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地産地消の独立電源 Cappa 前編

ひろエネです。
今回は【地産地消の独立電源】Ibasei Cappa という話をします。
「ローカルエネルギーに興味を持ち始めた」という方には、きっと参考になるかと思います。

突然ですが、下の写真、何だか想像つきますでしょうか?

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実はこれ、軽水力発電機 なんです。変わった形をしていますよね。

私は、これまで 水力発電=落差式 が常識だと考えていました。
これは 流水型 の発電機に分類されます。


■発電機のカタチとシステム

◎名称:Cappa(カッパ)
◎本体:重量57 kg、幅約83 cm、奥行き約77 cm、高さ約66 cm
◎設置条件:水深50 cm以上・水路幅1.1~4.5 m・流速1.5~2 m/s
◎特徴:
・大人2人で設置ができる
・自然環境を破壊する大きな土木工事は不要
・使用後は100%リサイクルが可能
・天気に左右されず、稼働率ほぼ100%
・モデル水路で160 Wの発電能力
・グッドデザイン賞2013

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かなり小型ですよね。
私も実際に触ったことがあるのですが、本当に2人で持ち上がってしまいます。

設計、製造は株式会社 茨城製作所(Ibasei)が行っています。
私は、2回ほど見学させていただいたことがあるのですが、まさに「まちの中小企業」といった感じでした。若者から定年っぽい方まで、雇用に関してはお優しい雰囲気がありました。

彼らは、Cappaで発電した電力の売電を推奨していません。
地域の水資源を地域で消費する「地産地消の独立電源」としての利用を想定しています。
ここが私の好きなところでもあります。
次回の後編では、Cappaの導入事業の紹介をしたいと思います。

                     任意団体「ひろエネ」 すずめの


参考文献
・株式会社茨城製作所ウェブサイト: http://www.ibasei.jp/
・READYFOR 小さな川でも、水力発電。ネパールの村に明かりを届けたい: https://readyfor.jp/projects/akari
・Good Design Award: https://www.g-mark.org/award/describe/40229

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