美人社長
2011年10月の日記です。
大分の販売会社の女社長が始めて当社に来て、
昼は工場見学と打ち合わせ、夜は築地で会食だった。
仕事は担当者が対応し、夜の会食で始めて顔をあわせた。
販売店のなかには女性の社長がもう1人いるが、
還暦近い熟女であり、見かけも態度も貫禄充分。
ところが、今回の女社長は顔を合わせてびっくり、
30代の妙齢(?)であり、やや太めだが、それなりにバランスを保ち、
週刊誌でいう美人社長の範囲には充分に入っている。
元々、お父上が興した会社を遺言で受け継いだとのことだが、
最近まで一介の事務員をしており、いきなりの経営者には
本人も周りも戸惑っているようだ。
態度、仕草、話す内容も、とても社長とは思えず、
普通の若いお母さんであり、実際に小学校4年生の娘がいる。
なお、夫殿とは別れているとか。
日常の実務は、一緒に来た50代とおぼしき
営業部長が仕切っているようで、
仕事がらみの会話は、部長殿が主体だった。
経営者の有り様の話になると、部長殿が、人を使うのには4通りある、
などと訳の分からぬことを言い、
あたかも保護者の様相だが、女社長はただ黙って聞くのみ。
東京に出てきたのは20歳の短大生の時以来、
17年ぶりとのことだから、御歳37歳と判明。
3日間の旅程には、はとバスツアーも一日入れている。
一代で興した会社の95%が、2代目で消えるそうだが、
大体は2代目の勘違いに起因している。
お付き合いのある2代目社長を見ても、殆どが、
苦労を知らない故の容量不足で、とても統率力があるとは思えない。
彼女のように我を張ることなく、先輩の話を素直に聞くほうが、
結果は良い・・・かもしれない。