【デミロマンティック】数年ぶりに好きな人ができた。恋愛は人生を彩る①
◆はじめに
私自身デミロマンティックであり、なかなか恋愛に恵まれない私だった。だけど、最近数年ぶりに好きな人ができた。そして紆余曲折経て、最終的な結果は失恋で終わった。悲しかったけどスッキリ。今はだいぶ吹っ切れてると思う。
正直、過去にも好きになった人は何人かいたけど、その今までの中の誰よりも好きだった。今までで、一番好きだった。でも振られちゃった。
ただ、それはそれとして久々に好きな人ができて、一挙手一投足に一喜一憂して、そして失恋するまでに感じた気持ちとかで自分の中で色々気づきがあった。なのでそれは自分の中で経緯も含めて言語化していきたい。気づきをまとめておきたいというのと、この文章化の過程でより気持ちの整理をして吹っ切れるように、というのが理由だ。
ぶっちゃけ知り合いや友達とかに見られたら結構恥ずかしいかもしれない。多分大丈夫だけど、ましてや本人に見つかったらだいぶ恥ずかしい。けれど天秤にかけたとき言語化したいという欲が勝った。なのでやろうと思う。これを見てる自分の友達がいたら、良い恋愛してるやんとか思いながらぜひ勝手に楽しんでほしい。勝手に、というのはTwitterみたいなイメージで一応文章を書きそれを公開はするけど、不特定多数に見てほしい!!!っていう目的ではないからである。ただ垂れ流してるだけ。自己満。
本記事では恋心の自覚に至るまでの経緯とそこで思ったことを書き留めたい。次回、失恋した時の経緯とおもったことを書き留めたい。見る人が見たら筒抜けかもしれないけれど、相手のこともあるので最低限のプライバシーは守って書き留めるつもりだ。
↓失恋編↓
Coming Soon……
↓デミロマに関する過去記事↓
◆初対面。初めて会った経緯
私はボランティアサークルに所属している。その後輩チームの活動の報告会で、後に私が好きになる彼女と出会った。そのチームは自分の大学ともう一つの大学のボランティアサークルの合同チームだった。彼女は自分と同じ大学ではなくそのもう一つの大学のボランティアサークルの人だった。
私はその報告会に友達と参加した。少人数での開催なこともあって自分の知っている友達だけでワイワイ報告会聞けたらな~なんて思っていたら他大学の知らない人がいるもんだから最初は気まずいなと思った。ただ、特に他の参加者の人と話す機会もなく報告会は無事に楽しく終わった。
楽しかったね~とか話しながら帰路についた。そのとき、一緒に来た友達と彼女と自分の3人でまとまって帰ることに。その友達と彼女も元々友達だったため、自分と彼女だけが初めましてだった。これは流石に、彼女にも話しかけて気まずさを解消して3人で楽しく帰るしかないと思って勇気出して挨拶と自己紹介から会話をスタートさせた。
自分とその友達は普段結構ノリよく喋る方なのだが、話してみると彼女もだいぶノリが良かった。3人で話しながらめっちゃフィーリング会うな~って感じた。結局行くつもりの無かったスタバもその3人で堪能してから各々帰宅した。
普通にエンジョイした。楽しかった。でも正直元々の友達の子とはこれからも会うだろうなと思ってたけど、彼女とはもう二度と会うことはないと高をくくっていた。なぜなら自分の参加する予定のボランティアサークルのイベントもないし、共通の友達も少ないからだ。今更飲みに行こうとかそんなんでもなかったし。だからインスタとかの連絡先も交換することなく終わった。それから数か月が過ぎて、再会することになる。
◆再会。仲良くなれた経緯
サークルでこれから数ヶ月をかけて巨大なイベントを開催することになった。それはいろんな他大学のボランティアサークルの人とも協力して行うものだった。この運営やコンテンツ準備に友達から誘われて参加することになった。その中に、なんなら一緒のコンテンツで準備する班にその彼女もいた。このイベントの準備が仲が進展する大きなきっかけである。
※本当にちなみにですが、下の過去記事と同じ案件です↓↓
自分たちの班はグループ8人くらいで、話し合いを行いながら数か月間にわたって準備を行った。彼女とはシンプルな事務連絡をすることも多く、その息抜きで雑談することも増えて自然と仲良くなれた。真面目なzoomした後に、2人だけで雑談したりLINE通話もしたりした(しかも朝5時半くらいまで毎回話した)。正直めっちゃ楽しかった。準備は大変だったけど。
◆恋心の自覚
