日記　2023.10.3(火)

今日も最高の朝。秋の朝はほんとうに気持ちがよくて静かだ。太陽が強い光を向けてきているので毛布を干した。ベランダに毛布を干すと、向かいの部屋や道からの目隠しになる。カーテンを閉めるのとは違って光は入ってくるから開放的な気持ちのまま過ごせる。
台所のココナッツオイルが固まりはじめていた。少しずつ気温が下がってきているのだなと思った。小さな都会の部屋の中で季節の変化を感じられて嬉しい。

今年は自分へのクリスマスプレゼントをもう用意した。寺尾紗穂さんのコンサートへ初めて行く。ひとりでコンサートに行くこと自体初めてだし、チケットを自ら予約したのも初めてだと思う。いつも思いつき、その場で考えて動くことが多いので先の予定を組むなんてこともあまりしたことがない。2ヶ月後の楽しみを今から用意しておくのもよいなと思った。初めてのこと、やったことないことはワクワクしたらなんでもやってみたい。

まいちゃんと朝から寺尾紗穂さんの話をした。植本一子さんのエッセイを読んでいるまいちゃんは以前から知っていたようで、いつも作業しながら聴くYouTubeのおすすめを教えてくれた。まいちゃんと話しながら、わたしは寺尾紗穂さんの声と、歌詞、メロディ全てに心を奪われたのだと確認した。あまり新しい音楽を開拓することはないが、耳から自然に入ってきて気になったときは立ちどまって調べて聴いている。寺尾紗穂さんもそのようにわたしの耳に入ってきた。合唱曲のようなメロディ、さびしげで安心する母の子守唄のような声。出会った日からいつも耳に寺尾紗穂さんの歌が流れている。いくつかの曲を聴くと感情が湧いてくるような感覚があって、絵を描く時には必ず聴いている。ときどき涙を流しながら描く。ピアノは上手じゃないのに弾き語り楽譜を買ってみた。今度実家に帰った時、母と弾いてみたいと思った。

お昼ご飯を作って食べながらまいちゃんにおすすめしてもらったYouTubeをみた。どこかのコンサートの動画だった。天井の高いホールにものすごく暗い照明が良かった。今度いくコンサートも照明は暗いといいなと思う。

午後からは絵を描いた。まいちゃんと行った葉山の海の絵を描いている。先週はあまり絵が進まなかった。進まない分だけ退屈していた。絵を描くと気持ちが静かに盛り上がり満足感を感じる。自分で自分を励ますような感覚がある。やっぱり下手な絵を、毎日毎日描いていたいと思った。

パスタがなくなったので14時半ごろから外へ出た。今日は光やにおいに敏感な日だったようで、外の光、いろんなもののにおいがつらかった。帰ってルイボスティーを飲んでから部屋を暗くして横になって休んだ。今もまだ頭がジンジンしている。

18時ごろなんとか起き上がり、冷えた身体を温めたくてトマトを入れた豚汁を作った。豚汁を食べたらしっかりと温まった。布団をひいて、早めにお風呂に入った。

明日はゴミの日。ゴミを出してから寝よう。