卵のお話 ちょっとだけ豆知識
こんにちは。
みなさんは、卵を毎日召し上がっておられますか?
卵はコレステロールを多く含む食品だから、毎日は食べないほうが良いと以前は言われてきました。しかし、最近では卵黄に含まれるレシチンが血中のLDL(悪玉コレステロール)を減らして、HDL(善玉コレステロール)を増やす働きがあるので、血中コレステロール値にそれほど悪い影響を与えないと言われています。
それに、世間では悪者扱いを受けるコレステロールは実はホルモンの材料なのです。もちろん女性ホルモンの材料です。
痩せすぎの女性に生理が止まったり、不妊の人が多いのはコレステロールの関係もあるのです。
卵はビタミンCと食物繊維以外の栄養素を含む完全栄養食品と言われています。タンパク質も卵1個に約6g含まれています。血管、筋肉、臓器などを構成するタンパク質は私たちには欠かせない大切な栄養素です。
みなさんは、卵のサイズについてご存じですか?
近ごろ、私の近所のスーパーでは卵のサイズ別のパッケージでは売られていません。以前はSサイズやMサイズなど分けて売られていました。
卵のサイズはSSからLLサイズまで重さで分けられているんですよ。
道の駅など地域の農家さんの農作物を置いているお店でたまに目にする「初卵」これ、サイズSSなんです。
初卵は雛から幼鳥になって初めて産んだ卵なんです。長寿や安産にご利益があるって縁起がいいと言われています。
初めて産むまでの栄養が詰まっているから、ちっちゃいけれど栄養価が高いのです。
卵のサイズは、鶏の体の大きさで決まるんじゃなくて、年齢によるもの。
歳を重ねるほど、卵管が太くなるから卵の大きさが大きくなるの。はじめに黄身が卵管を通ってきて、このときに白身が分泌され黄身を覆い、産み落とす直前に殻ができて、卵として産み落とされる。だから、卵の大きさで、黄身自体の大きさは変わらないけれど、白身の量が多いほど大きな卵です。
作る料理によってサイズを使い分けるのも賢い使い分け。茶碗蒸しやメレンゲ、プリン、ケーキなど白身を多く使う料理にはLLサイズを使えばいいのです。
卵のサイズは鶏の年齢による他に、季節も関係します。暑い夏には食欲がなくなります。食べる量が減ると卵は小さくなります。
普段何気なく食べている卵ですが面白いですね。
世界の国々でも食べられています。
そのままでも卵ごはん、火を加えれば目玉焼き、スクランブルエッグ、ゆで卵というように簡単に食べることができます。
手ごろな価格で栄養価が高い卵。ぜひ日頃のお食事に加えてみてはいかがでしょうか。