こういう準備の苦楽を共にしたり、出会ってたった数か月にしてはその夜通しの通話の中で(少なくとも自分が思うに)あまりにも濃い話をしたりした。その経緯の中で、彼女の様々な価値観や良いところ(要は自分が好きだなって思うところ)が見えてきた。
良いところは、容姿とか所作がかわいい・話してると楽しいとかフィーリングの部分も当然あった。だが今回触れたいのは性格とかの内面の話である。例えば、準備の中で自分がやってくれたことに対して「ありがとう」と毎回お礼を言ってくれたことだ。やったことと言えば話したことを議事録にまとめたり、LINEでリマインドしたりなど本当に小さいことである(とはいえやるには多少面倒ではある)。自分としては恩に着せようとしたわけでも好感度アップのためにやったわけでもなく、ただ自分がやった方が早いしちょっとで終わることならやっちゃおうという気持ちでそれらの行動をしていた。とはいったものの、それに対して何も言われなかったとしたらモヤモヤしていたとは思う(人間って複雑で面倒だなと思う)。だからこそ、そうした小さい行動を起こすたびにちゃんとありがとうって言ってくれたのが嬉しいというか、良い人だなあと感じていた。
また彼女本人のテンション的に下振れしていた時に「イライラしてるわごめん」と口にしていたのも良さとしてある。どういうことかというと、ただ何の説明もなく不機嫌をまき散らす人は見たことがあった。気持ちとしてもわからなくはない。だが、彼女はそれを自覚しごめんって言ってくれた。なんというか他者への気遣いが自然にできる人なんだなとこれも高評価だった(上から見たいになってるけど)。まとめると「ありがとう」「ごめん」が言えることが良さである。言ってしまえば当たり前かもしれないが、この当たり前を当たり前にできるのが良いところだなと感じた。
価値観に関しても、恋愛についてのあれこれとか人に対してこうとかって考えが結構似ていた(多すぎて省略)。それも要因として大きかった。
このような彼女の様々な価値観や良いところが見えてきたその時点で、今振り返ると多分好きだったんだろうけど、正直当時としては確信が持てなかった。「純粋に気になっているけど本当に好きかどうかはわからない」状態がしばらく続いていた。
恋心の自覚に至るまでも色々考えすぎていた。こじらせすぎている。でもまあ仕方ない。人によっては自分にとっての「気になっている」段階で「好き」とする人もいるんだろうなとも思った。自分はそのハードルがやはり高いのかもと思いつつ。でもやっぱり「こうなった時点でもう好きだよな〜」という自分の中の「恋愛的な『好き』のライン」は自分の気持ちとしてもデミロマだけどやっと掴めたかなとは思う、わからんけど。
というわけでそんなような状態から完全に好きだなと気持ちが変わったのは初めて2人でご飯に行った時だ。夜だけとかではなく1日中の用事でたらこスパゲティ、ダーツ、アイスクリームフェス、スタバで真面目作業、夜ご飯という流れだった。こんな盛りだくさんだったがマジあっという間だった。また2人でいるとき話す時フィーリングも合うし、居心地も良いからとにかく楽しかった。先述した良いところに加え、このデートの楽しさという観点から帰路につくとき「ああ、この人と恋人という関係として一緒に過ごせたらなんて素敵だろう」と完全に恋心を自覚した。
恋心を自覚したとなると、気持ちとしてはもう早く想いを伝えて付き合いたいとなる。だが先述したサークルのイベントがあるのでその本番が終わるまでは想いを伝えるわけにはいかない。当然上手くいこうが行くまいが気まずくなってしまうからだ。だから準備中の後半、半月くらいは想いを告げずに片思いしてる状態だった。最初に言った夜通し通話とかは恋心自覚した後も続くので、それはまあとても楽しかった。
本番直前、「これでは終わらなくね?」となったため、いつもはオンラインで進めていた準備も急遽二人で対面で会って準備することになったこともあった。それはそれはとても楽しかった(もちろんオンラインでほぼ毎日zoomしてることも、真面目な話し合いをしなくてはいけないとはいえ、それでも十分すぎるくらい楽しかったし嬉しかったけど、対面だとよりその嬉しさもひとしお)。真面目な話し合いがほとんどだったけど時々雑談もしたし一緒に居れるだけで楽しかった。
こんな感じで当社比、青春しながら、準備頑張った。イベントも大変だったが無事成功で終わった。お疲れさまでした(展開急だけど、イベントの詳細とかはマジで恋愛関係ないので省略)。
イベント後、恋愛はさらに進展し失恋へ向かうわけだが、それは次の記事で述べる。
