破壊
「破壊」
破壊の破は破るという事
我が物顔を皆、裂いて切って破いて自分が行きたい場所へと進む
無能な平和を破り、この静けさを打破するサイレンを鳴らすのだ
同志探しはその後だ。大丈夫、君は一人じゃない
肺に盛大に空気を詰め込み破れる前に雄叫びを上げろ
破いちゃいけぬものもある見極めろ
破壊の壊は壊すという事
風邪を引き、熱を出し、生活は壊れる
汗を出し風呂にも入れず体は壊れる
異臭を放つ滑稽な姿を過して分かった事がある
壊した或いは壊れた今、それこそがチャンスだという事を
大体、幸せに生きている奴の言葉に何の魅力がある?
綺麗なものは皆が羨み、祭り上げる
けれど汚いものは皆相手にもしないだろう
固定概念こそ最大の天敵だ
破壊とは紛れもない進化なのだ
破壊に破壊されるものも少なくない
中途半端なやつは破壊を選ぶな
おかしな姿になってしまうぞ
羽化後の成虫、名画を書き上げた画家
喋りを極めた漫才師
あのマザー・テレサもそう
平和の先に破壊があり、破壊の向こうにまた平和があるのだ。ただの平和は何も生まない。