日記 2024.9.30(月) 扇風機を片付けてヒーターを出す。
ここのところ毎日朝がやけに眠たい。昨日は早めに布団に入って眠ったのだがまだいくらでも寝られそうな感じがする。今日は掃除と実家に帰るための荷造りをしたいので8時過ぎに起き上がった。
顔を洗って目を覚まし、お化粧をしておく。整え過ぎず自然にしたいと思って眉毛を伸ばしている。わたしの眉毛がいったいどんな形になるのか楽しみで毎日観察しているのだがやっぱりすっぽり生えてこない部分がある。
ご飯を炊く。実家に帰ることを考えてそんなにたくさん炊かないようにする。明日の虫歯治療次第で帰る日を決めるのだがさあどうなるだろう。
番茶と梅生番茶を淹れる。梅酢で甘酢漬けにした新生姜を使ったら美味しくできてうれしい。わたしにはやっぱりすこし甘すぎた甘酢漬け。美味しく食べられる方法が見つかった。
足がやや冷える。扇風機を片付けてヒーターを出すべきか迷う。とりあえずナルゲンに入れた番茶で足を温めてみる。じんわりとあたたかい。そういえば去年の冬はナルゲン湯たんぽなるものに辿り着いて大いに活躍したんだった。猫を抱いているような自然な温かさのある湯たんぽは気持ちがよかったな。もうしばらくはヒーターじゃなくてナルゲンを抱けば暖をとることができそうだ。
お昼ご飯のお味噌汁の準備をしておく。干し椎茸、発芽玄米酒かす、わかめ、ドライトマト、根昆布の粉末など入れて水を注いで置いておく。
今日もくもりで雨が降ったりするようだ。洗濯は明日にしてさて掃除をしよう。先週は床の雑巾掛けをしなかったので2週間ぶりの雑巾掛けである。そんなにほこりもたまっていないようだったが拭いていくとやっぱり汚れている。本棚の間や台の上ははたきでほこりを取りったり、段差になっている部分の汚れも丁寧に拭いてみる。「秋の大掃除」と銘打ってしまえば掃除もいつもより丁寧にやってみようかと思える。きれいになって気持ちよく実家に帰ろう。
扇風機のほこりを徹底的にきれいにしたらもう片付けておきたくなった。扇風機を袋に入れて代わりにヒーターを出しておく。前回片付けるときに簡単に拭いただけだったようでちょっと汚れが残っていた。ついでにヒーターの汚れも取っておく。きれいになってすっきりした。
トランクを出して実家に持ち帰る荷物を詰め始めた。前回少ない荷物で帰ったのがすごく気持ちがよかったから今回もできる限り荷物は少なくしてみたいと思っている。お父さんとお母さんに渡すもの、実家でやってみたいことに必要なものを先に詰めていく。
お昼ご飯の前に買い出しに出ておく。部屋の中を隅々まできれいにしたから出かけるときに玄関のほこりが気になった。ここもついでにやっておこう。
玄関のほこりを外に出して廊下も履いてちりとりでゴミを集める。集めたゴミは枯れ葉や土埃だけだったので一階の庭の脇の土の上に放った。自然に還ることのできるゴミはいいな。
トイレットペーパーを買いに行ったスーパーでセラーメイトのチャーミークリアーが入荷しているか確認してみたら全サイズ揃っていたのでひとつ買った。ひとつずつ買い揃えていくのが楽しい。お父さんに、今年のお母さんへの誕生日プレゼントはこの保存瓶がいいかもと提案してみようかな。台所にあるものはみんながすぐに分かる方がいい。上からも下からも、どこからみても中に入っているものが分かるこの瓶は本当にすごいと思う。その良さは使ってみてうなるほど感じる。
焼き芋の季節になったので野菜コーナーにある焼き芋の機械の中からひとつ紅はるかの焼き芋を買った。一昨年だったか焼き芋の美味しさに目覚めたときに最寄駅の焼き芋は色々試した。八百屋さんの焼き芋も美味しいけれど、駅前のこのスーパーの焼き芋は一番安いのにちゃんと美味しい。よく売れているからかかぴかぴになっていないのもいい。
いつもの大好きなお菓子黒豆せんべいを買うために別なスーパーへ。ここはいつも特価で安くなっている。お惣菜のコーナーで鶏の揚げ物を手に取ってしまったが、お肉のコーナーでささみが安くなっていたのでそちらを買うことにした。お惣菜を買うよりも全然安い。お味噌汁に入れよう。
産直市場で白ナスとお水を買って家に戻ってきた。お腹が空いた。大根、にんじん、ゴーヤ、冷凍してあった鞍掛豆と冷蔵庫にある野菜をたっぷり使ってお味噌汁を作る。鶏のささみもそぎ切りにして入れたらものすごく具沢山で贅沢なお味噌汁になった。塩トマト、大根おろし、かぼちゃの煮物、今朝炊いたご飯。いただきます。
ご飯に鰹節とおしょうゆをかけて食べたくなってやってみたらものすごく美味しくてびっくりした。なんだか懐かしい。小さい頃弟とよくご飯のお供について研究した。マヨネーズとおしょうゆの組み合わせがわたしは大好きだったけれど、鰹節とおしょうゆをかけただけのご飯も最高に美味しい。ほかに何にもいらない。ご飯だけで何杯でも食べられそうだ。
夕方ふと思い立ち、解体したスリッパのムートン部分を使ってぬいぐるみを作り始めた。2年ほど履いてボロボロになったスリッパのムートン部分だけ取り外して保管しておいたのだった。元住人の愛兎の色に似ていてなぜか捨てられなかった。それならいっそうさぎのぬいぐるみにしてしまおう
と思ったのだった。
どうやらわたしは立体を作る作業がすごく好きみたいだ。スリッパから取り外したムートンの形を利用してちくちく縫っていくと胴体部分が姿を現した。小さな可愛いうさぎはすでにかわいい。頭の部分もちくちくと縫っていたらいつのまにか外は暗くなっていた。電気をつけず、台所に座って作業していたら針が見えなくなってきたので今日のところはここまでにすることにした。満足。
焼き芋をおやつに食べたのであんまりお腹が減らなかった。買ってきた白ナスの袋に書いてあった"オリーブオイルを敷いて塩こしょうだけで美味しい"とのコメントが気になったので夕飯は白ナスと鶏のささみを焼いて食べることにした。
大きな白ナスを銀杏切りにしてオイルを敷いたフライパンで焼いていく。塩こしょうをして食べてみると皮もやわらかくとろとしてすごく美味しい。書いてある通りシンプルに食べて美味しい、お肉のように食べられるナスだった。白ナスが大好きになりそう。鶏ささみはそぎ切りにして塩こしょう、片栗粉をまぶして焼いた。久しぶりにクミンを使いたくなったのでクミン風味に仕上げたらこちらも美味しくできた。
秋の大掃除をしてすっきりした部屋を眺めながら絵を描く。拾った石の絵がまたひとつできた。掃除をした日は特別に気持ちがいい。また新しいことも始めてみよう、そんな気持ちが湧き上がってくる。
小さなことを見て見ぬふりしないで気づいていけたら、少しずつでも前に進もうとしているわたしがいることがちゃんと分かる。三歩進んで二歩下がっても、一歩進んでいたら十分よくやったと言ってあげよう。