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日記 2023.11.24(金)

5時前に目が覚めた。流石に早すぎる。携帯のメモに1ヶ月分の生活費を付けているので集計したり、寝転んだままできる作業をして眠たくなるのを待つ。最終的に9時ごろ起き上がった。

顔を洗って洗濯機をまわし、洗面台のずっと気になっていた不都合を直すことにした。ドライバーを使って大掛かりな作業となるのでずっと重い腰が上がらなかった。でも勢いでえーいとやってみると、洗面台の構造もよく分かって面白かった。不都合もましになった。
洗濯物を干しにベランダに出ると日差しが強く驚いた。大根の皮を細切りにして干しているのだがよく乾きそうだ。
トイレと洗面台周りの掃除をしていたらあっという間に11時半になっていた。朝ごはんとお昼が一緒になってしまったが、昨日の夜ご飯の残りを食べてふぅとひと息。日課に取りかかる。
ずっとずっと前に購入して大切に保管したままになっていた帽子をフリマサイトに出品することにした。細部まで作りが可愛らしくて、お手本にしながら自分でも帽子をたくさん作ったなと思い出す。ネームタグも自分の手で刺繍して作ったり、帽子本体以上に小さな部分をこだわって作っていた。友だちに喜んでもらえるのが楽しかった。今でもわたしの作った帽子をかぶってくれている姿を見ると、丁寧に作ってよかったなと思う。また素敵な生地に出会ったら作ってみたいけれど、今度は生地から手作りしてみたらいいなとも思っている。

朝は紅茶を飲んだのでお昼ご飯のあとでコーヒーを飲んだ。コーヒー豆を自分で挽いていれるようになってから、時々わたしの部屋はコーヒースタンドになる。想像のつばさを大きく広げると、ちゃんとコーヒースタンド気分で一杯のコーヒーを楽しむことができる。お正月には実家でお店を開いてみよう。

昨日の夜、お父さんからメッセージが入る。結婚記念日、お母さんの誕生日が近いのでプレゼントをどうしようかという相談。去年は入院していたりでできなかったのもあってか、贈り物を考えているようだ。当日は夕方までデイケアでお花は買いに行けないというのでディフューザーかブンブンチョッパーはどうかな、と言う。お母さんは出かけることが大好きなので、夕飯を食べに連れて行ってあげるのもよいねと伝えてみたら、結婚記念日の夜はお寿司を食べにいくことにしようということでまとまった。すごく喜びそうだ。
お誕生日はプレゼントでもよいと思うけれどもう少し考えてみてはということになった。プレゼントは、相手のことをどれだけ考えて用意したかがよく分かってしまうものだと思うから、慎重に選んでもよいと思ったのだ。さて、お父さんどうするかな。

15時ごろ外へ出て銀行へ行き、引き落とし分、貯金分をそれぞれ振り分けた。12月は年末でバタバタするかもしれないので、貯金分は2ヶ月分を振り分けておいた。
お給料が振り込まれていたり、普段使うお金を貯めていた口座。毎月、確実に、少しずつ、減っている。1ヶ月に減るお金は大体分かってきているので、あと何ヶ月はゆっくりできるかもしれないな、と呑気に考えてしまう。お金はたくさんを求めればきりがない。わたしは勇気がないから、これまでは貯めたお金をどどんと使うことができなかった。
自分らしく生きる為の旅を続けるために減っていくならば、ゆっくり考える時間をつくるための資金になっているならば、それはそれで有効なお金の使い道なのではないかなと思っている。
銀行ついでに外へ出たのでココアを買って帰った。飲みたかったココア。甘さを自分で調節できるようにお砂糖の入っていないココアを買った。

帰ってきてからすぐに夕飯の支度をしながら洗濯物を取り込んで畳んだ。さらしにくるんで冷凍したご飯、みっちりとくっついてしまって大変なことになっていた。2ついっぺんに解凍するしかなく、大盛りご飯になってしまった。くっついたのを離そうとしてぼろぼろになってしまったので蒸すのも諦めておじやにした。明日のお昼ご飯までありそうな量になって笑った。でも、鳥ささみと梅、冬瓜、ねぎをたっぷり入れて作ったおじやは美味しかったのでたくさん食べてしまった。紅白なますも食べきって、白菜サラダも作った。柿がたくさんあったので、贅沢にスライスして白菜サラダにのせて食べたらとっても美味しかった。また絶対作りたい。

お父さんからメッセージ。お誕生日プレゼントを買いに出かけたようで、ブンブンチョッパーを買った写真が送られてきた。それからお米研ぎ用のザル。今朝、お父さんをちょっと挑発しておいたのだ。
お母さんは夕飯を食べたあとにテレビを観ながらうとうととするのが日課になっている。夜遅くまでそのまま寝てしまい布団に入るのが遅いのだそう。台所のすぐ隣で寝ているお父さんは心配もあるし、眠りも浅いようで深夜に起きてしまう。これについてはこれまでも何度も家族で協議してきた。お母さんに早く寝るように言うのだが、どうしても直らない。やっぱり物理的にどこかに無理があるのだと思った。
遅く布団に入るのに朝はお父さんが7時には朝ご飯を食べたいと言う。結局布団に入って眠る時間が短くなってしまうので夕飯のあとに眠たくなってしまうのだと思った。どうしてもなんとかしたいと言うお父さんに、わたしは2つの方法を提案した。ひとつは夕飯の後片付けと朝ごはんの仕込みを手伝う、もうひとつは朝早く起きることを強要しないで、朝ごはんを早く食べたいのであればお父さんが準備して先に食べる。お米を研ぐザルを買ってきたということは、夕飯の後に次の日のお米を研ぐのをやってみるということなのだろう。今までも同じような提案はしたことがあるけれど聞き流すだけだった。今回はザルを買ってきてすぐに実践しようとしているのだと驚いた。

70歳を過ぎてもいまの生活をよりよくしたいと思い、変わりたいと思っているお父さんをみて勇気をもらった。いつだって変わっていける、そう思うと嬉しくなる。


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