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A Thousand Suns
私が初めてリンキンのライブに参加したのは2011年9月、4thアルバム「A Thousand Suns」を引っ提げての来日公演。
このアルバムはリリース当初、それまでの彼等とは一線を画す方向性の曲が多く、戸惑うファン、離れるファンも多くいた。
核戦争をテーマとしたコンセプトアルバムで、曲と曲の間に数10秒〜1分弱程度のインタールードが随所に盛り込まれており、アルバム全体を1曲と捉えたほうが分かりやすいかもしれない。
タイトルは「核爆弾=太陽が千個集まったような強烈な光を放つ」という原子力の生みの親ロバート・オッペンハイマーの台詞を引用したもの。
2011年当時は大震災の影響で原発の問題が浮き彫りになり、原子力のあり方について世界中で議論が交わされている真っ只中。
ツアー自体は震災が発生する前から予定されていたものであったが、彼等が歌っている内容と現実に起こっている社会問題が偶然にもリンクし、
当時高校2年、震災の件もどこか遠くで起きている他人事かのように呑気に生きていた私もこの問題について考えさせられるキッカケとなった思い出深いアルバムです。