藤井7冠

 　将棋の藤井竜王に佐々木勇気八段が挑戦中の七番勝負、第五局が一昨日、昨日（27，28日）の二日間で行われ、藤井竜王が完勝して対戦を三勝二敗とし、防衛まであと一勝とした。
 
　初日、後手の佐々木八段が序盤で振り飛車模様も見せるなど、定石を外そうと試みたが、先手の藤井君が的確に対応して隙をみせない。二日目の昼食休憩時には藤井優位が見えてきた。竜王戦はお互いの持ち時間が8時間、佳境に入ると一手30分、1時間かけることが当たり前で、中継の解説者も時間を持たすのに苦労する。なかなか進まないので、今のうちにとピーコックに散歩兼買い物にいって時間をつぶして戻ってくると、将棋の方は3手ほど進み、藤井君の優位が拡大していた。最後は見事に寄せ切って、夕方に勝負がついた。藤井君が序盤から終始リードして完璧な差し回しだったが、佐々木八段にもこれと言ったミスがあるわけではなく、圧倒的にレベルが高く、見応え充分だった。
 
　今年度の藤井君のこれまでの成績は23勝8敗、勝率0.742、タイトル戦が主体で相手は一流棋士ばかりであり、立派な成績だ。それでも8年前のプロ入り以来、毎年の勝率が常に8割以上という驚異的な成績だったので、若干物足りない気もする。
 
　竜王戦の第六局は12月11，12日、ここで藤井君が勝って4勝2敗で防衛する・・・・予定。1月からは王将戦7番勝負で永瀬九段の挑戦を受ける。これも二日制、藤井君が防衛する・・・・にちがいない。色々あるが、来年4月に予定される叡王戦で伊藤匠君から叡王を取り戻して、再び８冠になるのが、（私の）予定。それまで藤井君は恋愛禁なのだ！