日記 2024.9.20(金) なにかを変えたい。
朝も少しずつ涼しくなってきている。もうさすがに朝から暑いということはないのかなと思う。10月になれば秋服を着られるようになるだろうか。去年も10月はまだ暑かったのだっけ。
朝ごはんにバナナと昨日作ったチャイを飲んだ。冷凍庫の大きな焼き菓子もちょこちょこ出してつまんでいる。ベリーのジャムが挟んである硬めのスポンジをクッキー生地でさらに包んだ小包みたいなお菓子。隣町のお菓子屋さんのものだ。昔はこのお菓子がちょっと特別で時々頂いたりすると嬉しかった。うちは6人家族だったのであっという間になくなっていたんじゃないかな。ひとりでこれを食べるのはなんだか少しさみしい。
図書館へ行こうかと迷いながら洗濯機を回し、水に浸しておいたお米をうつした土鍋に火をつける。今日はやることが結構ある朝。
洗濯物がたんまり溜まっていた。今日は曇りだけれど雨は降らなさそうでよかった。曇っているので10時ごろになってもあまり暑くならない。ご飯を炊いている台所でも扇風機なしで過ごせた。
こういう時に絵を描いておきたいと机に向かってみた。寺尾さんの歌を聴きながらパステルをとるとどうしてこんなに素直に描けるのだろう。寺尾さんの歌声って、歌声というか話し声のようにわたしに届いている。寺尾さんの話を聴きながらほっとして絵を描いているような感覚になる。寺尾さんとは年齢は近いはずだけれど、なぜだかわたしはいつも、寺尾さんをお母さんのように思ってしまう。寺尾さんに褒めてもらいたい、なんだかいつもどこかにそんな気持ちがある。
午前中のうちに公園の絵を完成させた。うまくいかなかった。でも根気強く粘って完成させられたのだ。よくやった。わたしに声をかける。下手でも自分を罵倒したりしないであげる。これがいまの自分ということをしっかりと確認はする。わたしは一番わたしを見ている、いつもそうでありたい。
お昼ご飯は焼き米でいこう。鉄火味噌、しば漬けもどき、ごま塩、鰹節、らっきょう、根昆布の粉末、紅しょうが、ズッキーニのぬか漬け。とにかく保存食たちをのっけて番茶を注いだ。見た目は美しくはないけれど、まぜまぜして食べるとすごく美味しいのだ。ズッキーニのぬか漬けもすごく美味しかった。あっさりとしていてズッキーニの食感がやわらかくやみつきになる。美味しいにんじんがあるのでこれも食べていこう。千切りにして半分は塩もみにんじんに、もう半分はきんぴらにした。にんじんのきんぴらが本当に大好き。ごま油で炒めてしょうゆとみりんを少したらして鰹節でまとめる。簡単だけれどこんなにも美味しくなるものかと思う。鰹節がいい仕事をしているのだな。あっという間に食べてしまったのでまた作ろう。
冷蔵庫の保存瓶ががちゃがちゃしているのがずっと気になっている。まいちゃんにプレゼントでもらったセラーメイトのチャーミークリアーという保存瓶に統一したいと考える。チャーミークリアーはガラス製の入れ物で蓋も透明。どの角度から見ても中に入っているものが一目瞭然ですごく気持ちがいい。この調べてみると、チャーミークリアーは蓋の密閉度が高いもの(タフ)と普通ものの2種類あり、円の大きさ違いで3種類、さらに高さ違いで3種類の6種類ある。わたしが持っているのはスタンダードな蓋のタイプの胴径10.2cmの800mlのものだった。どのサイズがいいだろうと気になって駅前のスーパーへ行ってみることにした。
今持っているサイズはわたしの手には少し大きめで、冷蔵庫で使うと手が滑ってしまう。スタンダードな蓋のタイプはひっかかりが少ないので落としてしまうこともよくある。一度ザワークラウトを豪快にぶちまけてしまった。胴径8.4cm170mlサイズがお店にあったので手に持ってみるとしっくりきた。密閉度の高いタフシリーズは蓋部分に少し突起があり手が濡れていても滑りにくそう。在庫はひとつしかなかったのでこれを買ってみた。
家に戻り瓶の整理をやってみる。新しく買ったチャーミークリアータフTS3170mlにはお塩を入れて台所の台の上に置いてみた。いくつか重ねたりして使うとすっごくすてきだと思ったし、何よりどこからでも中身が見えるというのが素晴らしすぎる。いいものに出会うと嬉しくなる。
外が暗くなり始めて洗濯物を取り込んだらまだ少し乾いていないところがあった。一日曇っていたからかな。乾かなかったものは部屋の中に吊るしておく。
夕飯はかぼちゃを切っておいたので蒸して食べる。明日は出かけるのでたっぷりお味噌汁を作って明日の夜まで食べられるようにしておく。ごぼう、ズッキーニ、塩もみにんじん、わかめ、お揚げ、豆腐、干し椎茸、干し大根の皮、ゴーヤの干したやつ。蒸したかぼちゃも切って入れたのでものすごい量になったけれど美味しかった。最近ごぼうの入ったお味噌汁が大好き。
小さな台所の改革を始めてみる。何か変えたい、そんな気持ちがずっとあったのだろう。いつもおんなじような生活をしているように見えても、ちょっとずつ変化し続けているんだなと思う。じーっとわたしのことを見ていると食べ物の好みもちょっとずつ変わっていっているのだ。一年前のわたしといまのわたしは食べるものも少しずつ変化している。作って美味しくて定番化したもの、一時はまっていまは食べなくなったもの、作らなくなったもの。そんな小さな変化を見逃さないでとわたしが言っている。
変化はいつも大きなものじゃないかもしれない。髪型を変えたり、お化粧を変えたりだけじゃなく、もっともっと小さなところで変化し続けてみたい。わたしが気づいてあげたらそれでいい、そんな変化を繰り返していく。
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