初めての採卵
今年の7月末、無事初めての採卵を迎えることができました。
体外受精を決めて、ここまでくるまで半年以上。
何度も体外受精すらできずに諦めることになると覚悟していました。
正直嬉しくて痛みの恐怖は不思議なことに無くなっていました。
それよりも仕事の休みはうまくとれるのかの方が不安でした。
採卵日だけ、午前中急遽お休みを頂きました。
あとは、夕方家に帰って夜病院に注射に行きました。
自己注射はなく、全て病院で卵胞チェックしながら注射。
D20前後にまとめて休みをとっていたものは無駄に終わり
育つのが遅く、注射で育てD25で採卵となりました。
迎えた当日の朝、緊張しながら採卵室へ
カーテンで仕切られたベットの上で着替えて待機することに。
すると隣の部屋から女性の痛みをこらえる声が。
そして車椅子?かベットか自力で歩かずにベットに到着した模様。
そんな痛いの!?と一瞬恐怖心が。
順番がくると、あっという間に進んでいき無事終わりました。
私の感じた痛みですが、今回1個のため無麻酔でしたが
針が刺さるチクッという感じでほぼ痛みは感じませんでした。
「え?これだけ?」と少し拍子抜けしました。
なんなら坐薬や採卵の前の洗浄が私は辛かったです。
痛いより気持ち悪さで早く終わってと思っていました。
結果は、無事1個採卵できました。
とれても空砲かもとか、そもそも私には卵が育たないと
思っていたので妊娠してないのにもう充分と思えました。
普通は何個もとれるようですが、私の年齢や状況から考えて
1個取れたことがとても貴重でした。
今までできない無理だと絶望感を感じることが多かったのですが
採卵を過ぎると、なぜかありがたいことだなぁと思うことが多く
気分が変わったのが不思議でした。たかが1回しただけなのですが。
普通の人は妊娠が達成感なのでしょうが、私には採卵が達成感でした。
妊娠できるのが一番かもしれませんが、いまはそこにこだわっていません。
むしろ不妊治療できてることがありがたいなぁと思えてきて
私の人生で子供を持ちたいと思うことがそもそもの幸せだなと思うのです。