◆恋愛してみて感じたこと
▷まず自分がこんな気持ちになれたこと自体が嬉しかった
なんか、好きな人がいるという事実だけでまず嬉しかった。恋するだけで、人生が彩られてる感じがあった。感じる気持ち、見える景色、全部新鮮だった。久々に些細なことで一喜一憂して、その忙しさはしんどいけども、でもそれが嬉しかった。なかなか好きな人ができなかった自分だけど、「人を恋愛的に好きになれる才能がある」ってことがとても嬉しかった。
最終的に素敵な結末になれば良いと思っていた。それは当たり前。けど、仮にそんなことが起こり得ない悲しい結末だったとしても、こんな気持ちになれるってことを改めて感じることができて、それはすごく良かったなって思っている。だから、あえて上からっぽい表現になってしまうが、自分が恋愛的に好きになることができるくらいのポテンシャルを持った彼女に出会えてよかった。もちろん出会えてよかったとは「友達」としても思っているが。
また「絶対に後悔ないように動く」ということ。それだけは当時から決めていた。ここでいう「後悔」とは彼女に想いを伝えないこと。どんな結末だろうといつの日か自分の想いだけは相手に伝えたい。それは揺るがない自分の決めた意志として有言実行できたら良いと、そう思っていた。
▷でも「普通に結末失恋っぽいな」と落ち込むことも多かった
恋心を自覚してからも普通に今まで通り話したりするわけだが、その中でめっちゃ「友達だなあ」と感じることが多かった。でも、それにしては距離が近かったりさりげないボディタッチをしてきたり「(自分が思うラインだが)恋愛で良い感じの男女としてのコミュニケーションだよな?これ」と感じることもあったりして、まさに一喜一憂を繰り返していた。失恋っぽいなあ、と。
結局それは的中してて、彼女は自分のことを友達と思っていたわけだが。彼女は悪意があってこのムーブではない。リアルにド天然なのだ。それが彼女と接してて分かるからこそ、逆に辛かったりもした(後に、失恋する通話でも彼女の天然ぶりははっきり分かった)。
彼女の性格が仮にクズやカスなら恨み節で気持ちを晴らすことができたかもしれない。でも性格はめちゃ良い。だから憎んで愚痴ることもできない。まあ、それが良さなんだけども。そこに惹かれたんだけど。とにかく、この彼女の天然さ鈍感さにめっちゃくちゃ終始振り回された。けれどそれも楽しかった。
一つ鈍感すぎるだろ!!!とめっちゃツッコみたいことがあった。好きな子といつも通り通話してたら、恋バナになった。流れで彼女の方から「私は今好きな人いないんだけど、🥕って今好きな人いるのー?」って言われた。それに対して私は「いるよ」って返してしまった。彼女的には「いる」と言われたらそりゃ気になるだろうけど、それにしても誰なのかをめっちゃ聞き出そうとしてきた。
まず、そもそもここで好きな人から「好きな人いない」って言われたのが(当時自分視点では嘘の可能性もあったわけだけどそれを頭では理解していても)まあまあショックだったし、後のこと考えると「いるよ」なんて言わず適当に嘘ついときゃ良かった😭とも思った。
こっち的には「好きな人はお前だよ!!!」って話なので本当の好きな人を言えるわけない。しかも、この恋バナのタイミングはイベント本番よりも前。準備もまだたくさん残ってる段階。なのでここで想いを伝えて私情を持ち込んでも、付き合えようが付き合えまいがこの先が気まずくなるからだ。
なので「本当に恥ずかしいから言いたくない」とか適当にはぐらかしながらのらりくらりやっていた。マジで1時間ぐらい同じ問答繰り返してた。向こうもだいぶしつこく聞いてきたのを覚えている。
いやまあ逆の立場だったらそりゃ気になるよね、気持ちはわかる。でも言えないって😭
と、そんな感じです。
唯一「なんで🌸(相手の名前)にだけこんなに言うの渋ってるのかって理由を考えてみ」ってヒント出した(今思い返すとだいぶキモイ、だけど好きバレ狙いたい気持ちもあったので結構攻めてたからそう言う意味では頑張ったねと自分に言ってあげたい)けど全然彼女はピンと来てなかった。
言うのを渋っている理由を「私の知ってる人だからだ!」みたいな感じで言われたり。全然違う人を候補に入れてたり。そもそも好きでもない人とこんな夜通し通話しないし、二人で遊んだりもしないし、その遊びもデート行こうって言い方もただの女友達にしないのに。彼女は自分のことは全く候補にも入れずに話してるから「違うのにな〜鈍いな〜」って思った。でもバレるわけにもいかないから複雑だった。
