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素の自分とは
お別れをしました。
2ヶ月の記録更新ならず。
自分でも情緒がおかしくて感情を理解できていない。
気付いたら3週間ほど経っていて、少し落ち着いた気もするけど、それは珍しく仕事をしたり、誰かと会ったり、話を聞いてもらっている間だけで
家に着いて、ふと1人になると絶望と寂しさ、やるせなさなどがぐちゃぐちゃと混ざった感情に襲われる。
毎日お酒を飲んだ。思考力を鈍らせるため。
距離を置いて1週間、私は自分と向き合って猛省してやっと前を向いて、自立して心の余裕を広げて、ちょうどよく居心地のいい距離感を保っていこうと思えたのに、
彼はぴしゃり、
仕事に集中したいと。
仕事に真剣に向き合って自分の時間も犠牲にしてしまうほどの人だっていうのは知っていたけど、そんな切り捨てられ方するなんて思ってもなくて混乱した。
私が思い悩んだ末の決意と今後の方針と、彼の出した決断の方向が全く異なっていた。
びっくりするくらい血の気が引いた感じがして、しばらく言葉が出てこなかった。
距離置くきっかけになった話し合いの最後には、いい方向に考えていきたいと言っていた。
今まで元カノとは縁を切るタイプで、一度価値観のすれ違いあったら、別れる方向に気持ちが持っていかれてしまうと聞いていたからこそ、
心のどこかで私は違う、そんな簡単に決断を下してほしくない、もっと寄り添ってほしいと思ってしまっていたし、そんな自信がなくて怖かったからこそ思い込みたかった。
きっと、相手に求めすぎないという決意なんて実際は出来ていなかったのだろう。
また私は言葉を良いように勝手に思い込んで、セーブするはずの過剰な期待を持ってしまっていた。
彼の言い分としては、年末から仕事が忙しくなる気配は出ていて、それでも毎週予定を空けていた。
でも、仕事だけに集中して打ち込んで結果を作った経験がなく、どこか中途半端だった自分に劣等感を感じていて、
その経験を得るために、波に乗ってきたこの調子で一度本気で仕事に向き合いたいと、
連絡をとっていない1週間で、腹が決まったという。
私は仕事に向き合ってほしくて距離を置いたのではないのに、きっかけを作って気付かせてしまった。
私を苦しめたくないから早めに伝えたという言い分も分かるようで分からない。
それは優しさなのか、逃げなのか、そこまで好きじゃなかったのか、色んな想像が溢れて絡まる。
そして彼は、恋愛関係がなくなっても、今後も私と会えるんじゃないかと思っているから、別れるという決断ができたと言う。
???
都合がいいと分かっているし、〇〇(私)が良ければの話だけど、とは言うけど、
きっと、
「私からは別れを告げることはないと思う」と、以前言ってしまったから、そうやっても離れないと思い込まれているのか、舐められているのか、、
別れもそんな提案もされることも予想してなかったから、
初めはすごく戸惑ったのだけど、その発言さえも嬉しいと思ってしまう自分の弱さに自己嫌悪する。
〜〜
そもそもこんなに惹かれてしまって、離れたくないと思ってしまう要因。
それは、努力して変えた自分の内面に、初めて真っ直ぐと向き合って全肯定してくれて、好感を持ってくれた人だったから。
嫌われるのが怖いから、自分の意見や気持ちを押し殺して、相手に合わせて自分を作っていい子ちゃんを演じるのが癖だった。
結局誰ともいい関係は築けなかったし、良いように使われて大事にされなかったし、そんな弱い偽りの自分が大嫌いだったから、
ここ1年で、自分の考え方と人との関わり方を変えようと思った。
相手の言いなりになるんじゃなくて、自分の意見をしっかりと持って伝えることと、仲良くなりたいと思える人たちには、恐れずに自己開示をして信頼することを心がけた。
でも、まだ努力して意識している時点で、それは素の自分ではなく、結局奥底の部分は変わっていなかったのかもしれない。
芯の通った意見を持った強い自分が、彼には刺さると思って、また演じていたのだ。
嫌われたくなかったから、その人の特別になりたかったから一生懸命で、そんな自分にも気付けなかった。
〜〜
文章にすればするほど考えは纏まらないけれど、
予想もできなかった彼との早い別れへの悲しみと寂しさとともに、
昔の自分でも今の自分でもうまくいかない対人関係に、自分を見失っている。
本当の自分って何なんだろう。
これからどうやって人と関わればいいのか、
こんな私が誰かと(上部や偽りじゃなく)分かり合える未来はあるのだろうか。
たかが2ヶ月でと、自分でも笑ってしまうけれど、
居心地の良さに開ききってしまった心をどう消化していけばいいのか。
こうなるなら初めから出会わなければよかった。
誰にも期待せずに、楽しめるときだけ楽しければいい、そんな諦めの人生のほうが、感情が一定で疲れない。
誰か1人に抱えきれるほどの、さっぱりした性格ではないから、
いろんな人に分散して浅い関係を続けることでしか、
平静な自分を保てない気がしている。
彼と出会う前以上に、思考が拗れてきている。
こんな状態で、元彼と友達になんてなれるのだろうかと、変わらない現状に焦りつつも、縁を切る勇気なんてない。
ウジウジと繰り返し考える毎日から逃げたくて、
以前の人たちに会ってはお酒を飲んで逃避する夜を過ごして、
平日と休日の境目も無くなっている。
別れ話の光景が焼きついて呪いがかかったような自宅から逃げたくて、
別れた2日後には、引っ越し先を決めた。
いよいよ引っ越しの準備を始めなければいけないのに、
思うように動けない精神状態の自分がアホらしい。
今日はバルサンをしただけ誰か褒めて欲しい。
相変わらずの逃避の1週間が始まる。
前を向ける気配などなく。