日記 2024.7.4(木) その瞬間に動く。
昨日の夜は興奮してなかなか眠れなかった。なぜだかは分かっている。昨日ものすごく久しぶりに美容室の予約したからなのだ。
前回美容室に行ったのは2023年の3月22日。ちょうどWBCの決勝戦の日だったのでよく覚えている。優勝の瞬間はちょうどシャンプーをしてもらっていて白い不織布を顔にかけられていた。1年と3ヶ月ぶりの美容室。ああなんだか気分を変えたいと思った瞬間美容室を予約した。こういうのはほんと勢いがないとできないから思いついたらすぐにやる。じめっとした暑さの中、道路脇で立ったままメールを入れた。予約してしまえばもうこっちのもの。面倒くさくてもちゃんといくのがわたしだ。カラーはしない、カットとトリートメントのみのメニューにした。さて髪型はどんなにするかと楽しみになってきた。昨日は布団に入ってからもいろんな髪型を見て想像を膨らませ夜更かししてしまった。
今朝は5時に目が覚める。暑いと思いながら起きた。クマたちをみんな抱いて眠ったからかと思ったけれど、昨日の夜から気温はあまり下がっておらず26度くらいあるようだ。もう涼しい朝は楽しめないのか。昨日もっとゆっくりと涼しさを味わっておけばよかったと思いながらエアコンを付ける。
お弁当を作る。今日もニラの卵焼きを作ろうと思ったら卵が無かった。昨日使い終わったのを忘れていた。残念で3秒ほど呆然としてしまった。気持ちを切り替えインゲンとズッキーニをオリーブオイルで炒めていく。塩、こしょうとクミンも加えて食欲がそそるように仕上げる。蒸した玄米の上に紫蘇ジュースの紫蘇で作ったしっとりゆかりを広げ、インゲンとズッキーニのクミン炒め、紅しょうが、ぬか漬けのきゅうり、ザワークラウト、ミニトマトも入れたらお弁当は完成。なんと単純なお弁当なのだろうと思うけれど、わたしの食べたいものばかり。ちゃんと満足すると知っている。
今日も相変わらず退屈な授業、まともに話を聞きながら受けているとくらってしまうので教科書を見ながら最初は自分で進めていくことにしている。やっぱり自発的に学ぶと吸収が全然違う。先生の話などよく聞いたりしているとちょっと訳がわからなくなってくる。自分でやってみて分からないところだけ先生の話を聞く。まずは自分でやってみるというのは本当に大事なことなのだと実感している。この方法を試すようになってからずいぶんと気が楽になった。
今日は午前中のみの授業。午後はキャリアコンサルティングという時間でわたしの順番は14時からとなっている。教室でお弁当を食べたりして時間を潰す。お弁当のあとはワンピースのまつり縫いの残りを取り出して縫っていく。あっという間に完成してしまった。静かに完成の喜びをかみしめる。明日美容室に着ていくことができる。
いつもよりも早い時間に帰れるのでこんな時は区役所の手続きにいく。年金、区民税、国民健康保険の窓口で手続きとよく分からないことを聞いてみた。すっきりした。
明日のお昼ご飯はタコライスをお弁当にしようと思いついたので帰り道にタコライスに乗せてみたい具材を探す。アボカド、ミニトマト、ロメインレタスが安くなっていて買った。産直市場のレジに並んでいたら平飼い卵の半額シールが目に入りそれも思わず買った。賞味期限は明後日だったけれど卵の賞味期限はわたしはそんなに気にならない。今日はなんだかついているな、嬉しくなった。
ただいまとドアを開けると最初に暑くてもわっとした空気が迎えてくれる。いつもいる小さな蜘蛛がわたしの気配を感じ取りぴょんぴょんとどこかへ去っていく。クマたちと保存食にただいまをしていく。冷蔵庫からザワークラウトを取り出して常温に戻す。冷蔵庫だとなかなか発酵が進まない気がするのでわたしがいる時間はなるべく常温にして発酵をお手伝いしてみたい。買ってきたものもそれぞれの場所へ置いたらさてさて紫蘇ジュースタイムといきましょう。炭酸で割った紫蘇ジュースをぐびっと飲むとしあわせな気持ちで満たされる。本当これは一日のご褒美なのだなと感じてじーんとする。
夕飯はお味噌汁と玄米。今日はアボカドがあるからなんだか豪華だ。アボカド半分とロメインレタス、豆腐、海苔をちぎってサラダにして食べる。実ざんしょうのしょうゆ漬けをかけたらすっごく美味しくて食欲がでた。今日もわたしの作ったものに囲まれて、わたしの作ったものから元気をもらう。なんとも言えない安心感が部屋中に広がっている。
数年前までわたしは自分の作ったものを好きだと思うことができなかった。自分の作ったものを信頼していなくて愛着も持てなかった。友だちのためにたくさん帽子を作ったりした時期もあった。すごく喜んでくれてうれしかったけれど、それは相手の喜ぶ姿がうれしかっただけだった。今ではそんな自分がいたことがとてもじゃないけれど信じられない。
わたしはいま自分のことが大好きで自分の作ったもの、選んだもののすべてが愛おしい。安心は自分の中に作っていくことができるとしっかりと実感できている状態だ。この安心をこれからわたしはもっと広げていきたいと思う。どうやったらできるだろう、わたしはずっと考えている。
美容室に行こうと思ったのには何か意味があるような気がしている。