そして、彼女から「絶対その子は🥕のこと好きだよ」「マジで応援してる」って言われてほんまに複雑だった^_^
また、普通に友達としてしか見られてないかもという相談をしたある男友達にした。2人で遊ぶことを「デート」とさりげなくいってみるのはどう?というアドバイスを貰った。ただの女友達と2人で遊ぶにしてもそんな言い回しはしないからだ。小手先のテクニックではあるが、これは他のコミュニティで女友達にも含め「この作戦どう?」と聞いてみてもめっちゃ好評だった。なので仕掛けてみたのだが、うんともすんともだった。
ということで、好きバレを狙おうにも全く効果が無く、振り回されまくりだった。こういう一喜一憂するのもしんどいけど恋愛の醍醐味だなとか俯瞰して思ったりもした。当時渦中にありながらも感じたが、今振り返っても改めて感じる。
▷通話楽しい
私は通話が苦手だ。理由はシンプル、面倒だからだ。なんならLINEのメッセージ系も同じ理由で得意という認識はない。
そんな人間の私が、彼女とのLINEや通話はめっちゃくちゃ楽しく感じた。夜通しの通話があっという間だった。すぐに時間が過ぎた。不思議なもんです。先述した部分とも内容重なるけども。
でもこれが「好き」ということか、と勉強になった。自分の気持ちに関する学びである。好きな人とだったら通話楽しく感じるんだな~疲れてさえなければ毎回したいって思うんだな~って気づき。
ただ、ちなみにいくら好きな人でも、密に•頻度を高めて返信するのは無理だった。変わらず苦手なままだった。アドバイスを受けてちょっと緩急つけてみたりとかはしてみたけど。けれど、自分と相手の返信ペースは同じだった(たぶん)。一日一か二ラリーぐらいでずっと続いた。なのでその価値観の一致も運が良かったなと思いつつ嬉しかった(結局失恋するけどね)。
▷デミセクシュアルを痛感
これは痛感した。恋愛的には彼女のことを好きになれた。でも逆に失礼かもしれないが、性的魅力は一ミリも感じていなかった。そういう彼女に対しての性的な欲求は全く湧いてこなかった。
私はクラスメイトだったりリアルの女友達にも全員に対して下心が生まれない。どんなに可愛かったとしても、だ。ちなみに、決してカッコつけているわけではない。割と真剣に考えていることだ。そういう自分を受け入れ、理解していても他者より「性欲という原動力が他者と比べ少ないこと」へのコンプレックスは薄々感じていた。だからその感覚がいよいよ掴めるかも、とちょっと期待した。だが、その気持ちはまだ起こらなかった。
デミセクとしての価値観は、上述した過去記事のデミロマの価値観のところで少し言及しています!
▷JPOPの歌詞が超染みる
ちゃんとした恋愛が当社比初めてで、感じる気持ち全てが新鮮だった。故に今まで聞いていたJpopの歌詞に改めて着目すると身に沁み具合が凄かった。共感の嵐。
正直、恋愛の歌多すぎるやろとか思っていた。今までは。ただ、自分は圧倒的に恋愛の頻度が少ない。だからこそ今回、自分の中でちゃんと恋愛できたことで「この密度の気持ちを抱く『恋愛』という営みをもっと高頻度で人は行っている」ことを理解した。そりゃ恋愛ソング多いわけだわ、、、、と納得してしまった。
本当に多々染みた曲はあったがいくつかだけここで沁みた曲の一個を紹介しようと思う。それはMrs.GREEN APPLEの「ロマンチシズム」だ。
歌詞すべてが共感が大前提だ。そのうえで特に「偶然?必然? ロマンスは突然 POPSは新鮮」のとこが衝撃だった。今まさに「JPOPの歌詞が超染みる」を書いているわけだがそれを「POPSは新鮮」という歌詞で言い当てられているのがここまで当たるんだ!?ともはや感心してしまった。
Mrs.GREEN APPLEの「Propose」も紹介したい。「ならばさ なんで 君はなんで 僕の心に触れたりしたの?」は彼女に翻弄されているときに気持ちの代弁をしてくれてるような気がして沁みた。
ファンクラブに入るくらいにはJAM’S(ミセスファン)であるため、それに絞って紹介してみた。
◆おわりに
というわけで、自分には珍しく恋愛して片思いしたのでその経緯と気持ちをつらつらと述べた。題の通り、恋愛は人生を彩るなとそう確信した。やっぱ恋してる方が何事も楽しかったなと思う。それに理由なんかなく、ただただ感情でしかないが。それを今回書いていても改めて感じた。
繰り返しになりますが、これらの文章マジで自己満でしかないのでよろしくお願いします(?)
失恋についても頑張って書くぞ~