるね」のメッセージと携帯番号。

車を何台も乗り換えれるくらいの収入はあるはずなのに?
無抵抗な子供に対して全力で拳を振り下ろしていたのに謝罪もなし?
10数年ぶりの連絡だよ?愛も何も伝えてくれないの?

また過呼吸が出てしまうと思って結婚式には招待しなかったのは正解だった。

このメッセージを読んで動悸が止まらなかった。
「あ、この人は何も悪いと思ってなかったんだ」
「昔と変わらず自分が良ければそれでいい人なんだ」
「この人は私のことを愛していなかったんだ」と確信した。

彼は彼なりの愛を示してくれたのかもしれないし、
愛を金額で測るのもおかしいかもしれないけど、
実家を離れてたくさん出会ってきた人からもらった
心地の良い暖かな”愛”とは全然違った。

暖かさを全然感じない、自分しか見えていない”愛”。

”父”への淡い、わずかな希望が打ち砕けた瞬間だった。

なので”父”がいない私にとって、
今日の楽しそうな夫と娘の表情を見て、
夫が愛を持って娘に接してくれる人でよかったなぁ、
これが永遠に続けばいいなぁ、

と、完全に私の独りよがりだけどそう思ってしまいました。


成仏させたい感情


今の私には”父”に対しての感情はほぼ無です。

ただ先日、同じような境遇で育った人と話をしていた時に、

「父を許した、なんなら可哀想という感情まで出てきた」

と言っているのを聞いて「まじか…」と。

私の心はそこまで広くないし、
冷たいように聞こえるかもしれないけど、
正直、彼が幸せで不幸でも、生きてても死んでてもどっちでもいい。

だからこそ、今後の私の人生は、私の大切な人のために使っていきたいなって思った次第です。

そして生まれ育った”家族”に絶望しても
自分で選んだ人と新たな”家族”を育むこともできるんだなって。

これは超余談ですが私の家系も、夫の家系も×多めで
なんなら×ついてる方がマジョリティ。

なので私たち夫婦は結婚生活が続いているだけでマイノリティなんです。
(今後どうなるかは分からないけど笑)

なので家庭、家族ってものに全く希望を持っていなかったけど、

自分次第でどうにもなるもんだなって。

親が…
育った環境が…

と苦しんでいる人がいたら、早めに手放せるようになったらいいねって思います。

あなたが望む未来や環境って必ず手に入るからね。

って最後はちょっとスピリチュアルに終わろうかな笑。

ではアウトプットしてスッキリしたので、今日はこの辺で…おやすみなさい✨

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